アットウィキロゴ

人類革新連盟の主要人物

箱庭観通第2シーズンに登場するキャラクター紹介である。第1シーズンの登場人物についてはこちらを参照。

人類革新連盟関連


人民解放軍陸軍

王子軒(ワン・ズーシェン)

王大人(ワン・ターレン)の異名を持つ陸軍大将。
前回の北海道戦争の真の黒幕と言える秘密結社「紅龍会」に所属する。軍内でも屈指のタカ派の人物で、諜報部を使ってユーク極東軍に扶桑軍事侵攻をするよう画策した狡猾な人物。
元関東軍の祖父を持つ残留扶桑兵の末裔であり、扶桑人・中国人のハーフ。扶桑人名は「源川博司」。
その思想は現代の大東亜共栄圏である「[[人類革新連盟]]」の設立であり、欧米に対抗できるアジア人の共同体を目指していた。


劉武鄭(リィウ・ウージャン)

元ユークトバニア連邦共和国キタイスク自治共和国陸軍中将。現人民解放軍陸軍北部戦区大将。
古くから実質ユークの傀儡政権と化した満州地方*1を解放した英雄として親しまれているが、当のユークから北海道戦争を引き起こしたテロリストとして指名手配されている。
「紅龍会」の創設者にして人類革新連盟の真の支配者。旧中国共産党政権を追放し東アジア情勢を混乱に陥らせた張本人。

羅龍強(ラオ・ロンチャン)

人民解放軍陸軍中将にして第17機甲軍団の司令官。ユーク時代の名前はウラジミール・ドラゴヴィチ。
性格は残忍かつ戦いを求める戦闘狂そのものであり、ユーク随一の戦闘狂を自負するニコラエフ中将でさえ「あいつは俺と似ているが節操がない」と言わしめている。事実、北海道戦争後に除隊した理由は「さらなる闘争」を求めてであり、この後も中国共産党や人格連など所属を度々乗り換えている。
戦闘狂でもあるが知略にも長けた謀将としての一面もあり、共産党上層部壊滅後はそれぞれの軍閥の上層部を謀殺しており、劉武鄭が中国全土を最小限の被害で掌握できたのも彼の謀略あってこそである。
ニコラエフ同様戦場に出ることを好み、彼直属の戦車隊は赤いペガサスの部隊章が特徴的なことから「赤兎馬部隊」の異名で恐れられている。又、第17軍団は機甲部隊中心とした機動部隊であることから「快速軍団」と呼ばれている。


  • 経歴
元ユークトバニア極東軍管区第6戦車連隊の大佐を務めていた経験があるが、北海道戦争の終戦を契機に除隊し人民解放軍にヘッドハンティングされる。その後満洲戦争で元同胞達に対して虐殺と悪名高い「海蘭泡の戦い*2」をはじめユーク極東軍を破竹の勢いで撃破していった。満洲戦争後の軍閥間の紛争では北京の防衛を担当していたが、旧共産党に未来がないと見切りをつけ劉武鄭に乗り換えて共産党幹部を拘束し処刑、混乱する中国全土を調略によって瞬く間に掌握する。


人民解放軍海軍

楊菲菲(ヤオ・フェイフェイ)

人民解放軍中将。北海艦隊の司令長官で、満身創痍であったユーク極東艦隊及び太平洋艦隊にとどめを刺した張本人。フェイフェイダヨー
軍に上がる前に勉強したため日本語を喋ることができるネー。なお日本語を喋ると某魚雷艇運び屋漫画のですだよ姉ちゃんのような片言になるヨ。しかし同郷人との会話は普通に北京語で話しているので変な片言はしないんダヨー。
中有戦争では、未だに戦力としては整っていたユーク太平洋艦隊をパブロヴナとメドヴェージェフ不在とはいえ、航空兵力運用の第一人者であるザハルチェンコ率いる残存艦隊相手に、規模の小さい兵力で拮抗し、朝鮮戦争ではユーク極東軍とコリア連合艦隊相手に寡兵で連勝、ウラジオストク・ペトロパブロフスク基地と並んで難攻不落と謳われた釜山基地を損害ゼロで陥落させたことから、「無敵の名将」「戦場の覇王」「国士無双」と言われる。彼女が率いる艦隊は一度の敗北もないことから「常勝艦隊」とも。
戦略及び戦術作戦立案能力、用兵能力は中国海軍最強を誇り、所謂「武人」の意識が欠落している為逃走する事に一切躊躇わず、補給線を重要視し、時に奇計・妙計の限りをつくして質量共に劣る北海艦隊を何度も救出してきた。
戦機を計ることにとても長けており、また、膨大な情報から有用な部分を抜き出し活用する分析能力も高く、傍から見れば不透明な情報源の中で的確な判断を下しているなど、もはや神業としか思えない手腕で艦隊を指揮し、そして勝利を掴んできた。
その実力から如月提督やパブロヴナと並ぶ第三の天才とまで言われている。
反面私生活は自堕落的であり、現政権に不満を持っていても特に行動することはなく、地位や名誉にも無頓着であったことから、長物扱いされていた。
能力面のモデルはヤン・ウェンリー提督ではなくブルース・アッシュビー提督*3

[[扶中戦争]]での活躍(予定)
戦争序盤はユーク太平洋・極東両艦隊の抑えとして九州攻略戦には登場しない。

劉長龍(リィウ・チャンロン)

人民解放軍大佐。空母「北京」艦長にして海軍航空隊の司令長官。
菲菲曰く「艦隊運用の名人」。菲菲の作戦がほとんど常に完璧な成果をあげえたのは、菲菲の立案した戦術に艦隊が一糸乱れず従ったからであり、影の功労者として知られている。
また航空戦術にも精通しており、敵を翻弄したのちに防御が薄くなったところを一気に火力を集中投下し瓦解させることを得意とする。

王志強(ワン・ヂーチャン)

人民解放軍少将。北海艦隊主席幕僚長及び副司令官で楊菲菲を補佐する。素行不良の問題児が多い楊菲菲艦隊のお目付役を務めた。
秀才型の軍人で独創的な戦略・戦術の持ち主ではないが高い実務処理能力と緻密さに裏付けされた判断力の持ち主である。しかし、菲菲自身は参謀いらずだったために、彼女の苦手とする緻密な作業管理を必要とする索敵計画の立案を行なったりして彼女を支えた。

鳳敏(フェン・ミン)

人民解放軍少将。オセアニア外洋小艦隊の司令長官。元菲菲幕僚団の参謀長官で年も近いことから姉妹のように仲が良い。辺鄙な海域の司令長官という一見すれば左遷としか思えないような異動であるが、彼女に課せられた真の任務はオセアニア方面におけるオーシア・中央ユージア連合王国の動向を秘密裏に探ることであり「艦隊の頭脳」と言われた彼女が適任だということで配属された。

紅美鈴(ホン・メイリン)

人民解放軍中将。東南アジア外洋艦隊の司令長官であり、人民解放軍きっての苦労人。
水雷科上がりの提督で、駆逐艦「広州」の砲術長から艦長を経て東南アジア外洋艦隊の司令長官となった。
戦闘のスタイルは、速攻性と機動性を重視する電撃戦を好み、「非常識」とも「芸術的」とも評される 不規則な艦隊運動で敵を翻弄する。無謀と呼ばれる艦隊運動を可能とする要因としては「部下との厚い信頼関係」であり、東南アジア外洋艦隊所属の将兵のほとんどは中有戦争〜朝鮮戦争を共に戦い抜いた者ばかりである。
ゲリラ戦術や偽装戦術を得意としている。中有戦争ではボロジノフ率いる第10駆逐艦師団を相手取り偽装戦術や撤退戦術を駆使してしつこい追撃をかわし続けた。彼曰く「PLAN*4のペテン師野郎」。

安同北(アン・トンベイ)

人民解放軍大将。連合艦隊直属艦隊の司令長官であり中国海軍総司令部作戦参謀長も兼任している。楊菲菲とは同期。中の人曰く強くなりすぎた中国海軍の大幅なデバフ要素
海軍士官学校を首席で卒業したエリートであるが非常に尊大で傲慢な性格をしており、何かにつけて相手を見下した態度で接する。
艦隊指揮能力はお世辞にも高いとは言えず並の下であり、そんな彼が総司令官職につけたのも軍内での激しい出世競争を勝ち抜くだけの強かさを持っているためである。しかし前述した通り艦隊司令官としての資質は一切なく、軍内政争を勝ち抜いた強かさは戦闘には一切反映されない
菲菲評「上司のごますりと自己保身の天才」。
なお、名前の由来は銀河英雄伝説の同盟を間接的に崩壊に追い込んだあの人で、日本語で音読みすれば何となくモデルになった人物が思い浮かぶはずである。だいぶ無理があることは理解している



曹浩然(ツァオ・ハオラン)

人民解放軍海軍中将で海軍直轄第2艦隊所属。菲菲の元上司であり元北海艦隊司令長官。
経験に裏打ちされた広い視野と、戦闘海域の地形や環境をも利用する程の戦術家で、ユークとの戦闘では将帥の多くを手玉にとって戦った。
この事は中有戦争で良く現れており、兵力差と兵の質からして劣勢でありながらも、海域の特性を利用した防御陣地を構築したり、果てはユーク軍の前衛艦の機関部や武装のみを破壊して漂流させ、盾にすると言う方法を用いるなど粘り強い戦い防御戦に徹することを得意とする。

劉高衢(リィウ・ガオシィー)

人民解放軍海軍中将東海艦隊司令長官。
歴戦の経験に基づく老練の提督。士官学校出身ではない一兵卒から大規模艦隊の司令長官に上り詰めた天才で、戦術レベルは菲菲に次ぐ用兵能力を発揮する。
現場に長くいすぎたせいか、戦略家というよりは戦術家であり、長年の経験に裏付けされた重厚な戦術を得意としていた。

孫汀洲(スン・ティンゾゥ)

人民解放軍海軍中将南海艦隊司令長官。
性格は厳格で誇り高いが、他者に対しては好々爺として接することが多い。若年者に対しても、きちんと接する器量の持ち主で、菲菲にとっても数少ない理解者であり、中国軍*5の将兵から尊敬されている。
艦隊の運用は剛柔のバランスが取れた用兵家である。ゲリラ戦術や偽装戦術を得意としており、とりわけ退却戦が得意である。

仁有鎭(ジン・ヨウチン)

人民解放軍海軍少将。北海艦隊所属で、菲菲幕僚団の一人。
第三次朝鮮戦争では人民解放軍朝鮮義勇艦隊の司令官として参戦し高麗海軍を苦戦させた。扶中戦争では中将に昇格し朝鮮人民義勇艦隊の司令長官として中国・九州攻略方面艦隊に属する。

劉汉娜(リィウ・ハンナ)

人民解放軍海軍少将。菲菲幕僚団の一人。菲菲の薫陶を受けており、戦術の天才である菲菲のような飛び抜けた能力は持っていないが冷静な判断力と適切な指揮能力によって人材を統率する持ち主。 扶中戦争では中国・九州方面攻略艦隊として高句麗海軍と連合艦隊を編成し対馬・壱岐の攻略を担当する。

林朱尼(リン・ジューニー)

人民解放軍海軍少将。菲菲幕僚団の一人。上記の2人とは海軍士官学校の同期。
戦術指揮能力は非常に優れており、逃げるフリと逃げ足を活かした囮役や足止めなどゲリラ的な指揮を得意とする。士官学校時代のシミュレーションの頃から敗軍の再編と抵抗において抜きん出ており、「彼女が指揮をすると、敗軍のうごきが急に精彩をおびるのが不思議」とまで語られている。
扶中戦争では「人民解放軍海軍 朝鮮人民義勇艦隊」の前衛部隊として参戦する。

姜暁岩(シャン・シァオヤン)

空母北京の戦闘航空団のエースパイロット。
初陣となる中有戦争で乱戦の中ユーク軍機を7機撃墜しており、続く第二次朝鮮戦争ではコレーエツ自治共和国空軍機を26機も撃墜するなど非凡な才能を誇る。

人民解放軍空軍


ユークトバニア関連


元北方艦隊及び新極東艦隊関連


オルガ・パブロヴナ

常勝の天才」とまで謳われたユーク海軍きっての鬼才。
実直かつ曲がったことが人一倍嫌いな性格。偏見無しに真っ正面から人と向き合う小気味よい人物でもある。
行動的で自己主張をはっきりと行うため、不敵な態度もあって幼少の頃から敵を作りやすく喧嘩沙汰は絶えなかった。学校では主席だったものの成績などに価値を見出さず、現実での行動力や結果を出す手腕を重視するタイプの人間だった。
物事の核心を突き、躊躇無く物言う性分に加えて両親が元ノーメンクラツーラかつオルガリヒの関係者であること、さらに軍事上での才幹も相まって貴族や将校達から「生意気な銀髪の小娘」とやっかまれたが、それらを振り払う実力を持ち合わせユーク海軍将兵の畏敬と忠誠を一身に集める。
理知的で客観的、強い意志に基づく言動が見られる反面、時として感情を優先させる傾向があり、精神的に脆い面も見せている。

海軍大将→海軍上級大将→海軍元帥。北海道戦争で受けた負傷を理由に現在は一線を退き、ユーク太平洋艦隊の名誉教授を務めていた。
しかし、アジア方面の情勢悪化に伴い新設されたユーク極東艦隊の司令長官に再び任命されている。
長い間前線から離れていたが超人的な艦隊指揮能力は依然健在で、人革連北海艦隊に睨みを効かせている。
扶桑皇国とは一度刃を交えたが、再び国交が正常化した現在は扶桑海軍の主要人物と交友を持っており、親善訪問という名の観光や太平洋艦隊士官学校の卒業演習科目として海軍演習に何度か参加している。
演習に参加する度扶桑海軍の再建の速さや頑強さに驚いており、生石中将をはじめ新生扶桑海軍を高く評価している。

アンナ・カディロヴナ

北海道戦争にて戦死したカディロフ提督の孫娘。パブロヴナと同期であり唯一無二の親友。温和な性格で、時として苛烈になりがちなパブロヴナを諫言できる数少ない人物。海軍中将。
バルト海艦隊総司令長官を勤めていたが、人革連との戦争を契機にパブロヴナの幕僚長官に任命された。
海軍学校時代のあだ名は「ミセス・パーフェクト」で、人格だけでなく戦闘能力、軍事的指揮力にも大変優れている。その手腕は彼女と対峙した人物から「まるでパブロヴナ提督がもう一人いるようだ」と評されている。

アンドレイ・ボロジノフ

海軍少将で第1駆逐艦師団提督。追撃戦に定評がある猛将で、数々の潰走する敵艦隊を壊滅してきたことから「行動する破壊衝動」と恐れられている。
また、第1駆逐艦師団のロゴマークはライオンに跨った漆黒の騎士が描かれているため「チョールヌィ・ルィーツェリア・フロート」と非公式の愛称がある。
北海道戦争後は壊滅した極東艦隊の穴埋めとしてしばらく赴任することに。

イーゴリ・プーシキン

海軍少将で第10巡洋艦師団司令長官。麾下の艦隊の並外れた機動力から「ウラガーン・プーシキン」の異名で畏れられており、「プーシキンに追いつける艦なし」とまで言われている。
対峙した艦隊の体勢が整う前に怒濤のスピードで肉迫し、苛烈な先制攻撃を加えることで相手の出鼻をくじいて勝利をもぎ取ることを得意としている。

ゲオルギー・チューホフ

海軍少将でプーシキンとは海軍士官学校の同期で親友同士。第1水雷戦隊司令長官。階級が下の者でも丁寧に接するなど人柄がよくプーシキンと並んで「北方艦隊の双璧」と呼ばれている。
攻守における高水準でこなすバランスと、あらゆる状況における沈着さを評価されており、「もしパブロヴナがいなければ彼が北方艦隊の総司令長官になっていたであろう」と評されている。

太平洋艦隊関連

ウラジミール・メドヴェージェフ

ユーク海軍のドクトリンを大きく変えた第一人者で「生きる伝説」といわれた老練の提督。海軍大将。
水に例えられる柔軟自在な艦隊運用に定評があり、彼のモットーである「臨機応変」は教え子のパブロヴナに引き継がれている。
北海道戦争後に査問委員会に太平洋艦隊の損失について問われるも、これまでの功績とクーデター政権と関わりがなかったこと、人革連海軍が大きくなりすぎたこと、そして現場の将兵の懇願によって司令長官職を続けることになった。

ニコライ・ザハルチェンコ

「ユーク海軍航空戦の第一人者」と呼ばれる太平洋艦隊航空参謀長でメドヴェージェフの片腕的存在。海軍中将。
航空戦術以外にも機動防御に定評があり、圧倒的な数の敵に対しても必要最低限の兵力で巧みに攻撃を防ぐことから「鉄壁」の異名を持つ。

アルトゥール・ブラーギン

ザハルチェンコ艦隊こと第2航空艦隊の防空部隊の司令官で階級は准将。パブロヴナの命の恩人。
非凡な作戦実行能力を有する戦術家であり、守勢下での艦隊指揮において高い力量を示すことが多いが、攻勢面でもしばしば並々ならぬ能力を示し、天海提督をして「良将」とたたえしめた。
特に難局での強さには定評があり、北海道戦争では同数どころか1.5倍の兵力を相手にしても、間違いなく長時間にわたり戦線を維持できるであろうとされる。その評価ゆえ、北海道戦争以降常に全軍の最後衛に配され、旗艦の背中を守り続けることとなった。


その他


アナスタシア

元ユーク海軍のエースパイロット。北海道戦争の遠因となった張本人であるが、秘密裏クーデター政権の悪事が暴露されてからマーシャルノフ大統領復帰後に恩赦された。
現在は軍から離れて駐在武官兼扶桑皇国との関係修繕を図る親善大使を務めている。
前戦争の経歴からGRU(参謀本部情報局)に目に留まり退役後はGRUケースオフィサー兼GRUスペツナズ小隊長として暗躍、第2シーズンでは人革連の動向を扶桑に教えている。

おまけ 第××回扶桑海軍総合大演習・ユークサイド

<<戦いの行く末はもう見えているのに、扶桑も中々粘りますね>><<うん、前の戦争からよくもここまで立ち上がったものね>>
<<まぁパブロヴナ提督が得意とする搦手もあまり使えないし勢力も扶桑と同等、更にこちらの大半は士官候補生ということを鑑みてもあの頑強さには驚きます>><<…どうやら私は試合形式の戦闘は苦手みたいね(苦笑)>><<ふふっ、戦場の指揮官として大いに優れているということですよ>><<しかしこのままだと我が軍の損害も無視できないものになるね…>>
<<敵の正面防衛線を突破>><<敵艦隊潰走していきます。提督、どうなされます?>>
<<(前の大戦で扶桑側の提督は軒並み戦死しているから、あの状態で艦隊を立て直すのは難しいはず…。これなら実戦経験のない彼らでも対応が可能か)戦列を組み直す。各艦隊に紡錘陣形を執るよう伝達して>><<中央突破をなさるつもりですね>>
<<うん、その通り。第1及び第2訓練戦隊に追撃させて、私たちは出来る限り支援に徹する>><<いよいよ総仕上げですね>><<生石提督か、中々面白い人物だった。第1及び第2訓練戦隊、全艦最大船速、敵を食い破れ。第4訓練巡洋艦師団及び第5訓練水雷戦隊は敵本隊に揺動をかけつつ輸送船団に接近しろ。敵が食いついてきたら戦艦部隊で十字砲火を、逃げるのであれば先に輸送船団を攻撃し燃料切れを狙う>>


<<扶桑艦隊殿部隊が分離。西へ転進…いえ、転進180度!!>><<…は?>><<なん...だと...?>><<続いて扶桑艦隊本隊進路変更、目標は…我が軍の補給船団と思われます!>><<…してやられた、奴らはこの混乱に乗じて私たちの補給船団を各個撃破するつもりだ。中央突破を逆手に取られてしまった>><<バカな、ありえん。演習でこんな常識外れな…>><<狼狽えるなフェドセーエフ上級士官候補生。分艦隊を以て囮部隊を扶撃し敵の本隊を追う>><<ダメです、さらに敵本隊から艦艇数隻が離れ我々を遮る形で布陣しています>><<...!>>

<<敵艦隊正面捕捉。返り討ちにしてやれ>> <<そんな数で一体何ができるというのだ!なぶり倒してやる!>> <<ダメだ、スモーク、チャフ・フレア・ECMをありったけばら撒かれて捕捉もままならない!>><<4号艦大破!>><<こちら2号艦、すまない撃沈判定をもらった…>><<3号艦レーダーに被弾、ダメだ照準が定まらない!>>
<<なんつー艦隊機動だ!?>><<あんな動きは前の戦争でも見たことがないぞ!>>

<<見事に一杯食わされましたね>><<うん、今回の演習は指揮官による戦闘シミュレーションのつもりだったんだけど、相手はどうやらこのまま勝たせてくれないみたいね。相手が本気だというならば、こちらも全力で挑まねば無作法というもの>><<(いつになく本気の顔だ。こんなオルガ見るの久しぶり…)>><<この際補給船団は諦める。先手を取られてしまったが、敵が補給船団を囲う前に私たちも撃滅し本隊に行動不能になるまで攻撃を加えて。兵力差はこちらが上よ。四方から絶え間ない攻撃を加えれば必ず綻びができる。燃料が心許ないがそれは相手も同じはず。このまま短期決戦を仕掛ける>>


<<酷い陣形だな、これではまるで消耗戦だ>><<あの頑強な防衛陣は崩すことができたものの、今度は遁走か。まったくきりがないですね>><<相手は初めから真正面から対決するつもりはなかったみたいね>><<そろそろ潮時ではないでしょうか。これ以上戦ってもお互い損害が増えるだけですし。…それに、ほら制限時間も>>
<<やっぱりそう思う?>><<…悔しいとお思いですか?>><<そんなことはないけど、もう少し勝ちたかったかな>><<戦力的にこちらが優位に立ちつつ相手の弾薬・燃料を枯渇させるまで戦ったのです。試合の判定はどうであれ、これ以上のお望みは些か贅沢かと>><<わかっている。しかし扶桑の補給船団を制限時間内に潰しきれなかったのは手痛いな。…生石提督か、まさか現代でセキバハラ・ウォーのシマヅ・ウォリアーの再現を見せられるとは中々やるじゃない>><<「捨て肝」というやつですね。演習とはいえあれを実現するにはここの高い能力と、…そして指揮官への強い信頼がないとできないですね>><<うん、今回はなかなか面白い戦闘だった。生石提督に電文を送って。「貴官の勇戦に敬意を表す。再会の日まで壮健なれ。」と>>


後に20XY年第××会海軍大演習と呼ばれる一連の模擬戦闘訓練は、当初の予想を覆す扶桑軍側の勝利で幕を閉じた。
補給船団を壊滅させられたことでユーク側が継戦ができないとの判定であった。
しかし扶桑側も序盤の戦闘の影響で艦艇の燃料や弾薬が尽き掛けていたことで継戦能力が危うかったことや、遅滞戦術で各部隊が各個撃破されたため終盤は戦力的にユーク側が優勢だったこと、さらに試合終了間際には扶桑輸送船団が封殺される陣形をユークがとっていたことから、あと20分時間が設けられていたら試合は違った形になったであろうと後世の歴史家は予想している。
それを踏まえて計算に入れた生石中将をパブロヴナ提督は高く評価しており、試合終了後に両者は健闘を称えた。
なお今回の演習で実演した生石提督の戦術は来年度から反則とされた



おまけ その2 中華サイド

<<中々面白い試合だったネー>><<というより提督、お忍びできたのに随分と楽しんでいらっしゃりますね。視察というよりかはもはや観光…>><<そんなことはないよ。それにしてもあの生石中将だったカナ。これまでノーマークだったけどあのパブロヴナ大将相手によくぞここまで戦場を掻き回したものネ>><<はい、まさかこれほどまでの人材とは予想できませんでした>>
<<彼らを相手にうちの海軍はどこまでやれるのカナー>><<…まさか上は本気で扶桑と戦争するつもりなんですかね>><<そのつもりらしいヨ。現にオーシアはエルジアと不和で太平洋への影響を弱めているし、近いうちに戦争でも起きるんじゃないカナ>><<そしてオーシアが戦争している隙に「曙光工程」を発動すると>><<そういうコト>>
<<しかし視察をすればするほど本当に勝てるのか分からなくてなってきますね。最悪ユークの参戦も考えられる>><<勝機はゼロじゃないネ。確かに私たち人民解放軍は周りの超大国と比べて弱兵かもしれない。しかしそんなことは戦術・戦略次第でどうとでも変わってくる>>
<<織田の尾張兵がいい例ですね>><<まあ尾張=弱兵説は諸説あるけどネ>><<それはともかく、この後も情報分析を続行しますか?>><<そうだネ、引き続き生石提督の情報をかき集めて。戦術・戦略思想から性格、海軍士官学校の成績、経歴、家族構成、交友関係、金銭関係、思想、信念、全て分かりうる情報は手段を選ばず集めてちょうだい。あと、扶桑軍上級幹部に私たちのシンパはどれくらいいる?>><海軍だけでも3名ほどはおります>><<それだけいれば十分ネ。それぞれの艦隊の提督に怪しまれないように接触して現扶桑軍の弱みを握らせテ>><<了解しました>>

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2020年06月23日 00:16

*1 フェザーン自治領のような感じ

*2 ユーク名:ブラゴヴェシチェンスク防衛戦

*3 如月提督と被るため

*4 英語:People's Liberation Army Navy、人民解放軍海軍の意

*5 さらにはユーク軍からもの