データベース
その男は優しかった
その男は冷酷だった
基本データ
名前
ガルク=ネクタル
(Garuku=Nektar)
肉体
髪 |
黒紅色で腰のあたりまである長髪 |
目 |
虹彩は灰青色、三白眼 |
顔 |
容姿はかなりいい、若干女性染みたキレイな顔をしている だが常に薄笑いが張り付いており顔の全体的な容姿のレベルを下げている |
身長 |
高い |
体重 |
軽い |
体格 |
長身痩躯 |
年齢 |
見た目の年齢は若々しい、実年齢は35歳 |
服飾 |
常に外套をまとっておりフードを被っている |
装飾 |
なし、しかし退廃的な雰囲気をまとっている |
性格
一言で言うと暗い
また全てに疲れたような諦めたような発言ばっかりする
その一方で拾ったものには非常に優しいといえる、優しいといってもあんまり関わらないが
能力データ
【神之御酒】
毒、そして薬に関する能力
能力者はその身に毒物を取り込むことで自身の血にその毒への完全な抗体を得ることができる
抗体ができるのに掛かるのはほぼ刹那と呼べる時間のため彼は毒ではほぼダメージを受けない
これまで飲んだ毒の抗体は全て血液中に保管されている
また自身の血中の抗体を操作する能力も有しており、彼の一存で彼の血はこれまで彼が摂取してきた毒などの解毒剤にもなる
この毒には病毒、鉱毒などさまざまな毒を含んでいる
そして自身の血中の抗体を操作し独自の毒を生み出すことも可能である
独自の毒は麻薬のように思考能力を弱らせ体を軽く麻痺させるもの、また若干の依存症を持つ
麻薬と同じため明確な解毒方法は存在しないが時間経過で抜ける
また傷などを癒す薬を生み出すこともできるが一般的な薬の効能以上にはならない
思考能力を鈍らせる、また麻痺、依存性などを強化した毒を造るためには精錬が必要であり戦闘中に行えるものではない
~その血は全を毒し癒す薬、まさしく神の酒~
戦闘データ
自身の血によるドーピングを行い自身の強化を行う
(ドーピングの程度によって異なるが普通ならかなり身体能力がいい程度、最大でも僅かに人間の枠から外れる程度)
及び相手への毒の注入による無力化(場合によっては殺害)
武器
(Voce)
- 全長:1.2m
- 重量:3.5kg
長柄打撃武器、メイスとヴォウジュの複合体のようなもの
ベースはメイス(出縁型柄頭)である
その出縁の内の一枚が他の出縁に比べ若干長く、幅も広く、その出縁だけ刃として扱えるようになっている
普段は背中に背負っている
~その武器は"声"と同じ名前を持っていた、だがその中に"I"だけは存在しなかった~
- 全長:0.17m
- 重量:0.7kg
- 有効射程距離:40.0m
- 実用距離:7.0m
拳銃だが普通の拳銃ではない
能力者の血を吸いその血を弾丸として射出する魔術的な拳銃である、詳細不明
反動が非常に弱く片手で扱える、また弾丸の射出時も無音である
また弾丸の装填から射出までの時間が短い
欠点は一般的な拳銃よりも有効射程距離も実用距離も一段階短いこと
そして一発放てば約一日銃器に組み込まれた術式で魔力が自動回復するまで再度撃つ事は出来ない
更にこの拳銃を撃つ際に吸血されるためこの拳銃を持っていた掌は多数の切り傷を負う、切り傷は結構深く、どんな薬を使おうと最低でも約半日はその手は使い物にならない
また血中の毒を強化する効果をもちこの弾丸を打ち込まれれば短時間体が麻痺し動けないようになる、切り札
~その拳銃は"甘い物"という銘を持っていた、その砲身に宿すのは"甘美な毒"だった~
その他
『その男に関わるな、不幸になりたくないのなら』
これまで彼はありとあらゆる毒を摂取している、人工物、自然物問わず
もともとの身体能力もなかなかである
かつては聖職者であったが今では犯罪者である
また、それゆえに変装が得意である、一般人の目はごまかせるほどに、だが
犯罪履歴
――信じた俺が馬鹿だった
だから何も信じない――
+
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犯罪履歴 |
【とある女性が殺された、その女性は結婚を間近に控えた女性だった】
【犯人はとある聖職者、その身に大量に浴びた血から言い逃れは出来なかった】
【教会はその男を破門し、元聖職者は逃げ、現在もつかまっていない】
親友の頼みといわれ指定された場所に行けばそこには死体の女性が
そこで親友に彼女に血を浴びせられ殺人犯として仕立て上げられる
『自分は"親友"にただいい様に利用されていただけだった』
その事に気付き半ば精神を病みながらも逃亡生活に入る
【とある男が殺された?真実か否かは分からない】
【もしかしたらただ死んだだけかもしれないが、その苦悶の表情は異常だった】
【そのときその被害者の男の近辺で元聖職者の男を見たという情報がよくあがった】
【男はしばしの時間を置いて再び人を殺したかもしれない】
【証言次第であるがもはや極刑を免れることは出来ないだろう】
男は全てを壊した『親友』に復讐をした
まずはありとあらゆる『ドラッグ』を入手し、服用した
彼の抗体で精神も肉体も壊れることは無かったが、それでも強い恐怖が襲った
そして退屈していた『親友』の元へ変装して近寄り裏路地で『赤い液体の入った小瓶』を売り渡した
それは強力な『麻薬』だった
ささやかな時間の至福の『快楽』、服用するたびに酷くなる『依存症』、少しずつ知性を破壊する『毒性』
男の思惑通り『親友』はその『快楽』に溺れ、強烈な飢餓感という『依存症』に苦しみ、そして知性を破壊していく『毒性』に思考力を奪われていった
男は『小瓶』を買うためにいくらでも金を出すようになった、何でも売った、男はそれを無機物でも見るような目で見ていた
そして最後は薬を与えず彼が悶え死ぬ様を無感情な目で、口元だけは笑いながら見ていた
【ある場所でまことしやかに話される噂がある、『Reve』(レーブ)、その薬は天国へいける薬といわれていた】
【ふわふわとした幸福な気持ちになれる上に体に被害も無い、長く摂取しなくても苦しむことは無い】
【もっともこんな薬やめようなんて思えないんだがな、そう語った荒くれ者の顔は酷く健康的であった】
男はその後も逃げ続けた、そしてほとぼりが冷めた頃男は裏の世界で活動を始めた
男は血から薬効だけを抜き取り、それを粉や錠剤にする術を学んだ、そして男は一つのクスリを完成させる、それが『Reve』
気分を昂揚とだけさせてくれる『Reve』に表立った依存症は無い
ただ、一度服用すれば無意識下で『Reve』に対する依存症を発生させる、『やめよう』と思えなくなるのだ、無意識であるから気付けない
それで金を得、変装して町に買い物に出るが、その雰囲気は独特のもので一定以上の実力を持つ人にはばれてしまう
『Reve』は違法薬物(認可を受けていない)のため、規制の対象ではあるが、『麻薬』かどうかは組織、個人によって見識は異なるだろう
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最終更新:2013年12月02日 21:52