飲食店(前編) εεεεヾ(*´ー`)ノ トンズラッ
当時の名古屋では、飲食店関係の求人が多かったようだ。
しかも需要の面からの人気を反映してか、或いは性別によるものか「ホール(ウェイター)」よりは「洗い場」のニーズが圧倒的に多かったのは確かである。
その頃、求人誌に毎日のようにデカデカと出ていた「ホテルオークラ・レストラン」に応募し、面接の運びとなる。
「ホールの経験はないんだね・・・?
じゃあ、洗い場をやってもらう事になるけど、いいかな?」
「洗い場ってのは、何をするんですか?」
「まずは皿洗いからだな・・・行く行くは盛り付け、調理と進んでいくけどしばらくは皿洗いだね」
「皿洗いか・・・私は、ホール希望なんですが・・・」
「経験ないんでしょ? 経験ないと無理だな、ホールの方は」
「経験といっても、単に運ぶだけでしょ?」
「そんな簡単じゃないんだよ。
一流ホテル・レストランのウェイターやるには、最低でも2ー3年の経験が必要だな」
と、オッサンはニベもなかった。
「その点、洗い場なら経験は関係ないからね。
地味だけどしばらく我慢して、皿洗いをしてみたらどう?
そうすればいずれは盛り付けをやれるし、そこで評価されれば調理にも代わることが出来る・・・
そうなりゃ、一生モンの技術が身に付くんだよ。
どっちみちウェイターは若いうちしか出来ないから、私は絶対に洗い場の方がいいと思うけどなー」
「でも、実際にやり手がいないんでしょう?
ともかく半年も皿洗いなんて、嫌ですよ・・・」
と、即座に断ったのは言うまでもない。
その後も幾つかの飲食店に応募はしたものの、必ずと言っていいくらいに
「洗い場の方をやってくれるかな?」
と訊かれるのである。
最初のうちは即座に断ってきたものの、考えてみれば資格があるわけでもなく、また腕に職が付いているわけでもないからと考えを改めつつあるところに、当時有名だった「R」というパブクラブで働く事に決まった。
ここでは皿洗いばかりではなく、フルーツなどの盛り付けを教わったりしたが、夕方辺りから続々と詰め掛けて来るカップルなどの客が、薄暗い店内で酒を飲みながらイチャついているところなどを尻目に、薄汚れた洗い場で片付けや皿洗いを黙々とこなすのは、若い色男にとっては拷問以外のなにものでもなかった。
「よし・・・じゃあ1時間くらい、休憩していいよ」
「外に出てもいいんですか?」
「ああ、いいよ。1時間までなら」
「んじゃ、ちょっと行って来まーす」
と、出たきり帰る事がなかったのは言うまでもない εεεεεヾ(*´ー`)ノ トンズラッ
幕間 柱| ̄m ̄) ウププッ
(オレのような天才的な頭脳を持った人材を、世間が放っておくはずはない・・・)
社会人デビュー前から、直ぐに引く手数多とタカを括っていたにゃべっちだったが、大企業ならともかくマイナーな小企業3社から、次々とNGを喰わされ
(そんなバカな・・・もしやオレの頭が良過ぎるせいで、小さい組織からは僻みや嫉妬で敬遠されてしまっているのだろーか?
ならば悲劇だ)
などと、世間知らずをいい事に臆面もなくこう信じていたものの、一方では紛れもない現実として世間の厳しさを肌で知る事となり、まったく思いもしなかった多難な前途を感じさせる船出となったのであった。
もっとも振り返って考えてみれば、この当時の就職活動が上手く行かなかった原因は、ハッキリしている。
なにせまだ学生気分のまったく抜けきらぬ、当時の非常識さは今思い出せば笑ってしまうほどで、学生時代に集団での就職活動という経験をして来なかった事が大きなツケとなり、社会のルールがまったくわからなかったのだった。
そもそも面接で会社を訪問する時に、スーツを着ていったためしがなかったのは、日本の社会風土にあっては能力以前に論外だったろう。
より正確には、着ていったためしがなかったというよりも、そもそもスーツを一着も持っていなかったのだ。
無論、若くして親元を離れた一匹狼に、買う金とてあろうハズもない。
「成人式用のスーツを作りなさい」
と、学生時代に母から送ってもらっていた結構な額の金は、総て密かに遊興費につぎ込んでしまってとうの昔に泡と消えていたし、そもそも面接にスーツを着て行こうという気持ちさえサラサラなかった、というのが実情だった。
(なーに、服装ではなく人間性で勝負だ・・・服装で人間性を否定するような会社なんぞは、こっちからお断りじゃ)
などと独り善がりの美学に酔っていたはいいが、実際に着ていくのはGパンにセーターという普段着そのままだったし、髪もボサボサの長髪のままでは、第一印象からしてNGだったろう。
こうしたイデタチだけでも、マトモな会社であれば門前払いされてもおかしくないところだが、それに加えて
(オレのような優秀な人材が、オマエのところに入ってやろうというんだから、ありがたく思え)
という考えに凝り固まっていたから、自分ではまったく意識していなかったものの相当に態度がデカく(非常識なまでに)横柄に映っていたらしい(実際に、何度か指摘もされたw)
こうして、何度NGを出されても
(なーに・・・たまたま見る目のない、アホな節穴担当者が続いただけさ・・・
次にはきっと、素晴らしい担当者が現れてオレの真価を見抜き、スパっと決まるハズに違いないのだ)
と相変わらずノー天気に構え、少しも反省する事がないから進歩もないわけだ。
かくて、新社会人にゃべっち211歳。
この学生気分抜けきらぬモラトリアムの行く手には、更に厳しい世間の荒波が待ち受けていたのであった(*´ー`) フッ
厚い壁 ヽ(`Д´)ノ
ま、それはそれでアナタの個性だからと、オレ自身は思っているんだけどね。
また営業というのは難しいもので、アナタは若い人にしては口調がしっかりしていて非常に論理的な話をするので、さっきから感心しっ放しなんだけど・・・正直、理屈っぽいというかな・・・
言ってる事が半分くらいしか理解できなかっのは、単に私の頭が悪いせいだろうか?
お客さんによっては、難しい人もいるから怒っちゃうよ。
ところで不勉強で申し訳ないけど、さっきの話の中に出てきた言葉で幾つかわからないところがあったので、是非教えて欲しい・・・」
と言われ、纏めて「用語解説」をしてやると
「ほーほー、なるほどねー。
初めて訊くような言葉ばかりで、大変勉強になりました。
アナタのような人は、もっと大きな会社へ入った方が実力を発揮できると思うなー。
正直、ウチの経営に余裕があれば、是非じっくりと教えていきたいのだけどね・・・
なにしろ大化けするような予感はあるんだけど、残念ながらそれだけの冒険を出来る余裕がなくてね。
やっぱりもっと体力のある、大きい会社へ行った方がアナタの将来のためだと思う・・・」
「寧ろ大きい会社ほど冒険はしたがらない、というか出来ないんじゃないですかね・・・担当者の権限が小さくて。
小さい会社だから、経営者のハラ一つで冒険が出来るのではないかと・・・」
「ううむ・・・こりゃ痛い所を突かれたなー・・・うんうん、確かに惜しい人材でもあるから、では今一度検討してみますか・・・」
そして数日後には、この社長から直々に電話があり
「再度真剣に検討しましたが、やっぱり今回は残念ながらご縁がなかったという事で・・・くどいようだが責任逃れではなく、アナタの為には本当にしっかりとした、大きな会社にチャレンジしてみる事をお奨めしますよ」
と、テイの良い断りの電話が入ったのだった (" ̄д ̄)けっ
モラトリアム (ノ∀`)アヒャヒャヒャヒャ
次に面接を受けたのは、個人商店に毛の生えた程度の小さな印刷会社だった。
直々に面接に現われた社長は、非常にざっくばらんな性格で商売人だけに口も上手いから話し易い(もっとも相手が誰であろうと、得意の弁舌が影響を受けるような気遣いは、当時から滅多になかったが・・・)
「では、自己PRをして下さい」
といわれるままに、例によって淘々と論をブツと
「結論を出すまでに何日も費やして迷惑をかけても悪いから、この場で結論を出すと今回は残念ですがご縁がなかったという事で、採用は見送りとしたい・・・
有意な人材だけに、惜しい気がしますが・・・」
「本当に有意な人材と思うなら、今からでも撤回したら?」
「先程説明した話を訊いて、自分で出来るという自信があるのかな?」
「なければ、説明の途中で辞退してますよ・・・」
その説明というのは、こうだった。
《見ての通り、株式会社といっても個人商店に毛の生えた程度の小さい会社なんだな・・・
だから社員は営業回りにも行かなければいけないし、印刷の知識も覚えなくてはならない。
また事務処理もしなくてはならないという、殆んど自己完結の世界でね。
まあ幸い顧客を幾つか持ってるけど、それらをヨソに取られないようにケアしていかなきゃならんし、それと同時に新規の開拓も必要だからねー。
相当なバイタリティがないとね・・・》
なんでも簡単に考えてしまうのが、当時からのワタクシの良い癖でありまた悪い癖でもあったが、この時もガラス越しに丸見えになっている向こうの仕事部屋にいる、数人の社員の姿を一瞥して
(あの連中に務まるくらいだから、それほど難しい仕事じゃあるまい・・・)
などと、根拠もなく決め付けてしまっていたのである。
「そんなに難しくはないし、充分に出来ると思いますが・・・」
と言ってしまった。
「いや・・・正直、難しいと思うんだなー。
例えばこの面接にしても、まあウチのような小さな会社だから、そんなに煩い事は言わないんだけどね。
普通だとこうした面接に来るには、それなりの礼儀ってモノがあるんじゃないかな」
礼儀云々というのは、私服で面接に来ていた事を言っていた。
当時はスーツを持っておらず、どこの面接へ行く時でも私服で通していたのである (ノ∀`)アヒャヒャヒャヒャ
現実 (-。-)y-゜゜゜
「アナタがどうしてウチを希望してきたのかわからないけど、ハッキリ言えばうちでお願いする仕事ってのは、あんまり賢い人向きじゃないんだなー。
工場の仕事って多分、知らないだろうと思うけどベルトコンベアーみたいにとても単調な作業だから、頭を使うアナタのような人には退屈だと思うねー」
「いや、そんな事はないと思います・・・仕事だから、最初は苦痛が伴ったりするかもしれませんが、単調な作業でも繰り返しているうちになにか発見があったりしてカタルシスなどが得られ、次第に面白さを見出せるのではないかと・・・」
「いやいや・・・面白いなんてモノじゃないと思うよ。
特に、夜勤は辛いんだなー。
ましてやうちの場合は、一人で夜勤だからねー。
このだだっ広い工場の中で、自分ひとりだけという孤独に耐えられるかどうか・・・」
「それに関しては何度かイメージしましたが、まったく苦にならないだろうという結論が・・・」
「いや、やってみないとね・・・ウチとしては、中卒くらいでなにも考えずに与えられた役目に疑問を持たず、淡々とこなしてくれるような人で充分なんだよねー。
自分でモノを考えてしまう人には、難しいだろうなーと思うよ」
「中卒だから何も考えず、ひたすらロボットみたいに淡々と動くいう前提は、いかがなものかと・・・中卒と院卒とに係わりなく、どんな役目にしろともかく最終的には、本人のやる気次第だと思いますが・・・」
実際に人と係わりのない深夜の孤独な作業というのは、当初の気分に打ってつけのように思えたから
「是非、やってみたいと思いますし、問題なくやり遂げるだけの自信と責任感はあるつもりです」
と、再度アピールしてみると
「わかりました・・・そこまでおっしゃるのなら・・・検討してみましょう。
まあ、学歴が邪魔になるような気がするんだけどねー。
ウチなんてみんな高校出ばかりだし、私個人としてはアナタのような賢い人は、もっと一流の会社に入った方が能力を発揮出来ると思うんだな。
工員では勿体ないと思うし、もっと大志を持って欲しいねー」
と、執拗に「学歴」に拘るのだった。
「有名大といっても中退ですから実質的には高校出なわけですし、工員とサラリーマンがあたかも序列であるかのように、上下関係で語られるというのもどうかと思いますが・・・」
実際、当時の学歴偏重の社会において、大学中退では一流企業の入社は余程のコネがない限りはまず無理だったろうし、運良く入社出来たところで出世などは望むべくもない。
そもそも、サラリーマンになるのが嫌で大学を中退したという側面も否定できなかったし、それだけの覚悟は持っていた。
が、結局そうしたアピールは実らず、数日後に《不採用》の通知が来たのだった _-)ノ⌒゚ポイッ
にゃべっち・社会人デビュー ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌( ̄∇ ̄)┘フハハハッ
とにもかくにも今池の新しい住居となるマンションに住み始めると、早速職探しを始めたにゃべっち。
求人広告に出ていた
『工員募集』
が目に止まった。
なぜ「工員」になろうとしたのかといえば、かつて大学生時代に帰省してきたマッハが、カメラ製造会社の工員の夜勤バイトをしており
「アホみたいに楽な仕事で、儲かったぞー」
と訊いていたのが、脳裏に残っていたためである。
最初の就職活動なのに、そんないい加減な動機で・・・?
と思われるだろうが、以前に少しばかり触れたように大学時代に心に負ったキズからまだ立ち直っておらず、人生斜に構えてアウトローで生きていこうという決意をしていた時だったから、正直自分一人が親の世話にならずに暮らして行けるのであれば職種などはどうでもよい、という気分だったのである。
会社を訪問して、まず履歴書を提出すると
「ほおほお・・・『A高』から『×大』かぁ・・・優秀なんだねー。
なんでまた、うちみたいなとこに・・・」
と自嘲気味に笑いながら
「『×大』は、なんで辞めちゃったの?
なかなか入れないのに、勿体ないよなー」
「そうですか・・・?
私の場合は単に『K大』に入れくて、浪人したくなかったから行っただけなんですが・・・」
「へー・・・で、辞めた理由を差し支えなければ・・・」
「差し支えなんてありませんが、それを話すとかなり長い話になりますので・・・
まあ、敢えてひと言で言うなら、早く独立したかったという事で・・・」
「いや、長くなってもいいよ・・・その辺りは興味あるから・・・」
「では・・・」
と、得意の長広舌を遠慮なくブッてやっると
「う~む・・・なるほどねー。
わかったようなわからんような・・・随分と難しい話し方をするんだねー」
「難しい話し方」というのは、当時はまだまだ哲学から純文学をやっていた文学青年の名残が濃厚な頃であり、またユングやフロイトといった心理学も齧って文系教室で小難しい弁論対決などを繰り返していたくらいだから、普通の大人が訊いたら半分くらいは、わけのわからない話に聞こえた事だったろう  ̄m ̄ ふふ
実地検分 ジロ(ーー )Ξ( ーー)ジロ
「えーっと・・・今度ご入居予定の方は、こちらの方で・・・?」
「そうそう。このコが入るんだわ。
私はこのコの叔母なんだけど、付き添いで来ただけでね」
「では、まず適当な物件を幾つか選んでいただいて、実際に現地へご案内いたします」
「あっ、そー。ありがと」
といつもの人を喰ったような、素っ気ない口調で答えるや
「じゃあアンタ、まずそのカタログでじっくり選んどきゃー。
私は向こうで、雑誌を読んどるで・・・」
と応接ソファの置いてあるところで、タバコをプカプカと吹かし始めた (´・ω・)y--oO○
男か女かわからぬようなスタイルと、デカイ体でタバコを吹かしているヨーコ従妹は甚だ目に付く存在らしく、カウンターの奥の事務員や営業マンが、時折チラチラと視線を送っていた。
書類から2件をチョイスして
「この二つを、実際に見てみたいんだけど・・・」
と営業マンに伝えると
「決まった? どれどれ・・・」
と、ヨーコ従妹がやって来て
「まあこういうものは、実物を見てみん事には話にもならんからねー。
現場までは、オタクの車で案内してもらえるんだったよね?」
「ええ。それはもう・・・早速にも・・・」
どうやら、この若い営業マンにとっては(というか、大抵の人にとってもおなじだったろうが・・・)ヨーコ従妹のようなタイプは殊のほか苦手らしく、客馴れしているはずにもかかわらず終始引き攣ったような笑顔で、やたらと低姿勢なのである。
(なるほど・・・人には色々と、利用価値ってのがあるもんだ・・・)
この時だけは普段は嫌われ者といわれながら、大人の相手を威圧するらしいヨーコ従妹の迫力が、頼もしく感じられたものだった。
さて現地に着くと、ヨーコ従妹はまるで自分自身がそこに住む事にでもなるかのように、案外と真剣な目付き(姑根性?)でジロジロと眺め回し始めた。
1件目はNG。
2件目は、まずまず気に入った方で
「こちらの方は、お客様好みのようでございますねー。
ここは人気が出やすいタイプなので、早めに決めてしまった方が・・・」
「2,3日考えて・・・ると決まってしまうでしょうかねー?」
「そうですね・・・人気の物件なので、恐らく決まってしまうのではないかと・・・」
「じゃあ、ここにするか・・・」
と決めかけると
「ちょっと待ちな。
アンタ、慎重に決めないかんよー。
一回決めたら、そうは簡単に移れんからねー」
「ま、取り敢えず入って気に入らんかったら、また変わればいいし・・・」
「アホか、オマエは・・・そんじゃあ、また余計な金を取られるだけだわさ。
私はあんまり気に入らんな、ここは。
ここなら、さっきのとこの方がまだマシじゃん。
なにも、そう早まって決めんでもエエがねー、アンタも・・・こういう事はしっかりと吟味して、慎重に決めなアカンよー」
と思った通り横槍が入り、決まりそうな住居がなかなか決まらないのだった Ψ(ーωー)Ψ
ヨーコ従妹登場!! (/||| ̄▽)/ゲッ!!!
母からの蔭の支援を取り付けると、早速マンション探しを始めようと思い立ったところ
「ただし・・・支援をするに当たっては、条件があるよ」
と、クギを刺された。
「アパートかマンションか知らないけど、アンタどうやって探す気よ?」
「どうやってといっても、アパートニュースとかがあるから・・・」
「どうもアンタのような子供一人じゃあ、心許ないわねー。
したたかな不動産屋に騙されるのがオチよ・・・そこで私からの条件だけど、ヨーコに一緒に行って貰いなさいな」
「ヨーコ従妹って・・・冗談じゃないよ・・・京都の時だって一人で決めたんだから、大丈夫だって」
「まあ、あの時は京都まではいかれなかったし・・・それに相手が学生だからってのもあったろうからねー。
不動産屋なんてのは人を騙すのが商売という側面もあるんだから、ここはヨーコに付いてもらった方がいいよ・・・うん、あれなら海千山千だし、相手が誰だろうが言いたい事をズバスバと言えるし、こういう時にはもってこいだわ」
と、自分の案がひどく気に入ったようであった。
ヨーコ従妹というのは『にゃべっち物語』(1ch)をずっと読んでこられた方なら先刻ご承知だろうが、そうでない人のためにどんな人物かを簡単に説明しておくと、早い話がスケ番あがりのトンデモなウルサ型なのだった。
にゃべっちより10歳年上だからこの当時は311歳と、若い頃から持ち前の図々しさには益々磨きがかかり、170cm長身と体育会系のような通りの良い大声で遠慮会釈なく切り込んでくる口調は、大抵の男といえども恐怖を覚えずにはいられないらしい「怪女」である。
「普段から私は随分とあれの面倒を見てるんだから、こういう時くらいは働いて貰わにゃ。
この際、遠慮なくどんどん使いなさいよ」
(あんなのが来たんじゃあ、決まるものも決まらんわ・・・)
と閉口したものの、なにせスポンサーの出した条件だから訊かないわけにもいかず、久しぶりに相まみえる事になった。
例によってセーターにGパンという、男のようなイデタチで颯爽と? 現われたヨーコ従妹は
「オーオー、大分男らしい感じになってきたがねー、アンタも!
で、何で大学辞めたのさ?」
と例によって、ノッケから最も痛いところを突いて来た。
「まあまあ、それは話すと長くなるから・・・それよりも今日は頼むよ・・・」
「ははぁ・・・上手く逃げたな。
ハハハ・・・今日はアンタのために、わざわざ来てやったんだからねー」
とジロリと鋭くひと睨みしながら、しっかりと恩を着せるところは忘れるはずがない Ψ(ーωー)Ψ
「オレは、一人でいいって言ったんだけどさ・・・なにしろ誰かが煩くて、勝手に頼んだんだよね・・・」
「そりゃアンタみたいな子供が一人じゃ、不動産屋にいいように騙されるのが落ちだからさ・・・私みたいな年長者が付いとらなアカンとさ。ま、事実だけどねー、ハハハハ」
などと例によって臆面もない調子だから、アパートニュースの若い営業マンはやや緊張気味に、この得体の知れぬ茶髪大女の方ばかりを気にしていた [電柱]д ̄)チラッ
Mr.にゃべっち物語・スタート(後編)ε=ε=ε=ε=ε=(o_□_)o フハハハッ
キャンパスにはどうしても足を向ける気になれないが、さりとて働こうなどという意欲は露ほどもなく、このまま故郷の親からの仕送りを頼りにノンベンダラリと日々を消化して、留年を続けながら5年くらいグウタラと大学に留まっておれば働くなくても済むわい、などと悪魔の囁きに乗ろうかというタイミングで、実家からの一本の電話によって、厳しい現実世界に引き戻される事になるのであった。
電話での遣り取りをここに再現するのも些か退屈なので、その部分は端折り事にするが、要するに大学から実家の方へ
(まったく単位が取れておらず、このままでは留年は確実であり、なおかつ学問に取り組む姿勢に大いなる疑問を感じざるを得ず・・・云々)
といった、要らぬ(というか当然の?)連絡がなされていたらしい。
それまでは、遊ぶ資金欲しさに学友同様に
「哲学書などを買う金がないから、仕送りを頼む・・・」
などと何度もインチキの電報を打っては、月々の仕送りとは別の小遣いを騙し取っていたくらいだから、遠い田舎の両親にとってはまさに寝耳に水の、腹立たしい通知だったろう。
最早、口先での誤魔化しは通用する段階を超えて、激怒したオヤジから帰郷の要請もあって散々に考え抜いた挙句に、この期に及んで健全な学生生活を続ける気力が失せたという結論に達した。
そこで一旦自宅に帰り、オヤジの留守の間に
(アンタの面倒を見るのは、本当にこれが最後だと思いなさいよ・・・)
と言う博愛心に溢れたクリスチャンの母親を拝み倒す形で、当面は大学に通っているという事にしておいて、名古屋のアパートを借りるための初期費用に加え、1か月分の生活費を出して貰い本格的な就職活動を始める事となる。
これが我が社会人デビューに至る、大まかな経緯である。
さていよいよ次回から、波瀾万丈かつ抱腹絶倒の「新社会人・にゃべっち」の活躍をお届けしましょう ヽ(・∀・)ノ
終幕 糸冬 了..._〆(゚▽゚*)
(ひょっとして、まだ読んでないかも知れんしな・・・まあ、どっちにしろ考えたところで、どうなるものでもないさ・・・)
この期に及んでは、最早開き直るしかなかったのである。
さて、そうした波乱含みの中で迎えた月曜日。
X氏がまだ、例の《紙爆弾》を読んでいない事に期待する気持ちと、逆に
(読んだ後の反応が、さぞかし見ものだわい)
という、複雑な興味が絡み合っていた点は否めない。
元々日頃からクールを絵に描いたようなところがあり、感情を滅多に表に出さないから、何を考えているのかよくわからない人物だけに
(案外、読んだとしてもなんとも感じないかも・・・それだと、あれだけ苦労したのに詰まらんな・・・)
などとあれこれ考えていたが、いざ現場へ行ってみるとX氏の全身から漂っている気配から
(あ・・・間違いない、読んだな・・・)
というのが、一目でわかった。
感想を訊いてみたいところだったがさすがにそこまでは出来ず、またこちらには殊更に顔を背けているような全身の気配からは、明らかにこれまで見たことのないような強い拒絶の姿勢が感じられたので
(思っていた以上に、相当ショックを受けたのかもな・・・苦労して書いたあれだけの力作なんだから、こっちとしてもそうでないと困るが・・・)
と満足しつつ、そのまま関わりあわずに時間の経過を待つつもりだったのが、悪い事に業務上の必要性から、X氏に接触しなければならない事が出て来たのだった。
(どうせ今日で終わりなんだから、このまま放っておくか・・・)
とも思ったが、やはり仕事は仕事だから気が進まないながらも
「Xさん・・・」
と平静を装って声を掛けたが、聞こえていないかのようにまったく反応がない。
仕方なく、もう一度声を掛けると
「はぁ・・・」
と死人のような声色で、この日初めてこちらに向けた顔を見た時は、普段はあまりモノには驚かない事で定評のあるワタクシでさえ、心底ビックリ仰天した (;゚ロ゚)ヒイイイィィィィ
(ウムムム・・・人間の目が、こんなに真っ赤になる事があるのか・・・)
と思わず腰が引けてしまうほど、ウサギのように真っ赤に腫れ上がった目を中心に、なにか大切なものを失って蛻の殻と化してしまったような、3日前までとはまるで別人のように、一気に憔悴しきった哀れな「X氏の残骸」のみが、そこにあったのだった・・・ii~~†┏┛墓┗┓† ii~~
この時になって初めて、普段のポーカーフェイスに隠したX氏のデリケートな真の顔を見る思いがして、当初の
(ザマアミロ)
という痛快な気持ちよりは、寧ろXという人物個人に対してなんだか悪い事をしてしまったような、なんとも形容しがたい酷い後味だけが残ったものであった 壁|д ̄)
最後の回想 (-。-)y-゜゜゜
《Flash back》
「ボクが今日、何故上着を着てきたかが、わかりますか?」
と得意のふてぶてしい面構えで、K君がニヤリと笑った。
「わかった。面接なんだろ?」
「そうです。アハハハ」
夏に上着など着てきた事のないK君が、既にプログラマーに向けての就職活動を始めていたらしく、職場での仕事は総てワタクシに任せ切りにして、本人は次の仕事に向けてプログラム(VB)の勉強ばかりをしていた。
「そうそう。
ボクはにゃべっちさんの引継ぎがあって、年休を全然とってないから12日分くらい溜まってるんですよ ( ̄ー ̄)ニヤリッ」
とまたも、ニヤリと笑った。
「まさか、今月その年休を全部、消化しようというんじゃないだろうな?」
「いや使いますよ、全部ね。
という事で9月は、半ばまでしか出ない事になるでしょう・・・」
「そりゃ困るよ、おい・・・」
この時点では、まさかそこまで非常識な事はしないだろうし、仮りにしようとしても役所の許可が降りるわけはないとタカを括っていたが、あくまでK君は本気でありまた役所もいい加減にメクラ判を押して、この暴挙を許可してしまったのである。
「最後の日は、出ないとまずいぞ・・・P社の連中も来るしさ・・・」
「じゃあ、しょうがないから、最後の日は出るようにしますよ・・・27日から遡って12日連続で休みますので、土日と祝日を入れると実質的には9月前半までですねー、アハハハ」
まさか、そこまでの非常識はしないだろうという読みだけでなく、半月も休み続けては最後の日に出ずらくなるから、そこまで無茶な事はしないだろうという希望的観測を裏切って、堂々と宣言通り9月前半から12日間の年休を使い果たし、最後の30日は済ました顔をして出て来たK君であった・・・
「もうわかったから・・・31日出ればいいんでしょうが!
そのかわりもう、これから一切電話などして来ないで下さい」
相手の思うツボだったかも知れないが、こうした不毛な遣り取りにもすっかり疲れて来たのである。
しかし安請け合いしたのはいいが、考えてみれば既にX氏には例の《紙爆弾》を手渡してしまった後なので、今更どのツラ下げて氏と顔を合わせればいいのか、というところが些か引っ掛かっていたが・・・∑(〃゚ o ゚〃) ハッ!!
回顧 (-。-)y-゜゜
「知ってましたよ・・・僕は総て、K君から本音を聞いていたからね。
彼がまだ入ったばかりの頃、Xから丁稚のように扱われて頭に来たというんでしょ。
入社して直ぐに「辞めさせてくれ」と行って来たのには驚いたからね・・・若いK君の我がままという面もあるんだろうけど、結局はXの管理能力のなさに尽きると思うんだよね・・・」
「その経緯は、私もK君から聞いてますが・・・」
「Mr.にゃべっちさんは、彼がなぜ髪を切らなかったのか知ってる?」
「いや・・・」
K君といえば、役所の面々の間でも有名になっていたくらいに長髪がトレードマークで、最後の方はあまりに長くなりすぎたためにちょん髷のように後ろで縛っていたのは、当時としてはかなり異色なスタイルであった。
「P社に入社してから、一度も髪を切った事がない」
という話は、本人から訊いていたが・・・
「伸ばし続けている理由までは、訊いた事がなかったな・・・何か理由があったんですかね?」
「あくまでも想像だけど、あれは我々に対する当てつけだったんじゃないかな・・・月例会(打ち合わせ)で来る度に、部長が
『早く髪を切れ』
としつこく煩く言っていたから、わざと意地になっていたんだろうね。
それに自分からは辞められないから、役所の方からNGを突きつけられるのを期待してたんじゃないか、ともみんなで推測していました」
いかにK君が辞めたがったところで、相手は泣く子も黙るお役所であり、年度が替わるタイミングまでは病気で入院などでもしない限り、自己都合で辞める事は許されないのである。
そうして拝み倒されて1年間我慢し、ようやく辞められると喜んでいた矢先に、思わぬハプニングが起こった。
契約満了で円満退職するはずだったK君ではなく、先輩格のパートナーがつまらぬ理由からウルサ型の専門官に睨まれ、NGを突きつけらてしまったのだ。
当時、事務で雇われていた派遣の女性と暇さえあれば談笑ばかりしていたのが、気難し屋で知られる専門官の逆鱗に触れた(これを期に、派遣契約も反故にされたらしい)ためで、これによってさらに半期の延長を拝み倒された、K君の苛立つ気持ちは良くわかる・・・
秒読み ´ー`)y─┛~~
「にゃべっちさんの事だから、そう言うだろうとは思ってましたよ。
そこで、僕が考えたのは・・・
本来なら、にゃべっちさんとBが協力してあと1年やって欲しいところでしたが、にゃべっちさんがBとは一緒に出来ないと言う事からボクは個人的に、にゃべっちさんとビジネスでお付き合いできればいいと思って、会社の仕事とは別に色々と知り合いのところを当たって来たんですよ。
それで今度は会社を通さずにボク個人として、にゃべっちさんに協力できればいいなと・・・
ボクはボクなりに何とかしたい思いでこの数ヶ月間、頑張って営業をして来た事をわかってもらいたいな・・・」
と言ってM氏が展開した話は、P社との契約ではなくM氏が会社としてではなく、独自のルートで採って来た仕事を個人的に廻すという提案であった・・・
ここでワタクシの頭に、悪魔的な悪戯心が閃いたのである ( ̄ー ̄)ニヤリッ
「そうだな・・・そこまで言うなら、Mさんにいいものを見せてあげましょうか・・・
ちょうど手元にあるし、例の件が、御社に都合よく脚色もされているだろう。
また実際、X氏だけに手渡すよりも第三者の客観的な記憶にだけでも、なんらかの証拠として残しておくのもいいだろうしね。それには、Mさんが適任かもしれないから・・・」
と例の遺言をM氏に見せると、食い入るようにモノも言わず一気に読んでしまった。
「うーん、これは驚いた・・・」
顔を上げたM氏の目が潤んでいたのは、あながちアルコールのせいばかりでもないだろう。
「で、これをどうするんですか・・・? Xに渡すと?」
「最後の日に、渡すつもりですが・・・」
と、再度黙々と読み始めたM氏。
最初は顔色が変わっていたのがハッキリとわかったが、2度目は随分と冷静に吟味しながら読んでいる様子である。
「なるほど・・・にゃべっちさんの考えが良くわかりました・・・
そしてXには是非、これを叩きつけてやって下さい」
「言われるまでもない・・・」
「そして先に言った仕事の件も、良く考えて良い結論を出してください」
いつの間にかM氏の方は、何故か晴れ晴れとした表情に変わっていたのだった・・・
「ところで・・・MさんはK君が何故、御社を辞めたがっていたかの原因は知ってましたか?」
居酒屋 (-。-)y-゜゜゜
《Flash back》
「ボク自身はこの前の話し合いに同席して、にゃべっちさんから証拠のログを見せられて
『ああ、これは総てBの責任だな』とわかりました。
まあ実際には、ログを見た人間はみんな真相はわかっているわけですが・・・
ボク自身は今度の会社のやり方に非常に不満がありますし、にゃべっちさんに対して本当に申し訳ない気持ちなのですよ・・・しかし残念ながら会社の決定なので、私のような下っ端がいかに力んでみたとてどうにもならないのです。
Bがまだまだ使えない事はボクも重々承知していますし、リーダーのXもボクは前から評価していないしね・・・」
X氏に見下されていた小柄で貧弱なM氏が、かねてからX氏を快く思っていない事、だからこそ二人の相性が悪い事は毎月の月例打ち合わせで見ていたから、とうに承知はしていたが・・・
「例の件は会社の見解は別として、ボク自身は正直言って最初に話を訊いた時からにゃべっちさんの言い分の方が筋が通っているし、これは本当の事を言っているなと思っていましたからね。
逆にBやXの言う事は、論理がまったく破綻しているなと。
そんな事から信じてもらえないかもしれないけど、ボクは一貫してにゃべっちさんの支持者だったんですよ」
「支持者とは笑わせるわ・・・支持しているというだけで、具体的には何もして来なかったんじゃ意味がない・・・」
「まあ今のは私の個人的な見解であり、実は部長もホンネでは同じなんでしょうが、会社としては色々とシガラミガあるからね・・・」
「それで・・・?
そんな話を今更訊いても、どうなるものでもないですが・・・」
「こうして上司のTやリーダーのXには内緒で、プライベートににゃべっちさんを(居酒屋に)誘ったのは、ボクの気持ちを訊いて置いて欲しいというのもありますが、にゃべっちさんが言われる通り今更、済んだ事を言っても始まらないですよね。
ボクも営業ですから勿論、こうしてにゃべっちさんを誘ったのはそんな無益な話をするためだけではなく、ほかでもない・・・」
と一拍置いて
「次の仕事についての、ビジネスの話をしたいがためなので・・・」
とM氏の口からは、具体的な案件の説明が始まったのだった。
「で・・・どうです?
直接取引きだから、条件は今よりも遥かに良くなるでしょう。
是非検討していただきたいと・・・
先にも言ったように、ボク自身としては例の件では真実が見えていながら、充分にフォローしてあげられなかったというところに、忸怩たる思いがあるからね・・・」
「ハッキリ言って御社とは、今後付き合うつもりはありません」
最後の攻防 (ーー )Ξ( ーー)
「あなた方は直ぐに、契約契約といいますがねー。
じゃあ、半年前にP社が穢ない手段で人を陥れたのは、契約に反した行為ではないんですか?
あの時御社を始め、上位会社が私のために何かしてくれましたか?」
「だから上位会社も忙しい時間を割いて、先方と話し合ったじゃない・・・」
「話し合い?
単に相手に丸め込まれて、裏取引でもしただけじゃないか・・・
私としてはあれだけ人を馬鹿にしておいて、今更なにを言ってんだかお笑い種としか感じませんがね・・・
今日まで半年も我慢して来ただけでも、感謝して貰わんと。
大体、たかだか最後の一日くらいの事で大騒ぎしてるが、今更私がなんかする事があるんですか?」
「そういう問題じゃなく、契約はあくまで契約だから・・・実はP社も、現場リーダーからの事情説明を聞いて
『Mr.にゃべっちさんの気持ちはよくわかるが、役所の手前もあるので31日だけは出てくれないか』
と泣きついて来てるんだ・・・」
「そんなもの、勝手に泣かせとけ・・・・もう決めた事だし、病気という事にでもしておいて貰えばいいでしょうが・・・」
「病気で休む場合は、医者の診断書が要るよ。
診断書を役所(クライアント)に出さないといけない・・・」
「そんなものくらいは、そっちで適当にデッチアゲておきゃあいいでしょーが」
「だから、本当の医者の署名がないとダメなんだって」
「そういう場合には、金で頼める医者くらいあるんでしょーが」
「そんなの、あるわけないよ」
「まったく、クソの役にも立たんというのはこの事だな。
全然話にもならんわ・・・役所の方ばかり向いてて、自分のとこのスタッフの気持ちはどうでもいいのか・・・
あれだけコケにされても、何もしなかったくせに・・・」
「ねぇ・・Mr.にゃべっちさん・・・頼むから31日だけ出てよ。
なんにもしなくてもいいから、とにかく出るだけでいいからさ。
あと、たったの一日じゃん。
一日我慢するだけで・・・」
「たったの一日で、ゴチャゴチャ言ってるのはどっちだか・・・
出るだけでなんにもせんでも良いなら、何のために出るんだか・・・
まったく話にならんアホばかりで、どうにもならんわ・・・」
「次の仕事も含めて、将来的にも会社として便宜を図るからさ・・・」
「チッ! P社のヤツと同じ事言ってるよ・・・」
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最終更新:2007年08月26日 11:37