そもそもシステムとは何か
本連載では「システム統合」について取り上げるが、「システム統合」とはいったい何かについて明らかにする前に、そもそも「システム」とは何かについて明らかにする必要があろう。
一般的にシステムは「ある目的を達成するために、構成要素が互いに関連し合って1つの全体をなしているもの」として定義されている。
昨今、システムといえば情報システムを真っ先にイメージし、あたかも「情報システム=システム」であるかのように思われがちであるが、元々システムとは対象に対する認識の仕方なのである。
チェックランド(注1)によれば、システムは次の4種類に分類される。
太陽系などの自然システム
ハードウェアなどの人工的物理システム
ソフトウェアなどの人工的抽象システム
ワールドカップで優勝を争っている各国のサッカーチームのように、人間活動がその主要な構成要素となっている人間活動システム
表2:チェックランドによるシステムの種類
※注1:
ソフトシステム方法論(SSM:Soft System Methodology)と呼ばれる、人間活動を重要な要素とするシステムへのアプローチを提案した。その特徴は、人工的物理システムのように、はじめに目的が与えられているのではなく、そのシステムについての観点を関係者間で共有するところから出発する点にある。
最終更新:2007年12月06日 10:24