PROJECT:Mare Tranquillitatis
< 詳細 >
とある戦いの中で力を使い過ぎたカズネの魔力回路が暴走
異常に肥大化した回路を切断編成する為に長い眠りに就く
その際にかつて一族から伝わった杖を溶かし自身の回路を加えた術具こそ「静かの海」である。
元々杖自体に月の祝福が成されておりその名残として月に浮かぶ大きな海の名を拝借
地上に散らされた月の欠片のような銀色を発現したのはその為なのかもしれない。
< 外見 >
冷たい銀色をしたカズネの身長程の「爪」である、もっとも爪と表現はするが生物的なフォルムをしていない
カズネの人間性を再現するかのように合理性と機能性を突き詰めた形となっている、例えるならばマニピュレータに近い。
生物としての暖かさは無いが合理化機能化の先にある美しさを備えている。
< 機能 >
主たる機能として魔術行使の補助、加えて自律行動による砲撃支援からなる。
求めた物は状況に応じて最適解を導く性能、万能であれと育てられたカズネが求める物はやはり万能であった。
小型魔力炉 |
魔力充填式魔力炉 |
魔力回路 |
装甲・魔術式へ魔力を供給する回路、稼働時に錆色に拍動 |
魔術式 |
魔力を燃料とし現象を生み出す式、稼働時に錆色に明滅 |
多目的変形装甲 |
式に応じて形状を変形させる機構 |
< 機能分岐 >
-長距離狙撃機構-
長距離狙撃を目的とした機構
エネルギーの安定供給、姿勢制御補助として爪の一つを展開し腕部へと装着
他5つを頭部・尾部と連結させた長砲身を宿す。
長距離からの狙撃が可能であるが発射に伴う排熱により砲身・回路が焼き切れてしまう
その為連続射撃は難しく一発毎に最低でも10分近いクールダウンが必要とされる。
砲身へのダメージ、狙撃精度、攻撃力を度外視するならば3発までの連続射撃には耐えられる計算になるが
その場合暫くの間は「静かの海」の使用は出来なくなる。
加速式 |
魔弾の速力上昇を目的とする式、連結した爪内部に展開される |
高圧縮式 |
魔弾の最終圧縮により射程距離と威力の増強を図る式、射出口に展開される |
-対砲撃用防御機-
展開された爪の装甲による防御機構
爪の表層装甲が展開、物理防御面積の確保に加えて装甲の隙間より魔力を噴流し表層を包む
この為魔力攻撃に対しては相当の性能を誇るが反面物理には弱く最悪の場合魔力炉に誘爆する危険性もある。
装甲の展開に時間がかかる為に近接でいざという時には使い勝手が悪い。
また防御の際には魔力を使用、受ける攻撃力により消費量も変わりある一定ラインを越えると魔力炉の機能不全を起こす。
展開装甲 |
装甲の展開を行い魔力を噴出する |
接続強化 |
用いる爪の数によりその防御力を増す、ただし展開時間は増加する |
-近接迎撃機構-
爪による近接での迎撃の為の機構
爪の先端部及び中腹部装甲を展開、後部へ下がり魔力形成式を起動、魔力炉より供給を受け剣を形成する。
剣に実体は無く鋭さで斬るのではなく魔力の流れにより焼き切るのに近い
実体が無い故に物理的な攻撃を受けることは不可能であり実質敵からの小規模な攻撃を落とす程度にしか使えない
更にカズネ自身の近接スキルが皆無である為にダメージソースとしては乏しい機構となってしまっている。
-短射程連射機構-
短射程の魔弾を連続で放つ機構
中央にカズネの腕その周りに3つの爪が配置される。
連射性に優れているが弾の一発一発が軽くDPSは低く機能としては軽量ガトリングに近い
集弾は近~中距離が最高となり、それ以上の距離となると途端に集弾性能が低下してしまう。
射撃時には冷却の為ガトリングのように爪が高速回転する。
長時間の使用/発射弾数の増加は爪へのダメージとなる。
-対地攻撃機構-
上空から地上へと降る魔弾を放つ機構、実験段階
傘のように結合させ魔力誘導/反射式を起動させた爪を上空へと射出
魔弾を傘へと放ち反射、地上ターゲットへと間接的に攻撃を加える
また上空のユニットの反射角を任意に変えれば攻撃対象の変更が出来る。
上部装甲が薄く造られている戦車に類する敵に対し優れた攻撃力を示す。
複雑な攻撃方法となってしまった為魔弾の攻撃継続力は低く
上空のユニットにしてみれば防御機構は存在せず(魔力攻撃の反射のみは可能)単純な攻撃で墜落する可能性もある。
-衝撃射出機構-
魔力を衝撃として放つ機構、実験段階
全ての爪を六枚の花弁のように結合
前部ユニット
中央部と末端部に外環境計測式を展開、得たデータを元に衝撃の反射等の計算を行う
装甲部に衝撃射出口を9つ形成、それぞれにノズルが付属され射出角度の調整を可能にしている。
背部ユニット
姿勢制御用の魔力噴流式を配置、所詮姿勢制御用なので最大出力は低くなっている。
本項目をご覧の - 人の皆様の安全は保証致しませんのでご了承を
最終更新:2014年06月23日 03:43