北アルプスの主要な山小屋には夏期のみ大学医学部の診療所が開設される
診療所のある山小屋を調べておくと万一の時心強い
診察には実費が必要、保険証は不必要
とはいえできれば自分のことは自分で対処したい
ファーストエイド
- ケガや病気の時のために携帯する救急用品
- グループ全体として必要なものを最低1セット持っていく
- 個々人で自分専用の、普段からよく使う薬やバンソウコウなどを携帯する
- バンソウコウは何かと便利である
- 常備薬・・・風邪薬・胃腸薬・解熱剤・頭痛、便秘、下痢用の薬
- 外傷用・・・バンソウコウ・消毒液・傷薬・抗生物質・軟膏・包帯・ガーゼ・テープ
- その他・・・虫刺されの薬・日焼け止め・酔い止め薬
日焼け
- 空気が薄いので山での紫外線は強烈
- とくに雪渓や稜線など反射の強い所、遮るものがないところでは要注意
- 女性だけでなく男性も注意しておこう
- 日焼けは軽いやけどでありあまり焼きすぎると良くない
- ザックが背負えなくなり、体が火照り、寝返りがうてなくなる
- ひどくなると水泡ができる
- 楽しみにしていた温泉も痛くて入っていられない
- 特に首筋や腕が日焼けになりやすい
予防
- 襟の高い服とつばの広い帽子は必携
- 日焼け止めクリームもあるが、肌をあまり露出させないのが最も確実
靴擦れ
- 靴と足の摩擦による火傷のようなもの
- 下山時に速く歩いたときに起こりやすい
- 靴ひもが緩かったり靴が大きかったり、靴の中で足が動きやすいと靴擦れになる
- 自分の足にあった靴をきちんと履けば靴擦れにはならない
予防
- 事前に靴を履き慣らしておく
- 足にあった厚めの靴下を履き、足首までしっかり靴紐を締める
- 靴下にしわができたり、靴の中に石が入ったらすぐに直す
- 靴擦れができやすいところに、予めバンソウコウをはっておく
- 靴を購入するときにやや大きめでしっくりフィットするものを選んでおく
応急処置
- 患部を消毒し、消毒した針で皮を破らないように水分を出す
- さらに消毒して十分乾燥させる
- 手入れはこまめにする
日射病
- 強い直射日光のもとで長時間行動しているとなる
- 熱発散の限界を超え、体温調節中枢が冒されて熱発散がうまくできなくなる
- 疲労の蓄積、睡眠不足、空腹、水分の不足などが副次的な発病原因
- 極端な喉の渇きや手足の気だるさ、めまい、頭痛、脱力感などが前兆
- 休息をとらずに無理をすると冷や汗、寒気、吐き気などが起こる
- 発病すると40度近くまで体温が上がり、皮膚はカサカサに乾燥し、汗は止まる
- 悪化すると意識障害、痙攣につながる
予防
- 水分が不足すると汗がうまく出ないため体温調節ができず、
- 発汗の程度に応じて水分をとることが必要
- 体調が悪いと誘発原因となる
- 入山前からコンディションを整えておく
- 初心者は過度の緊張のために体調をくずすことが多いので、メンバーが緊張を解す
応急処置
- ひどくなる前に涼しい風通しの良い木陰などで横になる
- 水を飲ませ、衣服を緩めて、上半身をやや高めにして寝かせる
- 上半身を裸にし、まずは頭や首筋をぬれタオルで拭く程度から始める
- 徐々にビショビショのもので、最終的には水を掛けるくらいにして冷やす
- 水がない場合は首筋などをぬれタオルで冷やしてうちわであおいでやる
高山病(高度障害)
- 酸素不足がもたらす様々な障害
- 症状・・・頭痛・不眠・倦怠・運動失調・むくみ・咳・息切れ・不規則な呼吸・食欲減退・吐き気・尿量の減少・足が重く感じるなど
- バテの一つと考えても間違いではない
- 3000m以上から高山病の症状が出るとされている
- 2500m程度でも急性高山病になる人もいる
- 体調を崩している人は特に急性高山病にかかりやすい
- ロープウェイや車で一気に高度をかせぐと痛い目にあうことがある
対処
- 酸素吸入が効果的であるが、早く下山するのが最善の方法
- 水分を多くとってどんどん小便を出すと良い
- 呼吸法としてはしっかり白鵬が良い
- どうしても良くならない場合は下山しかない
- 高度を下げれば高山病は確実に治る
- 無理をして症状が悪化すると脳浮腫や肺水腫などの重症になる
予防
- ゆっくりと高度をかせぐ
- 自分の体調の管理をしっかりとする
- 普段からトレーニングをして酸素摂取能力を高めておく
筋肉痙攣
原因
- 汗で濡れた皮膚が風で冷やされ、急激に筋肉が縮むため
- 激しい呼吸のために酸素を取りすぎて、その結果血中の炭酸ガスが極端に不足したため
- 発汗によりナトリウム分が極端に不足したため
- 激しい運動によりカリウムが不足したため
応急処置
- 患部の筋肉をゆっくりと伸ばして保温する
- 食塩か塩分の多いものを食べる
- 両手で水をすくう形で口鼻をおおい、自分の吐き出した呼気をゆっくり再呼吸する
- できればカリウムの多く含まれている果物を食べる
予防
- 歩き出す前に十分なストレッチングを行う
- 休憩時に筋肉を冷やさないように保温する
- 激しい上りの時などはとおきどき立ち止まり、呼気を再呼吸する(炭酸ガス呼吸をする)
- 行動食としてバナナや果物を食べる
骨折
症状
- 患部周辺の激しい痛み
- 内出血のために青黒く変色し、腫れてくる
- 患部に屈曲や短縮などの変形が現れる
- 手足の場合、患部の先端がブラブラしたり、異常な方向に動く
- 運動神経がおかされるため手足が動かなくなる
- 本人がボキッという骨折音を聞くことがある
- 患部を少しだけ動かすとカチカチと骨折端のふれあう音がする
応急処置
- 骨折しているかどうか、できるだけ多角度から調べて判断する
- 骨折か打僕か捻挫か分からないような場合は、骨折として処置しておく
- 基本は添え木をして患部を固定すること
- 患部の上下の関節よりやや長く、患部の一番細い部分よりやや広めの幅のもの
- 十分な硬さと軽さを備えたものを添え木とする
- テントポール、枝、ダンボール、傘、週刊誌などを使うとよい
- タオルやシャツなどを添え木と患部の間に挟んでクッションにする
- 三角巾や手ぬぐいを裂いたものなどで患部が動かないようにしっかりと固定する
- 現場で固定してから動かすのが原則
- 固定しないで患者を動かすことは厳禁
- 複数の人で協力して患部に無理のかからないようにする
- 患部を長時間冷やしすぎないこと
- 全身の保温をして運搬する
虫刺され・かぶれ
- 森林帯や沢筋のアプローチでよく起こる
- 肌を露出しないことが一番
- 虫刺されを避けるにはクソ暑くても長袖、長ズボンで行動するしかない
- かぶれは漆・イチョウなど、かぶれる草木を知っておくと防げる
- なってしまったら早めに薬を塗ると良い
便秘
- 朝早く起き、散歩をして体を動かす
- お茶や塩水を飲むのも効果的
- 要は運動と水分をよく取るこ
最終更新:2011年10月23日 13:12