カラン・ガラム


概要

始原十二災群が一。生ある者の仇。生を抱き死で愛する者。悪意。憎悪。憤怒。恩讐。がしゃどくろ。
種族は亡霊(スペクター)。カラガラマの海より這い出でし悪夢の化身。骸骨の様な頭と、無数に生えた腕、醜く肥えた腹を浮かばせて、目的もなく宙を彷徨う。

始原十二災群

値する災厄は霜害。


現象

下卑しいカラン・ガラム。
カラン・ガラムが宙を這った後には、青白の粘液、通称「雫」が滴り落ちる。
雫は絶対零度の空気を発し、自らは凍らないまま重力に沿って滑り落ち領土を広げる。
カラン・ガラムは存在するだけで極寒の世界を構築する、意志のある怪物である。

ガラム結晶

雫が産み出す氷の結晶は、透明度がなく青白色に輝き続ける。
その端麗な様は人を魅了するが、それに近づいた物は例外なく凍り付き、直視すれば瞳は氷の球となる。。
手に取る事は愚か、肉眼で見ることも出来ぬ。遠く光る星々と同じ、遥か彼方の煌めきである。

零落

故人の願いを叶えた悪魔フィデナムアによって強制的に『名付け』を行われ、零落した。
ガラム結晶山の頂上に封じられ、世界をただ呆と見下ろしている。

名称

カラン・ガラムとは、古エヴェンの言葉で「第二のカラガラマ」、「カラガラマを継ぐもの」を意味する、と伝えられる。

交戦記録

カラマ結晶山に漂っている所を悪魔によって拘束される。

参照先

最終更新:2025年02月11日 15:51