ゾロアスター

                   なぜ彼らは人の形、それも人体の理想型を

                     模して作られる必要があったのか。

               人間は何故こうまでして自分の似姿を造りたがるのかしらね

                  『〝INNOCENCE〟―――ハラウェイ鑑識課検死官』






―――≪人物≫


自身の研究の為に、〝上質な器〟を求める謎の男、神出鬼没で、様々な場所に現れては、器を探している
器とは、自身が造りだす、様々な魔導科学の入れ物にするための、上質な肉体の事であり、良く墓地に現れる
特にB.O.W(有機生命体兵器)と、魔導人形の研究と生産には、熱心に取り組んでおり、それを使っての戦闘も行う
性格は、その容姿に反して、普通だが、どこか空虚で、淡々とした口調で言葉を並べ、非常にマイペースである
ある存在に眼付けて、それに見合う器を、現在は探している
魔導師の為、魔術を扱って、自ら戦闘も可能だが、ほとんど自分では戦おうとしない
そして、不気味な事に、血液は、まるで墨汁のように、暗黒を具現化したように、真っ黒に染まっている
研究の過程で、自身の肉体をも改造し、人ならざる存在へと堕ちてしまったのかもしれない

〝魔導要塞 ジェネシス〟攻略戦において中枢の守護にあたりラッシュ・ワンスドックと交戦する
様々な変化をしラッシュを苦しめるが、頭部の〝黒い石碑〟が弱点であることを看破され、最期は朱いエネルギー波で粉々に破壊された
だが消滅の際、何やら意味深な言葉を残していった。

―――≪容姿≫


【顔どころか頭全体を、鴉を象ったような鉄製の仮面で多いつくした男】
【全身は、同じく漆黒の、襟元に鋭い鉄の棘が装飾された襤褸布のようなローブで覆い】
【両腕を拘束するかのように黒いベルトが×の字状に巻かれており】
【足は刺々しい脚甲で覆った、闇を体現したような190cmあまりの長身の男】



―――≪創造物・装備・術≫


≪黒い石碑≫
ゾロアスターの頭部に埋め込まれている正体不明の物体。それ自体が凄まじい魔力を持っており
ゾロアスターと融合した事により肉体の液状化、高速再生、魔獣の精製など様々な効果を齎すが、石碑自体が攻撃されると全てに異常がきたす
だが石碑が破壊されない限りは無限に再生を続ける正真正銘の怪物である。

≪邪柩/フォロウ≫

ゾロアスターが装備している聖遺物であり、強力な魔導霊装、さらにそれに科学技術も取り入れている
外見は、光沢のある、〝邪悪の樹/クリフォト〟が刻まれた漆黒の柩であり
それ自体が高い魔力を帯びており、並の攻撃では全く傷が付くことがなく、盾としても使用されている
また、普段は地中に潜っており、使用者の合図と共に、一定範囲内の地中から出現する
霊装としての力は、その柩の内部に、亜空間が広がっており、そこに様々なモノを収納できる
さらに科技術が加わった事により、柩の内部がバイオプラント化しており、B.O.Wが創造される
欠点は、地中から召喚する際は、必ず使用者の肉体がこう着してしまう所である





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最終更新:2013年02月25日 18:22