来世は、大富豪に生まれると良いわね、"貧乏人"――
―― Adelheid Richbane Wealthy
容姿
メガネチェーン付きの小さなメガネを掛けた白髪黒瞳の老女。
見た目は60~70歳くらいで、身長は低いが、年相応の美しさを備える。
昼夜天候問わず、大きな日傘を持っていることが多い。
性格
金の為ならば人命や名誉も厭わない程の資本主義者。守銭奴。銭ゲバ。
感情の起伏が激しく、普段は冷静だが金銭のことになると途端に怒り易くなる。
金に異常なほどの執着心を抱き、貧乏人を敵視している。
生い立ち
彼女がどこで産まれたのか、どこで育ったのか ―― 彼女の幼い時のことは良く判っていない。
ただ、彼女が社会でその居場所を人々に認知され始めた時、彼女は既に成人していた。
水の国の経済を梱包業・紡績業によって支え、
それら同業者を中心として形成されているツンフト組織「リボンズクイーン商会」の創設者にして現最高責任者。
その特異な能力を活かし画期的な梱包業を開始、同業者を吸収・合併を繰り返し、
「リボンズクイーン商会」を立ち上げ、たった一代で莫大な富を築き上げた。
それ故、経済界ではなかなかの発言力を持っており、その筋の人間の中ではかなり有名な人物である。
また、「奇跡の霊薬エリクシル」を服用したとされている。
リボンズクイーン商会について
水の国における梱包業と紡績業を実質支配している巨大な排他的商業組織。
創設者はアーデルハイト・リッヒベイン・ウェルシィ。
近代、急激に台頭してきた新興組織だが、その勢力は大きく、既に水の国の経済の一部分を支えているといっても過言ではない。
水の国各所に支所があり、オフィス街の一角にその本部を据えている。
奇跡の霊薬エリクシル
かつて、彼女が「国を買える程の大金」を出して購入した秘薬。
原材料や製法など、一切不明で一般には流通していない、まさに幻の薬。
これを服用すると寿命が何倍にも延び、年老いるスピードも緩やかになると言われている。
先天
"『リボンズワークス』"
―― 彼女が認識している糸あるいは帯状の物を操る能力。
ただし、原則として、操るにはそれが「概念の存在(ex:「運命の赤い糸」等)以外でかつ、一般的に糸や帯の類と認知されるもの」で無ければならず、
糸や帯としてはあまりに長い・短い物や大きい物は操れない。小さい物ならば集中すればある程度の操作は可能。
一度に操れる数に制限は無いが、その数が増えれば増えるほど、操作が複雑になればなるほど、その分の集中力を要する。
"『人間』"
―― 命有るものは必ず老いてゆく、それは人間とて例外ではない。
それならば、何故、人間である彼女が年老いない事があろうか?
彼女はその年齢故、身体能力が低く、貧弱である。
後天
"長寿命"
―― 彼女の服用した「奇跡の霊薬エリクシル」の効用により、彼女の寿命は大幅に引き伸ばされている。
最終更新:2012年07月06日 03:23