容姿
【ゴーグルを頭に掛けており、顔半分を隠すように巻きつけられている包帯、そこから覗かせる紅い瞳は鋭く】
【黒髪を血で染めたかのような赤黒い栗色な外跳ねの髪、三日月の様な形をしたもみあげを肩まで伸ばして】
【悪趣味な虹色のカラフルなコートを身に羽織り、ベルト替わりに紅い装飾の入った額当てを腰に巻いている男】
本来の髪と目の色は黒。彼の中を巡り回る魔力が、彼の色を変色させて見せている。
おそらく、魔力が完全に切れた場合、元の色に戻るのだろう。
ゴーグルは破損。破棄したので新しいのを買うまで頭がスースーしている様だ。
カラフルで悪趣味なコートはナイフが刺さったり血が滅茶苦茶かかったりしたので破棄した。
人物
出身 : [[櫻の国]]
年齢 : 21
性別 : 男
世間知らずなのか、騙されやすい性格をしているのか、明らかにおかしな嘘を信じこむ様な事がある。
閉鎖的な場所で暮らしていたため、身内の事を信じすぎ、周りを信用できていない事から生じる現象だろう。
師匠
水の国はアニメ帝国。住民はアニメのキャラが入ったシャツを着込んでいる
ヴァレンタインとは「女性が嫌いな男をハニーフェイスでだまくらかして体に悪い有害物質を喰わせ、
さらにはその後、貰った男には有害物質の仕入れ値の三倍もの金額を強引に請求する。いかにも女らしい陰湿な悪習」
また、スラーとかバイーンな年上が好みなどとほざいておりながらも、
少女の短いスカートや脱衣に心奪われそうになったりとむっつりとした面があったりもした。
でも、しょうがないよね、JAP……じゃなくてSAKURA出身だし!
基本的には温厚な性格をしているが、欲求不満でムズムズしていた時に
路地裏で出会った男に挨拶がわりにいきなり能力を発動する過激な戦闘狂の様な面が見られた。
彼が過激な一面を見せる際には普段は頭に掛けているゴーグルを下げており、
また、逆にゴーグルを上げる事によって普段の落ち着きを取り戻した事から、
ゴーグルを下げると豹変、あるいは自分の中のスイッチの切り替えが出来る様だ。
彼はある魔道具の捜索のため、国を出て旅をしている。
それは変幻自在の姿を変え、意思を持つため、中々所在が掴めず。
各地の“不可解”な事件や面倒事に首を突っ込んでいく事を余儀なくされている。
余りにも抽象的な捜索対象のせいで調べる事は多く、少しでも仕事を減らすため、
自分から厄介ごとに巻き込まれにいったり、事件化する前に殺人の罪を自分から被りにいったりと苦労している様だ。
嫌いな場所は、じめじめした所。炎系の魔術師だからだろうか。
職業
???
何を収入源にしているかは謎。
腰に巻く額当てはNINJAなどが使うものだが、
明らかに忍ぶ気の無い格好からNINJAでは無いと推測される。
彼のサイフには札が詰まっている事が確認されている。
商売上手には見えないため。黒い仕事である事が想像できる。
能力
・自分の魔力を刃にする能力
一見シンプルな能力だが、“魔法”ではなく、
あくま“能力”であり、いくつか隠れた特性がある様だ。
1.基本的に軽く、勢い良く飛ばすには何かしらの媒体に魔力を込める必要がある。
2.魔力の属性と同じ色になり、五行思想の相生同士は引き付け合い、相剋だと弾き合う。
3.自分の魔法なら、魔法自体も刃に出来る。解除時は魔力、魔法。どちらにでも戻せる。
4.自分の体を通過する。(生身で触れる事が出来ない)
細かい設定を除けば、これくらい……?多分。
・忍術と魔術を組み合わせた様な魔法
魔術は術式自体は洋式に近いものなのだが、詠唱や術式の代わりに、
手で“印”を組む事によって発動したりと、和の要素が組み込まれている。
“印”と言えばNINJAだが、明らかに忍ぶ気の無い格好から(ry
炎系の魔術を基本とし、彼がゴーグルを付けているのは
おそらく自分の魔法で目が焼けない様にするためだう。
火を基準値とした魔術属性の素養 |
属性 |
適性 |
知識 |
技術 |
木 |
50 |
50 |
50 |
火 |
100 |
80 |
80 |
土 |
70 |
50 |
60 |
金 |
30 |
50 |
40 |
水 |
20 |
50 |
30 |
我流ではないため、苦手な属性も一応だが、ひと通りの知識を得ている。
しかし、使用頻度などの理由もあり、技術は知識に追いついていない様子だ。
得意属性であるはずの火の知識と技術が十分ではないのは、彼にとって、
魔術は能力を活かすためのサブウェポンで、どちらかというと能力寄りの戦闘スタイルだからだろう。
詳しい説明を今は省くが、
木の適性が半分くらいなので、いきなり強い火の魔法は打てない。
逆に土の適性が高いので、火の魔力の再利用を得意とする。
金の適性が低いため、武器と火の魔法を合わせづらい。
水の適性が低いため、火の魔法の調整が苦手。
ランクは難易度であって、強さでは無い。
ランク |
名前 |
効果 |
一 |
火炎弾 |
爆発する炎の塊 |
基本 |
二 |
流星火炎弾 |
威力とサイズを抑えて射程と速さを伸ばした火炎弾 |
刃の投擲を避けるとこれが背後から襲いかかってくる事が多い |
戦闘スタイル
武器は基本的に持ち歩かない主義で、普段身に付けている物と上記2つの能力を使う、
軽装なスピードタイプの魔法剣士(魔法能力者?)といった所か。
能力の刃から魔法に繋げるのを基本とし、刃を背後に飛ばしてから魔法を飛ばしたりと、
不意打ち系なまるでNINJAの戦術を取るが、明らかに忍ぶ気(ry
また、魔術特性や、能力の性質上、能力の発動と解除を多用するため、中の人が死にそうになる。
魔法を使うが、最終的に能力へ持って行ったりと、布石の面が強い。
いざとなれば自分の犬歯を魔力の刃で強化して噛み付いてくるなど、
性格には似合わないが、ある意味見た目に合った凶暴な攻撃に出る事も────。
絡み記録
一月八日 昼 水の国
今日、僕は初めて他の国にやってきた。下調べはそれなりにしたつもりだったが、
十分では無かったようだ。ていうか、後から調べたら教えて貰った人に騙された。
誤った情報に困惑している中、イヴ〝久遠〟ヴァレンタインという方に出会う。
誤った前情報のせいで、困惑する僕に話しかけてくれた尻尾の九尾がチャーミングな親切な人(?)だ。
馬鹿正直に信じた前情報を伝えてしまった。バカ丸出しだ。恥ずかしい。死にたい。死にたい。死にたい。
ヴァレンタインさんのお陰で、なんとか、その日の内に宿を取ることができた。
この国は食べ物も美味しいし好きになれそうだ──。
一月二十一日 夜 路地裏
この国にも慣れたきた。しかし、探している例の道具も見つからず、圧倒的に闘争が足りていない。
そんな中、何かを求める様にふらふらと路地裏を歩いていると、ジャークという方に出会う。
いい具合に脳みそがトロケてそうな方だったので。迷わず、能力を発動して襲いかかったら、
思った通りの人で嬉しかった。久しぶりの闘争に胸踊らされていたが、そんな時に限って、
奴は現れた。仕事は絶対だ。悲しいが、中断を申し出たら快く了承してくれた。良い人だ。
その日、ついに現れたヤツを追いかけていった。僕だったが………………。
二月二日 夜 雷の国
数日前から僕は仕事でこの国にやってきた。この国は嫌いだ。水飲んだら当たるし、湿気が強くて
僕の魔術の半分が使用不可能となっていた。ご飯も好きにはなれないね。その上、仕事も無駄に多い。
虫の居所が悪い時、一人の女性のに出会う。彼女の名前は琉 璃藍といった。彼女は機械の身体を持つ人間だった。
彼女の目の前には一つの死体。ああ、仕事が増えるんだろうな。と思ったら、ムシャクシャしながら絡みに行った。
八つ当たりをしてしまった気がする、彼女も仕事があるようだし、悪いことをしてしまったかもしれない。
人が人を殺す事は間違った事だ。師曰く、それは人間である僕らが人としての道を踏み外さないための道しるべらしい。
しかし、当然のものとして過ちを侵す怪物と、罪だと知りながらも繰り返す人間。どちらが罪で、悪なのだろう。
二月五日 夜 櫻の国
僕は帰ってきた。この国に。カノッサ機関の奇術師が、攻めこんでくるらしい。僕はこの国がどうも好きではない。
しかし、この国の闘争による“鉄”と“火薬”の匂いは幼少の頃から僕の中に染みこんでおり、惹きつけてやまない。
僕が任せれたのは、開山城の城門。ここを守っているのは、僕ともう一人。鉄仮面。でも特に喋る事は無かった。
現れたのは『ミルヒシュトラーゼ』を名乗る二人組。シュトロハイムという男性、火とか使ってた女の娘。
僕は男性を担当することになった。鉄仮面の人は女の娘を……。すごい絵面だな、と思いながらも自分の戦いに集中する。
彼は早かった、そして良く喋った。僕も負けじと喋ったが、途中から舌が回らなくなったが、彼はベラベラベラと喋る。
素直に尊敬したい。彼は好感の持てる人物だが、死んでもらう事にした。だって、僕がいくら痛めつけても笑うんだ。
楽しそうに。だから、聞きたくなっちゃんだ、彼の本当の悲鳴をさあ。断末魔を聴けて良かったよ、死体は残らなかったが、
本当に死んだのかな、人が死ぬのは寂しい事だ。興味深いことも言っていた。『ネフェロマ』。覚えておこう。
あ、ああ、血が日記に……。彼は執拗に僕の顔を痛めつけてくれた。おかげてお気にのゴーグルが……。
二月一四日 夜 街中 ま た や っ て し ま っ た 。
師匠は言った。ヴァレンタインとは「女性が嫌いな男をハニーフェイスでだまくらかして体に悪い有害物質を喰わせ、
さらにはその後、貰った男には有害物質の仕入れ値の三倍もの金額を強引に請求する。いかにも女らしい陰湿な悪習」だと。
それを恐れた僕は、宿から逃げ出し、人の居ない路地裏に潜伏していた。外の状況を確認するために、路地裏から街中を
覗き見ていた時、イヴ〝久遠〟ヴァレンタイン との再会を果たした。どういう訳か、彼女が差し出してきたチョコレートに対し、
間違った情報を信じきっていた僕は、恐怖し、彼女に対しひどい疑いをかけてしまった。しかし、僕はすぐにそれが間違いだ
という事に気がついた。凄い勢いで土下座したい気持ちを抑え、彼女に謝罪し。いつか償いたいと思う。彼女が言っていた
ホワイトデーとは一体、どういった日なのだろうか。白い日。改めて調べる必要がある。師匠にはもう、頼らない。
以前帰国した時は殴りそこねたが。もう一度国に帰ったら、今後こそブン殴ろうと僕は決心を固めた。
しかし、帰り際に誰も聞いていない事を良い事に物凄く恥ずかしい様な発言をしてしまった気がする。何を格好付けているんだ、
僕は。恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。恥ずかしい。
2012/04/07(土) 夜 路地裏
歩いていた時ふと思った「奴が近い」この間は気づかなかったが、今日はすぐに分かった。共鳴しているということだ。
僕は向かった。ココだ、とすぐに分かり路地裏に向かっていた。ひどい臭いがした。ソコにあったのは奴が放った力の残りカスだった。
人かどうかも分からなくなっていた彼(あるいは彼女)に対して、墓の変わりのつもりではないが、僕の指紋が付いたクナイを突き立てておいた。
後は目撃者が必要だ。そう、僕だ。これは僕がやった事なのだ────。僕は歩き、見つけた。歩いていたのは女性だった。
彼女は悲鳴を上げて逃げ出すだろう。そして路地裏に現れた血の臭いを放つ包帯男の事を触れ回る。これで大丈夫だ、と思った次の時。
あろうことか彼女は僕に近づいて来た。彼女は言った。「いい臭いがする」と、ああそうかこういうタイプか。君も大概だよと思った。
プランを変え、想定外の存在な彼女に対し、僕は狂気を演じて見せる事にした。演じたものか、本気のソレだったかは今では分からない。
襲いかかる少女を僕は切りつけ、焼いてく。しかし倒れない。それどころかピンピンしている、いや、おかしいだろ、どう考えても。
見た目に反比例するかのような頑丈さを見せる彼女との戦いに気づいた時には僕は楽しんでいた。さらに僕は彼女に攻撃を仕掛けた。
しかし、これなら倒れるだろいうというレベルの攻撃を仕掛けても彼女は倒れなかった。驚いた次の瞬間、彼女は足を滑らせて倒れた。
僕は彼女にとって地面に流れる血液にも劣る存在だということか、戦意を喪失した僕は倒れる彼女にお金を渡して懇願した。
逃げる様に去っていく中、僕は思った。人を超えた能力者でも恐ろしいと思える存在がいるという事があるのか……と……。
2012/06/09(土) 夜 草原
今日も何処かで争いが起きているのだろう。“アイツ”が喜んでいるのを僕の体が感じている。共鳴を感じる。
そんな夜は見えるんだ、死んだ時の“アイツ”が僕の足を掴んでいる姿が。“力”を与えられたあの日から。
こんなモノは幻覚だ。分かっている、分かっているんだ。しかし、恐ろしい。恐ろしい。恐ろしい。
自分でどんなに言い聞かせた所で、それを確信させてくれる保証なんてものはどこにもないのだから。
僕がソレを信じられない限り、僕の目に映る“アイツ”の姿は本物で在り続けてしまうのだ。
僕に出来ることは自分に痛みを与える事で心を誤魔化す事くらいなのだ。そんな時、一人の男が現れた。
彼は自分の名前をタタラと言った、変な名前だ。人が苦しんでいる時に空気を読まずに現れるや、気持ち悪いなどと罵声を浴びせてきやがる始末だった。
そんな男がスーパーヒーローを名乗るなんて片腹痛い。その上、頭も性格も悪いときた。ふざけるな、いらっときた僕は彼に辛辣な言葉を浴びせてやる事にした。
──気づいた時、僕の足を掴むものは居なくなっていた。ああ、そうか、彼は彼女が見えていない。そうか、ここには居ないという事か。
僕は彼に“スーパーヒーロー”とは見返り無しで人を救う事に至高の喜びを感じるような聖人でなくてはいけないとだと言った。
彼に“スーパーヒーロー”を名乗る資格は無いと遠まわしに言ったつもりだった。しかし、彼は無自覚に僕を救ってくれた。
聖人なんてものは良い人なのだろうが、真っ当な人間の感覚と比較すれば“狂気”そのものでしかないのかもしれない。
故に狂気を放つタタラという男は、“スーパーヒーロー”としての器を持っているのかもしれない。
認めたくはないが、少なくとも救われた人間がここにいるという現実があってしまっているからだ。
最終更新:2012年06月10日 02:59