コンタクトは何を取ればいいのか、どのくらいの忠実度・コネ値で取ればいいのか、というのは、頭の痛い問題でしょう。
そのコンタクトの取得ガイドです。
コネ値・忠実度に関するルールも併せてご覧下さい。
依頼主や商談相手として有用なコンタクト
フィクサー(忠:1~4/コ:3~4)
フィクサーは街の何でも屋です。仕事、装備、情報、人材など、ありとあらゆるものを買い取っては、それを高く買ってくれる相手に売るのが仕事です。
彼らは基本的に信用が全てですので、ランナー側がよほど無名だったりおろかだったりしない限りは信頼できる商売相手です。
忠実度は低くても構いませんが、高すぎると彼らは友人になってしまい、「つまらない」キャラクターに成り下がる危険があります。
コネ値は2以下ではさすがに役に立たないかもしれませんが、5以上のフィクサーとなると強大すぎて「扱いに困る」かもしれません。
ミスタージョンソン(忠:1~3/コ:2~5)
ミスタージョンソンは企業の影を担う存在です。企業を支えるという大目的を別にすれば、フィクサーと大体似たような商品を手がけていると言ってもいいかもしれません。
ミスタージョンソンの忠実度は高くても3に留める事をお勧めします。会社ではなくランナーに対し必要以上に尽くすミスタージョンソンは、近い内にそのランナーのせいで命を落とす事でしょう。
コネ値はさまざまです。駆け出しならば低いでしょうし、大物ならば高いでしょう。ミスタージョンソンの忠実度とコネ値は基本的に反比例の傾向にあります。
装備の補充・修繕に有用なコンタクト
フィクサー(忠:1~4/コ:3~4)
前述の通り。
メカニック(忠:3~6/コ:1~3)
機械類を手配したり、修理したり、あるいは故買してくれたりする存在です。
彼らはフィクサーほど闇取引に通じていませんので、足がついた時のために忠実度を高めにしておくといいでしょう。
コネ値は高い方が有利ですが、その職業柄、あまりに付き合いが広いのは不自然かもしれません。
タリスモンガー(忠:2~5/コ:3~4)
魔法全般を取り扱う人物です。魔法の品物や蔵書、マジカルロッジ、あるいは呪文の知識などを商品として提供してくれるでしょう。
彼らは魔法分野に限定されたメカニックやフィクサーに近い存在ですが、魔法という未熟な分野に携わっているせいか、どこか偏屈だったり、義理堅かったり、よく言えば暖かい人間である事が多いようです。
忠実度はフィクサーと同じ理由で高すぎない方がいいのですが、変に気に入られてしまって、などという「歪さ」も魅力になり得ます。好きに設定するといいでしょう。
コネ値もまたフィクサー同様なのですが、彼ら自身魔法に深い造詣を持っているので、その知識や所有物だけをあてにするのも悪くないかもしれません。
ランの助けに有用なコンタクト
巡回警官(忠:1~5/コ:2~3)
治安を預かる警官ですが、ランナーなどと付き合いがあるのは恐らく汚職警官でしょう。とはいえそれは珍しい事ではなく、自分の勤務時間中に担当地域内で面倒を起こさないならば(あるいは相手が警官殺しでなければ)、彼らはランナーのような犯罪者達とすら近所づきあいをします。
彼らは子供の養育費や単にギャンブルで抱えた借金の為に新円を必要としており、仕事柄入ってくる情報をランナー達に横流ししてくれます。
忠実度が低いと「金の切れ目が縁の切れ目」となってしまうかもしれませんので、忠実度は高い方が便利で「らしい」でしょう。
警官は多くの人と接点を持ち、様々な情報や「貸し」を持っているものの、決して「強大な存在」ではありません。コネ値は2-3が適当です。
ハッカー(忠:2~4/コ:2~4)
ルールブックには載っていませんが、ハッカーをコンタクトに持ちたいというランナーは多いはずです。データはルールブックのアーキタイプを使用してください。
ハッカーの忠実度は低すぎない2が下限、理不尽に尽くしてこない4が上限と考えるといいでしょう。
ハッカーはVRで様々な社交のチャンスがあるはずです。コネ値1のハッカーは人間嫌いか、どこか人格的に欠陥があるといわざるを得ません。かといって高すぎるハッカーも不自然ですので、上限は4くらいに抑えるといいでしょう。
ブロガー(忠:1~6/コ:3~5)
文字通り、ブログでさまざまな情報を発信している人達です。
ブロガー達は情報を集め、互いに交換して自分の専門分野に関する最新情報は何でも知っています。
彼らは基本的に個人であり、その為個人のレベルで好き嫌いを出す事ができます。忠実度は好きに設定して構わないでしょう。
彼らは情報収集するにあたって、様々な人とコネを持っているはずです。コネ値は3以上である事が多いでしょう。
リガー(忠:1~3/コ:2~3)
ルールブックには載っていませんが、リガーをコンタクトに持ちたいというランナーは多いはずです。データはルールブックのアーキタイプ「ドローンリガー」か「スマグラー」を使用してください。
彼らの持つ機材は高価で、それをとても大事にしていますので、その分ランナーへの忠実度は限定されてしまいます。1から3で設定するといいでしょう。
コネ値は低くても構わないでしょうが、最低でも2をお勧めします。そうすれば、自信満々に通った裏道でたまたま検問が…というような事態を減らす事が出来るでしょう。
緊急時の保身に有用なコンタクト
マフィア・コンシエーリ(忠:1~3/コ:2~5)
マフィアに限らず、犯罪組織の相談役です。
恐怖と報酬から彼らは組織への忠誠が第一(例え保身であっても!)としており、忠実度は高くても3がせいぜいでしょう。それ以上は恐らく、自身がより上に行く為の野心を持っている人物のはずです。
コネ値は駆け出しなら2、その地方の顔とまで呼ばれる人物で5と言ったところです。高い方が強力ですが、彼は常に味方でいてくれるとは限りません。分不相応なコネ値は首を絞める危険があります。
ストリートドク(忠:3~6/コ:1~3)
闇医者です。素直に病院に駆け込めない怪我を負った時には世話になる事でしょう。
せっかく彼の病院に辿り着いたのに、密告されてはたまりません。忠実値は3以上を設定しましょう。
コネ値は適当でかまいません。彼から横流し品のサイバーウェアでも撃って欲しいなら別ですが、ただ口の堅い医者が欲しいなら低くてもさほど不都合はないでしょう。
キャラクターの肉付けに有用なコンタクト
バーテンダー(忠:4~6/コ:1~6)
街の酒場にいる老練のバーテンダーです。長くこの仕事を続ける内に、意外な情報をたくさんたくわえていたりしますので、持っておけば単なるフレーバー以上の効果が期待できるでしょう。
口の軽いバーテン相手に客は心を開きません。そんな彼らから特別なはからい(情報提供や密告など)を受けるには、忠実度4以上欲しいところです。
コネ値に関してはいくつでも構いませんが、バーテンダーの能力の大半はコネ値にかかっています。忠実度だけ高いバーテンはそれこそ、最高のカウンセラー以上の意味を持たないでしょう。あるいは貴方が死んだ時、涙のひとつでもこぼしてくれるかもしれませんね。
最終更新:2023年07月05日 17:17