ウェイン
年齢:23歳
所属:園芸店(
水の国)
経歴:
カンパニー特殊組織「箱庭」出身の剣士。
容姿:
金髪赤眼で、柔和な顔立ちをしている。
基本的に笑顔を絶やさない。
何人かの知己には整った顔立ちだ、と発言されていること、
大会のポスターに抜擢されていることから、ビジュアルは良い方なのだろう。
服装は騎士の外套一本だったが、
再びこの世界に現れてからは街着を着用している模様。
白のボタンダウンシャツにゆったりとしたスラックス、ステンカラーコートなどを着用しているのが見受けられる。
最大の特徴はその下肢であろう。
カンパニー所属『代役』との交戦において、彼自身の下肢を喪失。
当時新世界に駐留していた米軍と勝利王との約定により、アーマード・マッスルと呼ばれる生体機械の移植を受ける。
それによって人間離れした脚力を得た彼は、交戦領域における図抜けた機動力と、近接格闘の破壊力を得ている。
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経歴詳細 |
・幼少期~
箱庭特殊部隊として過ごす。
後述する『看破の魔眼』のみが保持能力と捉えられており、当初の戦力評価はD-クラス。
落ちこぼれと評され、生存に最低限(或いは、少し足りないか)の食料しか与えられていなかった。
が、箱庭内部の仲間たちは食事など分け合って助け合っており、それが何とか彼を成長させていた。
・14歳
カンパニーは遺跡から発掘した『断空』の運用計画をスタート。
魔剣であるそれは、手に持った者たちの魔力を食い尽くす。
カンパニーの被験者たちも、ただ一人を残して全滅。
唯一、『断空』の担い手として魔剣を扱えたのが、落ちこぼれのウェインであった。
万物を断つその刃を用いて、ウェインは箱庭の中で頭角を顕していく。
しかしこのとき、多くの物資を受け取るために多くの人を殺めたそのことが、知らず彼の心に大きな皹をもたらしていた。
・16歳
箱庭部隊の中でも特記戦力であった彼だが、
「核」の起こした箱庭崩壊に乗じてカンパニーから脱走。
追っ手から逃げる逃亡生活の中、ある農家に匿われ、人の優しさと暖かさを知る。
ある夜、その農家は断空の在り処を突き止めたカンパニー部隊による襲撃を受ける。
圧倒的多勢の襲撃を受けながら、しかしウェインは断空を手に獅子奮迅。
カンパニー部隊を鏖殺し、農家の家族を守りきる。
しかし、血に塗れたウェインに、農家の人々から向けられた言葉は、ヒトゴロシ、であった。
・16歳~22歳
己の罪を自覚したウェインは、その身を刃と化すことを決意した。
目に映るあらゆる人々を理外の暴力から守るべく、戦乱の世を渡り歩く。
この時期、あらゆる戦闘経験を積んだウェインは、
ひとつの秘奥『刃の上の選択、見出す光明』《チョイス・オン・ザ・エッジ》に開眼する。
様々な世界から能力者たちが現れ、世界が激震したのはこの時期の後半に当たる。
・23歳~現在
世界を守護・運行する神霊「六王」のうち、矛たる「勝利王ヴィクトリアス」がウェインを見出し、
彼を「勝利王の騎士」として任命。
世界の人々を守る守護者として、その力の一旦を分け与える。
以後の彼は六王教団の主戦力として、様々な能力者たちとの戦闘へと突入することになる。
パラノイア・グラオザーム首領シンとの宿敵関係、
異世界よりの来訪者、チェリオとの恋、
半人半魔、キングとの友情など。
水の国での大会に優勝したのもこのあたり。
それからしばらく姿が見えなかったが、伝説を語る者《トーカー》として再度目撃されている。
―――だが、彼は■■である。いずれ■■■る運■にあろう。
現在はどういう数奇か、
天音の営む園芸店にアルバイトとして勤めている。
何でも中央都市への旅の路銀を稼ぐのだ、とか。
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能力・スキル |
『刃の上の選択、見出す光明』
効果は「発動中、わずかでも勝利の可能性が存在するのならその未来を手繰り寄せる」というもの。
――とはいうものの、コレは確実に勝利する、ということではない。
つまり効果の発動中、彼が認識しうる攻撃ならばそれをかわし、相手の懐へと潜り込む。これは一般の能力者の能力とは意味合いが異なり、彼自身の経験と天性により使用される『技術』である。
発動すると認識、回避、判断能力が飛躍的に向上し、瞳孔が一度大きく収縮する。
あくまで彼の『技術』であるため、コンディションによって精度が大きく上下する。
『断空』
「断空」はその名の通り、空間を切断する刀である。
最大出力時の「断空」によって切断された空間は一定時間、切断されたままとなり
――つまり、その部分にあった物体はこの世界から消滅する。
剣による攻撃しか強力な攻撃手段を持たないウェインの最大の強み、
「再生不可能、防御不可能な一撃」が行使されるのだ。
あくまで空間を切断することによる物体の切断であり、魔力、結界、意味――といった、
物体に在らざるものを切ることはできない。
なお、断空は概念として物体を切断する。
ウェインが魔力を使用し、断空の出力を上昇させた時点でその刀身は魔力となる。
そしてその刃が通り抜けるであろうあらゆる物体を、硬度や特性に関わらず空間ごと断絶させる。
このとき、その斬撃を飛ばしたり、刃の範囲を伸ばしたりすることはできない。
これは断空、剣自身の能力である。しかし今代において、ウェイン以外の魔力ではこの刀は作動しない。
『看破の魔眼』
彼曰く『自分に害なす偽装、変装、罠の類を見抜く』魔眼であるらしい。
戦闘そのものには役に立たないが、仕掛けられた罠などを看破する。
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持ち物 |
前述の刀剣。白木の鞘。
水の国の名工の手によって作られた投擲用短剣。
名品ではあるが数打ちの品。実は戦闘終了後しっかり拾っている。
ひい、ふう、みい、と数えて足りない分は補充しているが、実はそれなりにお高いので損失するたびに凹んでいる。
第三回大会の優勝景品。『主護り敵穿つ宝玉の剣』。
装備中、各属性への抵抗値がプラスされる。また、両手を柄に当て、魔力を込めることで
魔力障壁を展開することが可能。ただしこの展開中は防壁中から攻撃不可、両手が使えないなどジリ貧。
強度も能力者の渾身の一撃を凌げるほどではない。
剣としての切れ味は普通に最高ランクだが、こと切れ味に関しては優先するべき武器を持っているため、
ウェインにとってはセカンドウェポン。不遇である。
勝利王の騎士の外套。対属性、対魔力に極めて優れた逸品。
白銀に輝き、縁に金糸の刺繍が施されている。
代々の勝利王の騎士に与えられる、かの王の手の象徴である。
一時的に損傷したとしても、王の魔力で一日ほど立てば新品同様に戻る。メンテナンスフリー。
5.56mm弾が致命傷にならないレベルの防御力、7.62mmは厳しい。12.7mmはもちろん無理、くらい。
勝利王神殿の祭壇には、この外套が着用者なく存在している。
今代の騎士の不在を象徴する光景のはずだ。
クズノハからもらった、結界の要石。ある寺院で守られていたが、紆余曲折経てウェインの手元に在る。
宝玉レベルの魔力が込められており、周囲にある不浄をそれだけで浄化する。
対毒、対呪の力ある魔具である。
*ちゃんからもらった、転移陣の用紙。
ウェインのような魔術の素人が使ってもきっちり動作してくれる素晴らしい逸品。
この世界の魔術とは違う体系で編まれているのだとか。
行きたい所を明確に思い浮かべればそこへ、なんとなく思い浮かべるだけでも近い場所へ連れて行ってくれる。
日本郵○なみの親切さである。
展開、起動には少し集中と時間が必要になるため、戦闘時には運用できない。
中央都市への路銀を稼ぐためのバイト通勤用にもらったものだが、これで中央都市行けよというのは言わない。
UTの地下基地へのカードキー。
セリーナから手渡された。風の国、UT本部ブロックへのアクセスキーである。IC付き。
ある金髪の画家からもらった、ウェイン自身の似顔絵。
自分の似顔絵持ち歩くってどういうことですか!!!
レベル高すぎて肖像画みたいになっているので、とりあえず自室に置くだろう。
後の世の競売ではすごい値段がつくかもしれない、らしい。
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最終更新:2018年01月28日 20:24