ツグハ


引用

「誰かに必要とされるのって嬉しいものよ」「それがどんなに些細なことだろうと」


キャラクターシート

種別 救世主
スート 盃(♥)
脅威度 5
能力値 才覚:3、愛:4

デッキ
234 防壁
567 必衰
8910 吸精/救護
J 悪戯
Q 圧縮(依存/並列(仕込/勤勉))
K 悪戯
A 救済
切り札 聖杯

宝物
凶器 禍々しい呪物
衣装 鉄壁の衣装
小道具 ティーセット、ヤリイカ

心の疵
愛の否定 愛の実在性を疑っている。
隣人愛、家族愛、普遍的なる無償の愛。
誰もその概念を疑っていない?本当に?
私には到底信じられない。
花吐き乙女 オオカミは罪の代償として腹に石を詰め込まれた。
それなら、腸で花を咲かせる身もまた何かへの罰だろうか?
一説によれば、花吐き病は、片思いを拗らせた者が罹るものだという。
誰を。いつから。あるいは、何を?

解説

脅威度5の救世主。
さしたる目的もなく日々を無軌道に生きている。
無償と約束を嫌い、対価と契約を好む。
シリング銀貨を集めては、訪れた村で末裔を買うのが常態化しており、現地妻が幾人かいる。
レズビアン。

亡者化が進んでおり、内蔵を植物と置換されている。
食事を必要とせず、水と曇天越しの微かな光のみで生き永らえるが、代わりに体内で咲き乱れた花を時折吐き出す。
故に身体は常に芳しい香りが漂い、それを嫌う彼女は水パイプを常用している。



幼少期に実父に強姦される。
それは、性欲の含まれていない、純粋な「躾」。生意気な娘に上下関係を教え込む手段に過ぎなかった。
「絶対強者の己に這い蹲る下僕」としてツグハを必要とする父と、
「暴君に殴られてくれる身代わり」としてツグハを必要とする母、
ツグハはそんな二人に必要とされる事に人生の幸福を感じていた。

けれど、善意の通報による児童虐待の発覚で親子は引き離され、ツグハは誰からも必要とされなくなってしまった。
以来、ツグハは法と国家を無意味だと断じた。

引き取られた先の施設では、キリスト教の教えに準えて教訓と道徳を学んでいたが、
そんな折ツグハと仲良くしようと気を聞かせてくれた女が現れる。
ツグハは彼女に必要とされたいがために、己の全てを投げうって尽くそうとしたが、
教義で同性愛を禁じられているとの体の良い理由で自らの献身は全て無下にされてしまった。
以来、ツグハは神と愛情を無意味だと断じた。

それからは。
十代も半ばという頃に施設を抜け出し、一所に留まる事無く日本中を彷徨って、
どうやって生きていたのか、己でも解らない程無軌道な日々を送り続けた果てに、
何時の間にか堕落の国に堕ちていた。

ここでは末裔達は誰もが己を必要としてくれる。
救世主の力があれば、無視されることもない。
だけど、彼等が愛し讃えているのは己ではなく、己の力に過ぎないと気付いてからは、
己自身の価値と愛情を定めるために、末裔との情事に耽るようになった。

そして、*何処かで* 救世主との戦いに敗北し、身体の中身ごと入れ替わる亡者化を経て──
今に至る。

参加シナリオ

わく₂☆ミプロフちょ→かけひき♡(GM:ゆふ)

PTメンバーとの親睦を深める回。この段階ではまだ色々を割とそつなくこなしている。
書き文字がやたら汚いことが判明。

絶望の森(GM:ゆふ)

お茶会にて、スティブナイトの傷を抉っていくも、己もまた絶望に沈み、かつての輩と袂を別つ。
カンダとの戦いを制してスティブナイトへ挑むも、最後のトドメを指すことは出来ずに倒れ伏した。
──しかし、その根の先には、カンダが生み出した幻覚の麻薬が含まれており──

コンセプト

絶望の森に持っていくにあたって一番面白くなりそうな要素ってな~んだ?
愛とか恋とか性の話だろ!と思ったのでそういう形にしました。
絶望することが前提なので、PTメンバーの誰かに恋慕しているのではなく、
愛を愛している系の自己完結した救われなさを目指した結果がこれ。
順調に救われなくって大変よかったです

モチーフ

VIPRPGの作品「ラッキー・スカイ・ダイアモンド」の死の支配者が結構な割合で入っている。
イメソンは「虚偽性のスペクトル」と「グロテスクな生命」。
最終更新:2023年06月01日 00:34
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