エリカテーヌを筆頭とする、真社会性をもったオーロンゲ系列の一族。
殆ど男性型のみで構成されて、少ない女性型を頂点としてコロニーを形成している。
遺伝的には全てが男性であり、労働に適した男性型と、繁殖能力を持つ女性型の形質を持つ。
女性型は厳密には女性ではなく、女性機能と男性機能を兼ね揃える存在。
とりわけ同族間の繁殖は女性型同士で行われることが多い。
男性型ながら性欲のある個体は女性型に変異する可能性が高く、結局は女性型同士の交配に繋がる。
男性型は筋骨隆々とした逞しい肉体を持っており、性欲よりも(筋)肉欲。
元々男性型で生まれても、男性ホルモンが抑制される(男性的屈服する)ことで女性型へと性転換する。
しかし先代まではどいつもこいつもガチムチばかりで鋼メンタルの持ち主なので、そういった個体が女性化することは殆ど無い。
変則的な雄性先熟であり、早く女性型になった個体ほど女性能力が高い。
勿論出生時から女性型である方が高く、最も早い場合は発生直後に女性型に分化する。
元々長命で繁殖力が低く、極稀に先天的・後天的に受胎能力を有する両性型の個体が現れることで血統を維持してきた。
基本的に種の維持は王の役目である。
元々女性型になる個体が非常に少なく、男性型は基本的に繁殖欲求が無いので、先王までは種の維持に苦労していた。
外部から種を受け入れるしかなく、それも限界に達しようとしていた。
ところが異常なまでに繁殖能力の高い特殊個体が発生し、今代でその数をどんどん増やしている。
現在の一族の殆どはエリカテーヌか黒耀の子供であり、少なからずその特性を引き継いでいる。
コロニー内が全て家族として生活しており、強い同族意識で繋がっている。
ファミセッは基本。
お前も家族だ。
一族一覧
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現在の高い繁殖能力は始祖が持っていた特性であり、先王までの個体は性質が変化していた。
実は一族が衰退しかけると始祖である「 白皇」が現れ、その血を定期的にリセットしている。
先王が「白皇」と交わって生まれたのが「双樹」と「マドレーヌ」であり、彼女達の子らが元の特性を取り戻し、再び繁栄の時を迎えることになった。
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最終更新:2020年10月29日 13:10