私は怪我なんて『つば』つけときゃ治る。
心なんて――怪我しやしないんだ。けろけろけろ
雨読川 カエロウ(うどくがわ かえろう)
【容姿】
背の低い童女。十にも満たないように見える外見。
目は林檎のように大きく、瞳の色は赤。
毒々しい緑色の髪の前髪をぱっつんにしている。
【能力】
自身の体液を操る能力。
唾液が特に『操り易い』らしい。粘性が高まる他、スピードや破壊力も跳ね上がる。
量も増える。
【人物】
雨読川のカエロウと名乗る。雨読川が地名なのかは不明。
職業は不明瞭だが、雇われて殺しをする事は多々ある。
金を貰えばカノッサにも付き、気まぐれで正義の徒にもなる。
見た目≠年齢。
笑い方(鳴き声)はけろけろ、げこげこと蛙めいている。
蛙のように跳ねたり、舌を伸ばしたり出来る辺り、人間ではない。
食は雑食。虫も肉も草も魚も人も食う。蛙らしく蛇や寒さは苦手。だが酒はうわばみで下戸ではない。
性格は基本的に気さくだが、やや曲がっており、特に敵対する存在に対する高圧的な物言いや、デリカシーに欠ける発言や失礼な発言は多い。
風情をあまり理解せず(或いはしようとせず)悪い、くだらない冗談も多く、その性格は後述する技名にも強く現れている。
ただし、あまりに品の無い下ネタには、流石に難色を示す。
明らかに化け物の類だが、人間くさく、やや所帯染みた所があり、買い物は出来るだけ安く済ませるし、無駄遣いはしない。セール品を愛する。
また、温泉好き。
とはいえ人間をニンゲンと呼称するなど、根底的に若干見下している節がある。
自分と似たような妖怪変化の類には、一定のシンパシーを感じるようだ。
そして、そういった存在が人間から過剰に恐れられるのを嘆いている。
曰く、自分のような浅ましい妖と、人畜無害の小童を危険物として同一視するのは愚かしい、と。
近頃、ある寂れきった教会にちょくちょく訪れているようだ。
ちょうど良い話相手を見つけた、とか。
【戦闘】
身体能力は標準以上に高い。
蛙のように跳ね、舌を鞭のように振るう事で普通の人間程度なら薙ぎ倒せる。
唾液を操る奇妙な能力もフル活用し、敵を攻撃する。
ビジュアルは良くないが、トリッキーさがウリ。
【素性】
少なくとも数百年は生きているようだが、不詳。
妖怪を思わせる言動も多いが、それとも違うと言う。
【主な技】
『舌』
舌を伸ばせる体質。攻撃、移動等、様々な事に使う。
魔力で硬質化させた唾液でコーティングしたまま高速で伸ばして貫く『矛(ム)ぴょこぴょこ』という技もある。
『工蛙弾(クワッ弾)』
唾液の塊を吐き出す。一般的な拳銃並の威力。カエロウのメインウエポンになる。
基本技ゆえに、バリエーションも多い。
『怪弄弾(ケロー弾)』
粘性に優れた唾液の塊を吐き出す。威力はやや低い。
捕縛・動きの阻害などサポート向け。
『怪(ケ)ロック』や『怪弄(ケロ)ローン』などバリエーションは多い。
『華壺弾(ゲコ弾)』
独特の臭いがある、酸性の強い唾液の塊を吐き出す。
敵を追跡する際、集中を乱す際等、地味な所に使う。溶かすとは言え、威力は低い。
【強力な技】
『神化得(シンカエル)』
本気を出す技、非常に強力な技である事以外は不明瞭。
発動は阻止されたが、発動前にはカエロウのシルエットが歪み始めていた。
用があるならここだ。けろ。
今まで - 人が私の虜になってるねえ。くわっくわっ!
今日は - 人、昨日は - 人か。けろけろ、いいぞ、どんどん貢げニンゲンども。
最終更新:2014年08月20日 07:07