欄干橋 密


ランカンバシ ミツ

欄干橋   密


容姿

身長147cm。体格は細身で体付きはなだらかだが、引き締まった鍛えられた体付きをしている。見た目は14,5歳程。
毛先が腰を覆うほどの薄い銀髪の長い髪を持ち、右の側頭部で結ってワンサイドアップにしたものを更に三つ編みにして毛先を黒いリボンで結っている。
これは願掛け程度のものだが魔術的な意味合いを込められており、また、刀は構えたとき通常右半身が前に来るため右眼に髪が掛かり視界の邪魔になるのを防ぐ目的もある。
顔立ちはまだ幼さを残しつつも同時に鋭い目つきと犬歯を持つため凶悪そうな雰囲気を有しており、どこかアンバランスな印象を持っている。顔立ち、目鼻立ち自体は整っている。
顔には右眼の上を縦に大きく通る刀傷があるが、瞳自体に傷ついていない。凶悪そうな顔つきと幼さの残る顔に大きな傷跡がより凶悪さとアンバランスさのあるものにしている。

服装とアイテム

漆のように真っ黒なセーラー服に血のように真っ赤なスカーフ。スタート丈は膝下。
黒のタイツと黒のヒールの低いパンプス。
腰にホルダーの付いた黒のベルトを巻き、そのホルダーに刀を差している。刀の銘は『孤峰』


来歴

他の世界からやってきたストレンジャー。元の世界では討魔師という役職を持っており、長い歴史を持つ討魔師の一族の中でも屈指の才を持っていたが、妖魔にも効く近代兵器の台頭で個に等しい討魔師の技は全時代的なものと見做され時代の隅に追いやられていた。
幼少の頃から血反吐を吐いて会得した技を振るう機会がなく、自身の存在に疑問を持ち始めた密が件の近代兵器を構えた部隊に刃を向きかけたとき、密という存在はその世界から消えていた。


討魔師の力と技

剣術と剣気を利用した技を以って跋扈する妖魔を討ってきた一族の力と技。
一族は何振りかの刀を引き継いで使っており、その刀には封印された強力な妖魔の力とその刀に斬られた妖魔から溢れた力が染み付いている。
その刀に宿る妖魔の力とも言える力を妖魔を討つ力として行使する。その力のことを一族は剣気と称し、五行に大別し利用した技を操る。
剣気の行使には肉体に影響が出るほどの気力を消費する。

ーー土(土行)の剣気

基本であり始まりである剣気。刀に宿った妖魔の力を引き出し自身へと纏わせ適合することで剣気とする行。
この適合が高いほど刀から力を引き出すことが出来る。密はこの適合がとても高く刀に封された妖魔の声を聴くことが出来るほど。
この妖魔の声を聴くというのは高すぎる適合を示すものであり、行使者に害のある影響を及ぼしかねないため本来は禁忌なのだが、密は幼い頃からそれを本能的に察しそのことをひた隠してきた。

ーー火(火行)の剣気

剣気を纏っているものを強化する行。身体であれば身体能力を強化し、刀であれば頑丈にし切れ味を上げる。

ーー水(水行)の剣気

剣気を纏い身体のような外面ではなく感覚のような内面を強化する行。纏った剣気は行使者と適合しているため剣気自体が感覚と繋がている。
適合の高い密は第六感めいた感覚を発揮するが、それだけ刀の中の妖魔に感覚的に近づくということであり、それがどれほどの影響を見せるかは定かではない。

ーー金(金行)の剣気

剣気を凝固させ物質的に扱う行。攻防に利用でき刀に纏った剣気に行うことで刃長を延長させたり、刀の切断力を無効化させたりといった使用法がある。また高圧縮させた剣気の開放による加速力の取得と行った使用方も出来る。
凝固した剣気は曇りガラスのように通常の視覚で捉えることが出来る。

ーー木(木行)の剣気

剣気に拠って自己治癒力を高める行。但し軽い擦り傷などならともかく即効性のあるものではなく、痛覚などを麻痺させ無理やり動かしてしまうというのが主な使用法。


《閃空》

金の剣気を利用したもので斬撃を飛ばす。また切れ味を持たせずに飛ばすことも可能。

《五剣ノ型》

金の剣気を利用したもので最高四振りまで自身の周囲に剣気を凝固させた刀を造り出し、それを操る。
閃空程の射程はない。

《無明ノ型》

元は三段突きと呼ばれる突き技を昇華させたもの。この一族が受け継いできた三段突きは突きの要訣を高め、相手が攻勢に出てようが守勢に構えてようが、必ず三段の内に射貫くという彼我に於いて決死の態勢で放つというもの。
突きは切っ先から目標まで最短の軌道を描き動作も小さいため必中の技とも言えるが、直線的に進む力は横からの力に弱く、打ち終わりに隙となる箇所も多いいため死に技とも呼ばれているが、三段の突きを一つとし一つの死に技とするのが一族の三段突きである。
戦場に於いて気勢が乗り戦闘への没入感が最高潮まで上り詰めた時に使用可能なもので、五行の剣気やそれらを利用した技をより高い剣気,精度を以って扱えるというのが、三段突きを昇華させたのが無明ノ型である。
肉体面,精神面ともに於いて負荷が高い。

《一ノ型》

無明ノ型使用中のみ使用できるもの。無明ノ型の元の三段突きの最終形で"一は全、全は一"の理を利用したもの。型ではないと伝承されているが使用できた者が少なかったため正確には計ることはことはできない。


性格

己の剣を振るう先を求めて最後は護るべき人間にその刃を向きかけたので、とても好戦的。孤峰との適合が高いのは偶然ではなく、生まれ持ったこの特性故であると思われる。
レアステーキとか生焼けの肉が好き。僕っ娘。

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最終更新:2019年04月13日 17:04