「彼の骨は一本足りとも折られない」
「そして彼らは自分たちが刺した者を見るだろう」
ヨハネによる福音書 19章32-37節より
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新世界に於いて確認されている一連の道具、装具、及び宝物の総称
そのどれもが何かしらの〝能力〟を宿しており一部の国では実用化に向け実験が進められている模様
一連の実験及びレポートにより、大体のメカニズムは判明しているものの
依然としてブラックボックス、不明確な部分も多く、各国の科学者達の注目の的となっていることも多い
一般の認知は依然として少なく、妖刀、魔剣、などと様々な名前で呼ばれることもしばしば
現存する数は非常に大量であり、また同時に多種多様であるとの報告もある
強大な力を持つ〝聖遺物〟は〝宝具〟と呼ばれ、一国を動かすほどの富を以って取引される
以下に現在判明している情報を示す
〝能力者〟が〝能力〟を行使する際、多かれ少なかれ、その場には能力の痕跡が残る
一般的に魔力と形容されるソレは、通常であればその場に留まりつつ拡散し消える事があるが
極稀に、その〝能力者〟が所持している〝物品〟に憑依することがある。
その憑依された物体は一般的に〝聖遺物〟と呼ばれ、物体に宿った痕跡
つまり、その〝能力者〟が行使した〝能力〟の一部を宿し、自由に扱うことが可能となる
現在確認されている〝聖遺物〟の殆どは無機物――――所謂武具と呼ばれる武器、防具など身につける物品である
従って人や獣といった生命体への憑依は現在の所確認されてはいない、引き続き情報を求める
また〝聖遺物〟の効力は半永久的であり、魔力の有無に関わらず使用者は〝能力〟を行使できるようだ
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……現在調査中であり、まだ一般どころか殆どの研究員も知らない情報であるが
〝聖遺物〟を作り出す最良の方法というものが存在する
この情報を確かめる為に我々は多大な時間を浪費し無数の犠牲を産んだ
故に我々はこの情報を公開するべきか、長い間苦悩し続けた
だが、もうそうは言ってられない、我々の研究は志半ばにして潰えようとしている
これを読んだ読者諸君の研究の助けになれば、幸いである
(所々に血痕が付着しており解読に時間はかかったものの
以下の文章は原文まま記述している、誤字脱字は修正済み)
〝聖遺物〟とは呼んで字の如く聖なる〝遺物〟である
遺物とはつまり、遺書、遺産、と呼ばれるように人が死す際に残されるものである
察しの良い者は既に理解できただろう
〝聖遺物〟は〝能力者〟が死んだ時に生成されることが殆どである
しかも、その人物が大切にしている物を所持しているほど、その確率は高くなる
これが我々の知る〝聖遺物〟の全てである――――――――
最終更新:2013年01月11日 01:38