始めましてだね 、 おいらは " 色操師 " ・ ハルトマン、" 色喰い人 "の末裔なのさぁ――
容姿 ――"looks"
寝癖のヒドい黒髪に、申し訳程度の無精髭が生えている、長身猫背。
服装は常に季節外れで、風土に見合わぬ格好をしており、一言に言えばダサい。
どんな時も、可愛らしい熊の絵が描かれた手提げ袋を持っており、天気予報を信用しない男でもある。
生い立ち ――"history"
かつて、人間を嫌い、人間をやめ、魔海へと入っていた一族"色喰い人"の末裔。略称は"ハル"。
博愛主義者である彼は、一族の中で最も理性を制御する術に長けており、魔海を出て、人間に溶け込み、人間の様に生活している。
彼はその種族としての特性を利用して、"色操師"となり、世界中を旅している。趣味は散歩(と称した徘徊)。
"色喰い人" ――"color eater"
色を喰う術を得、人間の様に無闇に生命を殺める事を避け、色を喰って生きている内に、
いつしか人間から完全に派生し、『異形』となった一族。
人間が肉を食らい、葉を食むのと同じように、彼らは色を食い、それを栄養として生きていくことができる。
また、人間が脂肪を溜め込むのと同じように、彼らは余剰分のエネルギーを"色素"として体内に備蓄しておくことができる。
"色操師" ――"spectrer"
色を操作する術を体得した、色に関する専門家。
存在自体はあまり有名ではないものの、"色の標"と呼ばれる印によって、
世界中に巨大なネットワークを形成している。
ハルトマンのように、自身の名前と組み合わせて名乗る者も居る。
"色喰い熊" ――"the bear eat the color"
"色喰い人"と同様の進化を遂げた、魔海に棲む熊の一種。
ただし、彼らは食糧難を解決するために、色を食うようになっただけであり、"色喰い人"の様に生命を尊重したりはしない。
それ故、空腹時には、そのモノ自体を消し去ってしまうほどの勢いで色を食い尽くしてしまう。
また、彼らの中でも、特に知能に優れた個体は、訓練によっていくつかの能力を獲得できる。
その習性と合わせて、一部の"色喰い人"によって護身用に飼育されている。ハルトマンの飼育する個体の名称は"ヒメ"。
先天 ――"innate"
"色喰い"
―― モノをその口に含む事で、そのモノの色を"喰う"。
色が喰われたモノは、色を失い、完全に透明になるとそのモノはこの世界から文字通り"消滅"する。
ただし、生物などの、自身の色を維持できるモノを完全に喰ってしまうのは難しい。
"『異形』"
―― 一応、彼も魔海に潜む『異形』である。
それ故、彼は一般的な人間よりも、やや高い身体能力を持っている。
後天 ――"acquired"
"色操師"
―― 色に関する術を操る技術。基礎技術として、色の抽出・供給が行える。
彼が今のところ使用できる術は以下の通り。
『色の解放』 : 発動条件は「対象が彼と同じ影の中に居ること」。トリガーは彼の発動意思。
対象の視界に映る色を、まるで水に溶かしたかのように自由にする。
色は隣り合う色と混ざり、また隣り合う色と混ざり……と繰り返してゆき、最終的には"趣味の悪い抽象画"のようになり、対象の視覚を封じる。
『色の門』 : 莫大な量の"色素"を消費して、世界各地に設定された"色の標"へと繋がる使い捨てのゲートを開く。
『色の再構成』 : 彼が色を喰って消滅させた物に色を供給し、大きさなどを自由に変更し再構成する。
ただし、彼の記憶に基づいて再構成されるので、微妙に形が違ったり、細部まで再現しきれなかったりする。
武器 ――"weapon"
魔導蓄電池式の電動ドリルを暗殺剣の如く用いて、敵の急所を狙い、攻撃する。
もっとも、その独特な音による威嚇が、電動ドリルを用いるのは一番の目的であるが。
戦略 ――"tactics"
自身の色に関する能力を最大限に用いて戦う。
ただし、生き物を殺めるのに、少し躊躇してしまう。
Did you find the color of adventure?
――I have not found it yet.
最終更新:2012年06月20日 00:42