オブリビオン図書館内検索 / 「鍛冶の試練」で検索した結果

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  • 書物/鍛冶の試練
    鍛冶の試練 マイモフォナス 著  300年前、それはダンマーがタムリエル全土を支配した最初で最後のことであったが、カタリアは女帝の地位に就くと、帝都議会の反対意見に直面することとなった。彼女の夫であるペラギウスが精神の治療を受けている間、いかに夫に代わって摂政をきちんと行うと説明したところで、依然議会の攻勢は衰えなかった。特にヴェンゲト公爵や従士ミングルマイアーは喜々として女帝の実践的知識のなさを世間に知らしめようとした。  そのいい例が、カタリアと議会で行ったブラック・マーシュの不安定な情勢やアルマニア近郊での帝都軍の大敗についての協議である。沼地や夏の間のうだるような暑さは従来の武器を身に着けた兵士を危険にさらす恐れがあった。  「腕利きの鍛冶屋を知っています」と、カタリアは言った。「彼の名前はハザジール、アルゴニア人で我が軍が直面している状況を熟知していま...
  • 装丁別書物
    ...スとブーロル 書物/鍛冶の試練 書物/氷とキチン 書物/シェオゴラス神話 書物/死霊術師の月 書物/シヴァリング・アイルズ動物総覧 書物/施錠された部屋 書物/戦士の突撃 書物/ゾアレイム師匠伝 書物/タララ王女の謎 第1巻 書物/帝都の略歴 第1巻 書物/帝都の略歴 第2巻 書物/帝都の略歴 第3巻 書物/帝都の略歴 第4巻 書物/伝説のサンクレ・トール 書物/狙いどころ指南書 書物/ハルガードの物語 書物/パルラ 第1巻 書物/ベロのスピーチへの反応
  • 分類別書物
    ...の女王の伝記 書物/鍛冶の試練 書物/九大神の騎士 書物/サンクレ・トールの戦い 書物/シロディールの社会史 書物/神殿の浄化 書物/人類の誕生以前 書物/正当なるリスラヴ 書物/セプティム七世の短い人生 書物/戦士ギルドの歴史 書物/戦士ギルドの歴史 第1版 書物/多兵科戦術 書物/帝都の略歴 第1巻 書物/帝都の略歴 第2巻 書物/帝都の略歴 第3巻 書物/帝都の略歴 第4巻 書物/伝説の災厄 書物/伝説のサンクレ・トール 書物/ドラゴンの突破 書物/西の歪み 書物/ニベンの父 書物/ニベンの娘 書物/バレンジア女王伝 第1巻 書物/バレンジア女王伝 第2巻 書物/バレンジア女王伝 第3巻 書物/秘術士ガレリオン 書物/ペラギウスの乱心 書物/ペリナルの歌 第1巻 書物/ペリナルの歌 第2巻 書物/ペリナルの歌 第3巻 書物/ペリナルの歌 第4巻 書物/ペリナルの歌 第5巻 書物...
  • 書物/聖アレッシアの試練
    聖アレッシアの試練 (『聖アレッシアの試練』より抜粋)  はるか昔、アカトシュはアレッシアと契約を交わした。アカトシュはオブリビオンのもつれたかせを集めると、みずからの心臓の血のしたたる腱でもってしっかりと縫い合わせ、アレッシアに授けながらこう言った。「これをわが誓いの証とするがいい。おまえの血と誓いが誠実さを失わないかぎり、わが血と誓いも誠実でありつづけよう。この王者のアミュレットを象徴として契約を交わすとしようぞ。われは精霊の王として、おまえは人間の女王として。おまえが死にゆくものの証人となるように、われは不死なるものの証人となろう」  さらに、アカトシュはみずからの胸から燃えさかる心臓の血をひとにぎりほどえぐり取ると、アレッシアの手に持たせてこう言った。「これも、われらの血の絆と永遠の約束の証とするがいい。おまえとその子孫が王者のアミュレットを身につけるかぎり...
  • 書物
    ...UESPWiki) 鍛冶の試練 (The Armorer's Challenge - UESPWiki) ガスタ クバタ クバキス (N'Gasta! Kvata! Kvakis! - UESPWiki) 仮説上の欺まん (A Hypothetical Treachery - UESPWiki) 火中に舞う 第1章 (A Dance in Fire, v1 - UESPWiki) 火中に舞う 第2章 (A Dance in Fire, v2 - UESPWiki) 火中に舞う 第3章 (A Dance in Fire, v3 - UESPWiki) 火中に舞う 第4章 (A Dance in Fire, v4 - UESPWiki) 火中に舞う 第5章 (A Dance in Fire, v5 - UESPWiki) 火中に舞う 第6章 (A Dance in F...
  • 書物/ジーロットについて
    ジーロットについて シェオゴラスのジーロット 自称「シェオゴラスの狂信者」たちは、我らの君主が単なる驚くべき不思議な力の持ち主ではなく、生ける神だと信じている。そしてその意志によって大地は保たれ、そこにあるすべてが彼の気まぐれによって支えられていると信じているのだ。我らの内奥の風を読む者、アルデン=スルは、シェオゴラス閣下が定命の形で現れたものであり、世界を清めるために再び現れるだろうと彼らは信じている。その主張は明らかに馬鹿げているため、すべての狂信者たちはかなり狂っているものと思われる。 狂信者たちに道理を説くことはできない。彼らを容易に扱ってはいけない。彼らは目につけばほとんど誰でも異端者あるいは異教者と見て、攻撃してくる。彼らは大虐殺を大いに楽しみ、相手が死ぬまで戦う。 読者は疑問に思うかもしれない。どうやって人は狂信者に加わるのかと。研究を重ねた...
  • 情報別書物
    クエスト補完情報 メインクエストに関連する書物 書物/王者のアミュレット 書物/オブリビオンについて 書物/オブリビオンの水 書物/境界の橋 書物/現代の異端者 書物/サンクレ・トールの戦い 書物/聖アレッシアの試練 書物/セプティム七世の短い人生 書物/天空からの魔法 書物/デイドラ全書 書物/デイドラの魂 書物/デイドラの分類 書物/伝説のサンクレ・トール 書物/避難民たち シリーズ作品/評論・深遠の暁 書物/最も深い闇 戦士ギルドに関連する書物 書物/種たるもの 書物/戦士ギルドの歴史 書物/戦士ギルドの歴史 第1版 書物/タムリエルの秘宝 魔術師ギルドに関連する書物 書物/大いなる旅 書物/ガスタ クバタ クバキス 書物/黒魔術裁判 書物/呪文の手引き 書物/魂 その黒きや白き 書物/タムリエルの秘宝 書物/天空からの魔法 書物/秘術士ガレリオ...
  • 書物/炎と闇:死の同志たち
    炎と闇:死の同志たち イニル・ゴーミング 著  「同志よ、憎悪の試練にも屈しなかった血のきずなで結ばれたおまえを、今でも同志と呼ぶ。今では必然とも思える俺の死だが、たとえ殺されようとも、これだけは覚えておけ、同志よ。我々は無垢ではない。故にお互いに向けられた敵意は悲劇ではなく、恐怖である。毒殺や寝首を掻き、突然矢が放たれ、巧みにダガーを使う、静かな、闇の中の戦いの終わりは、俺には見えてこない。和解の可能性はない。部屋の中では影が動いているが、ロウソクの炎は微動だにしない。これが俺の……」  この覚え書きは第二紀358年にノルドの村、ジャレンハイムにある廃屋の床下から発見された。物静かな靴職人が住んでいたといわれているが、34年前にタムリエル全土で禁止された暗殺者のギルド、あの恐ろしいモラグ・トングの一員であったと一部の人たちからはささやかれている。靴職人が突然消えてしまっ...
  • 書物/神々と崇拝について
    タムリエルの神々と崇拝についての概要 ブラザー・ヘッチフェルド 著 編者注: ブラザー・ヘッチフェルドは帝都大学研究序説部の準代書人である。  神々とは、世界の事象への関心を示すことによって評価されるものだ。ありふれた事柄に神が積極的に関わるという基本理念があるが、疫病や飢饉に対する神々のあからさまな無関心ぶりを鑑みることでその危うさに気づかされよう。  伝説的偉業への介入から日常生活における実体化まで、タムリエルの神の活動になんらかのパターンが認められたことはない。いろいろな意味において、神の関心は衆生界での毎日の試練とまるで関係のないところにあるのではないか。あるいは、そうしたことに関心がないだけなのかもしれない。が、例外はもちろんある。  歴史的な文献や伝説の多くが、絶望の時代に神、あるいは神々の直接介入があったことを指摘している。たいていの英雄譚...
  • 書物/先駆者たち
    先駆者たち シヴァリング・アイルズの奇妙な廃墟の検証と、我々の未来に対するその恐ろしい意義 放浪者イングヴァール 著 地方に点在する古代の廃墟は、シヴァリング・アイルズの住民たちにとっては見慣れた光景である。あまりにも見慣れているため、その重要性について大部分の人たちがこれまで気づかなかったほどだ。最近になって私はこれらの廃墟に隠されていた恐ろしい秘密を発見し、その秘密をここで皆さんと共有したいと思う。しかし忠告しておくが、この知識は一部の人にとっては過酷すぎるかもしれない。恐ろしい運命が待ち受けているというのに、それを避ける術が全くないのだから。残酷な未来があらわになることで受ける精神的な衝撃に耐えられるだけの強い心を持っているなら、読み進めなさい。 廃墟に対する私の興味は、ある単純な観察から始まった。表面的に見る限り、どの廃墟もだいたい同じ古さと建築様...
  • 書物/アクラシュの最後の鞘
    アクラシュの最後の鞘 タバー・ヴァンキド 著  第三紀407年、暑い夏の日、ベールで顔を覆った若くて美しいダンマーの女性が、テアのとある鍛冶屋の親方のところへ足しげく通っていた。地元の住民は彼女の顔を一度も見たことはなかったが、彼女の姿かたちや身のこなし方からきっと若くて美しい女性に違いないと思っていた。彼女と鍛冶屋の親方はお店の裏に引っ込み、店を閉め、数時間の間、弟子たちを帰らせた。昼下がりには、彼女は店から去っていき、また翌日同じ時間に現れるのだった。当然のごとくいろんなゴシップが飛び交ったが、それはとるに足らないもので、たとえばその年取った親方がそのような美しく魅力的な体型の女性とやることとは…… といったがさつな冗談ばかりであった。数週間後にはその定例訪問もなくなり、ティアのスラム街の生活も元に戻っていったのであった。  訪問が止んで1─2ヶ月のこと、近所の酒場に...
  • 書物/鎧の手引き
    鎧の手引き  この手引書は帝都の将校を対象とした、ウォーハフト将軍の監修による防具についての解説書である。  戦場では、兵士の防具は主たる任務に適したものでなければならない。斥候兵、軽騎兵、射手、尖兵には軽めの防具を身につけさせ、機動性とスピードを損なわせないことが肝要である。キュイラスとグリーヴは彼らの基本とも言うべき装備である。兜、篭手、ブーツは騎兵や尖兵には役立つが、斥候や射手には向いていない。  軽装は毛皮、革、鎖帷子、ミスリル、エルフ、碧水晶などから作られる。毛皮がもっとも安価で耐久性がなく、前述の順に質と値段が高くなっていき、碧水晶がもっとも高価で頑丈である。毛皮や革製の防具、鎖帷子は帝都のどこでもすぐに入手できる。ミスリル、エルフ、碧水晶はきわめて珍しい素材のため、古代の遺跡や僻地の墓所でしか見つからない。  重装は前線の歩兵、槍兵、重騎兵、歩...
  • 書物/コロール案内書
    アレッシア・オッタスの コロール案内書  ステンダールを称え、九大神を称え、全ての聖人を称えよ! 私の名はアレッシア・オッタス。皆様に、コロールの全てについてお伝えしましょう。 コロール城  コロールはコロール州の州都であり、女伯爵アリアナ・ヴァルガによって統治されています。彼女は非常に正しい女性で、彼女の娘は美しく貞節な、レヤウィン伯爵夫人のアレッシア・カロです。  アリアナは敬虔なアカトシュの信奉者で、ステンダール聖堂での礼拝を欠かさず、領民の良き模範となっています。彼女の夫、故チャラス・ヴェルガ伯爵もまた信望厚い信仰のディフェンダーでステンダール信者だったので、彼がスカイリムの異教のノルド人との戦いで命を落としたという知らせは領民に大きな悲しみをもたらしました。アレッシア・カロはレヤウィン伯爵の良き妻であり、コロール伯爵の子女としての本分を尽くしています...
  • 書物/死霊術師の月
    虫の兄弟姉妹たちよ!  我々が直面している試練に落胆することはない。我らの時代はすぐにも訪れるのだから。  虫の神は我々の教団を見守っており、最後の審判の日に我々を苦しみの時代から救い出してくれる。その時が来るまで神が与えし務めを密かに果たし、神の求めに従い、空に目を向けて神の印を探し続けるのだ。  死霊術師の月である幽鬼が我々を見守っている。神性へと昇華した彼の形態は、それがあるべき場所である空に収まり、我々が神に仕えられるよう、敵であるアーケイを我々の目から隠してくれている。印を期待して待て。神々しい光が空から降りてくる時、神の祭壇へと駆けつけ、捧げ物をするのだ。そうすれば神はその真の力の一端を見せてお前を祝福してくれるだろう。神に捧げられた極大魂石は黒ずみ、無意識な魂をわなで捕らえる際に使われるだろう。偉大なるガスタでさえその偉業に驚嘆するに違いない。 ...
  • 書物/生きている森
    生きている森 ナールは他に類を見ない森の生物だ。ニュー・シェオスの壁から離れたところでは、「歩く木」と呼ばれている。ナールは、元素の力と親和性を持つことで知られている。炎、氷、電撃といった元素の力に襲われると、ナールはそのエネルギーを利用してより強く、大きくなるのだ。幸いなことに、その効果が続くのは短い間だけである。 ナールが不用心な魔術師を混乱させ、当惑させるのは、シェオゴラスの意志によるものである。この時、ナールは自分が襲われた元素に対する抵抗を増すが、他の二つに対しては弱くなってしまう。狡猾な魔術師はこのことをうまく利用するため、素早く元素呪文を切り替えようとする。未熟な魔導師が同じ呪文を何度も使ったりすれば、苦しむことになるだろう。 近年、ナールから抽出した琥珀の樹液を使って丈夫な鎧や武器を作ることができる鍛冶屋がいるという噂が流れている。今のところ、この噂...
  • 書物/武具の手引き
    武具の手引き  この小冊子は戦地におもむく帝都の将校を対象とした、ウォーハフト将軍の監修による武器についての解説書である。  当然のことながら、兵士の武器はそのスキルに応じたものが望ましい。刀剣のスキルにはダガー、ショートソード、ロングソード、クレイモアが向いている。殴打のスキルなら片手斧、メイス、両手斧、戦槌が適しているだろう。新兵にとって斧や槌は扱いの難しい武器だと思われがちだが、振りかざすリズムや扱い方、力の入れ方などはどちらもまったく変わらない。弓は射手のスキルを持つ兵のみが装備すべきであろう。  こうした武器のほとんどは盾と併用するのが一般的であるが、クレイモア、両手斧、戦槌は両手で扱うため盾は装備できない。重装の騎士やバーサーカーといった部隊の両脇をかためる兵士たちは両手武器を装備するのが望ましい。  いつの時代であっても、武器は多彩な素材から作...
  • 書物/戦士ギルドの歴史 第1版
    戦士ギルドの歴史 第1版  第二紀の283年、支配者ヴェルシデュ・シャイエは、帝都分裂の危機に直面していた。タムリエル全土の従属する王国の数々は反乱の極みに達し、公然と彼の統治に挑んできた。彼らは税の支払いを拒否し、全土で帝都軍に対して突撃隊を繰り出してきた。ドーンスターの要塞が破壊されたとき、彼は、ドーンスターの南に位置する街で集まったことから、後にバードモント評議と呼ばれることになる街に、帝都評議会を招集した。そこでポテンテイトは、包括的かつ全土共通の戒厳令を敷いた。タムリエルの王子たちは軍を解散するなか、彼の憤怒を目の当たりにすることとなる。  次の35年間はタムリエルの激しい歴史の中でも、おそらく最も血塗られた期間であった。  王族軍を最後の1兵まで鎮圧するために、ヴェルシデュ・シャイエは多くの精鋭部隊を犠牲にしたと同様に、帝都公庫のゴールドをほぼ使い切った...
  • 書物/スキングラード案内書
    アレッシア・オッタスの スキングラード案内書  ジュリアノス、全ての正義と知恵はあなたと共に! 私の名はアレッシア・オッタス。スキングラードの全てについて皆様にお教えしましょう。  スキングラードはワイン、トマト、チーズの名産地として名高く、またシロディールでも最も清潔で、最も安全で、最も栄えている町の一つでもあります。ウェストウィルド高地の中心部に位置するスキングラードは、古き良きコロヴィアの至宝であり、コロヴィアの美徳である独立、勤勉、強い意志を象徴する存在です。  スキングラードは、城、ハイタウン、聖堂の3つの区域に分かれています。そして、ハイタウンを囲む壁に沿って、橋の下を街道が東西に貫いています。ハイタウンの西にはギルドや宿屋「ウェストウィルド」があり、北の道沿いには多くの商店や高級住宅街が並んでいます。町の南半分はというと、東の端に聖堂が、そして中央の...
  • 書物/ブルーマ案内書
    アレッシア・オッタスの ブルーマ案内書  父なるタロスよ、我らをお守りください! 私の名はアレッシア・オッタス。皆様に、ブルーマの全てをお教えしましょう。  ブルーマはニベンの町だと思われがちですが、スカイリムとの境界に近いことと、ジェラール山脈高地の寒く厳しい気候のため、実際はニベンよりもノルドの特色が強い町です。ブルーマは常に寒く、雪に覆われており、市民を凍死から守るために町のいたるところに火鉢が置かれ、絶えず火が焚かれています。ジェラール山脈の森林では木材が豊富に採れるため、ブルーマのあらゆる建物は木で造られており、どんな金持ちもみな暗く薄汚れた木造の小屋のような住居で暮らしています。このような気候の中で暮らすノルド人が、あのように飲んだくれで異教徒の野蛮人になるのも不思議はありません。なぜなら、厳しい気候の中では人間にできることは限られており、寒さをごまかすため...
  • 書物/開錠技術の歴史
     シロディールで現在使われている錠前には興味深い歴史がある。家というものが初めて建てられて以来、人の出入りを制限しなければならないという問題がある。きわめて初期の警備システムは、たった1本の棒を戸口に立てかけるものであった。家の持ち主が中にいる時だけにしか機能しないという明らかな欠点があった。  始めてその使用が記録された錠前は、アンヴィル城に用いられた精巧なアームブレイカーだった。当時の城主はドア側に5本のスライド式バーを取り付けた。そのバーの上に空けられた穴に手を入れると、バーを操作することができた。この内1本のみが開錠・施錠できるバーであって、それ以外の4本はハンマーの引き金へと連結しており、誤って操作した場合は腕にハンマーが落ちてくる仕組みになっていた。正しい1本を知るもののみが安全にドアを開けることができる。  以後百年ほどは、錠前の技術はスライド式バーと罠のつい...
  • 書物/影を盗む
    影を盗む ウォーヒン・ジャース 著 第1章  ろうそくの明かりがつき、泥棒はまばたきをしながら立ち尽くした。見つかってしまったのだった。泥棒は年若い少女で、身なりは汚く、ぼろぼろの黒い服を着ていた。数週間前、町一番の仕立て屋から盗み出したときは小奇麗で高級な服だったのだが。彼女の顔からは徐々に驚きが消え、無表情で手に持った金をテーブルの上に戻し始めた。 「なにやってるんだ?」と、ろうそくを持った男が、暗がりから出てきて言った。「聞くまでもないでしょ」と、少女は憮然として答えた。「泥棒してるに決まってるじゃない」 「まだ何も盗られてないようだから」男はテーブルに戻された金を見て笑った。「泥棒とは言えないな。盗もうとはしていたんだろうけどな。私が聞きたいのは、なぜうちに泥棒に入ったのかっていうことなんだよ。私が誰だか知ってるんだろう。鍵のかかってない家に入って...
  • 書物/天空からの魔法
    天空からの魔法 アーラヴ・ジャロル 著  古のアイレイドは、ニルンは地、水、空気、光の四つの基礎要素から構成されていたと考えていた―― その4要素の中でも星の光が最も崇高な要素であると確信していた。星は魔力の源であるアセリウスの高みへと我らを導く。したがって、あらゆる魔力の中でも星の光はもっとも強力であり高貴な光である。  時折、アセリウスの破片が天空から降ってくることがある。人々は、これらの破片を「流星」と呼び、時々これらのアセリアル片がニルンに付着していることがある。これら欠片の中でも頻繁に見られる種類は“いん鉄”であり、この鉄は鍛冶や付呪師が魔法の武器や防具を鍛造する際に珍重される。また、いん鉄はシロディールの至るところで見られる古の秘宝、「アイレイドの井戸」の主要素でもある。  他にも、さらに希少なアセリアル片に「流星硝子」と呼ばれるものがある。ウェ...
  • シリーズ作品/オッタス婦人の案内書
    アレッシア・オッタスの アンヴィル案内書  美しきディベラ、愛の女神! 私たちと子供たちを祝福してください! 私の名はアレッシア・オッタス。皆様に、アンヴィルの全てをお伝えしましょう。  アンヴィルは海辺にあり、一見するととても美しく見えます。しかし、細部に目を向ければ不愉快なものが多く目につくでしょう。水辺の景色は魅力的なものですが、町の外の船着場や港の周辺では船乗りや物乞いなど、汚い身なりの人々がうろついています。アンヴィル城は清潔でよく管理されているし、城壁に囲まれた家々のうち、いくつかはきれいで立派です。しかし、それ以外の家は住む人も無く荒れ果て、あるいはみずぼらしく剥がれ落ちた壁土がそのままにされています。町中では異常者や酔っぱらいの姿がいたるところに見られます。 アンヴィル城  アンヴィルの領主は、ミローナ・アンブラノクス伯爵夫人です。彼女の夫、コル...
  • 書物/帝都の略歴 第3巻
    帝都の略歴 第3巻 帝都歴史家 ストロナッハ・コージュ三世 著  本著の第1巻では、セプティム王朝初代皇帝タイバーから第8代皇帝キンタイラまでの歴史の概略を述べた。第2巻では、レッド・ダイヤモンド戦争とその後に続くユリエル三世からキャシンダール一世までの治世について述べた。また、その巻の最後に、いかにして皇帝キャシンダールの異父弟ユリエル四世が帝位を継承したかを論じた。  ご存知のように、ユリエル四世はセプティムの血を引いていなかった。彼の母カタリア一世はダークエルフだが、セプティムの血統である皇帝ペラギウス三世に嫁ぎ、夫の死後長い間女皇として君臨した。しかしユリエルの父親は、カタリアがペラギウスの死後に再婚したブレトンの貴族、ガリヴェール・ラリアートであった。キャシンダールは帝位を継ぐ以前、ウェイレストの王であったが病弱だったため、また子供がいなかったためにその地位...
  • 書物/ドゥーマー太古の物語 第10部
    結婚持参金 ドゥーマー太古の物語 第10部 マロバー・サル 著  イナレイはグナルで最も裕福な地主であった。彼は、娘のゲネフラと結婚する男のために、長年にわたって莫大な額の持参金を蓄えてきた。彼女が結婚を承諾できる年齢に達すると、彼はゴールドをしまい込み、娘を結婚させると公表した。彼女はは顔立ちがよく、学者であり、運動も万能ではあったが、気難しく考え込んでいる印象を与える容貌であった。花婿候補として名乗りをあげてくる男たちはこの性格上の欠点を気にしていなかったし、それ同等に彼女の特性にも関心がなかった。男たちは皆、ゲネフラの夫、そしてイナレイの娘婿として莫大な富が手に入ることを知っていた。それだけで、何百もの男たちがゲネフラのもとへ求愛に訪れるに十分であった。 「我が娘と結婚する男は……」と、イナレイは参列者たちに言い放った。「金銭欲から結婚を希望してはならぬ。私が満足...
  • 書物/苦痛の典礼
    苦痛の典礼:ヴェクシス・ヴェルルアンの文書集 アニアス・ゲールによる書き写し 親愛なる読者へ。今君が手にしているのは、痛みと、苦しみと、発見についての書だ。この回顧録を通じて私は、愚か者の自叙伝と、偉大なる力を勝ち取ろうとして失敗した試みについて、君に伝えようと思う。礼節の束縛を断ち、古代の神秘的な法の拘束を打ち破り、魔法倫理の束縛をはねのけてあげるから、一緒に歩いてみたまえ。この中で君が目にするのは、ヴェクシス・ヴェルルアンの臨終の言葉なのだから。 忠実なる読者よ、まず知ってもらいたいのは、最期の瞬間まで私がマジカの生徒であり続けたということだ。とはいえ、典型的な弟子ではなかった。マジカの仕組みをより深く理解するための独自の道を築いたのだ。破壊魔法の苦痛を自身の肉体に与えることを通じて、私は自分より先に存在したどの生徒よりも多くのことを成し遂げることができた。 ...
  • 書物/施錠された部屋
    施錠された部屋 ポルベルト・リタムリー 著  アースカミュは指導者として、ヤナのような生徒が一番嫌いだった。ヤナは素人でいることの玄人だった。アースカミュは彼の砦で、あらゆる種類の犯罪者を指導していた。一般的な泥棒から知能的な脅迫犯まで、彼の生徒たちはみな野心あふれる若者や子供たちで、錠前破りの技と原理を学び、それを仕事に生かそうという意欲があった。そのため、彼らはより単純明快で簡単な方法を知りたがった。しかし、ヤナのような生徒はいつも例外や発展的な方法、奇抜なやり方を見つけたがり、実践的な技術を重視するアースカミュをいらつかせるのだった。  このヤナというレッドガードの少女はいつも、錠前の前に何時間も座りこみ、針金やピックで突っついてみたり、幾種類ものピンやドライバーをとっかえひっかえしてみたり、普通の犯罪者が見向きもしないような部分を観察することに夢中だった。他の生徒...
  • 書物/黒い矢 第2巻
    黒い矢 第2巻 ゴージック・グィネ 著  私が女公爵の邸宅で従事した最後の晩餐会には、驚いたことに、モリヴァ村長とヒオメイストが他の客と共に招かれていたのである。召使いたちは噂話に夢中である。村長の訪問は以前にもあったが、非常に稀である。しかし、ヒオメイストの出席は考えられなかった。女公爵のこのような行為は、何を意味しているのだろうか?  他の会食に比べればいささか冷たい雰囲気が漂っていたが、晩餐会そのものは滞りなく首尾よく進んでいた。ヒオメイストも女公爵も、口数は共に非常に少ない。皇帝ペラギウス四世に新しく生まれた息子と後継者であるユリエルについて、一同に議論を投げかけようとした村長であったが、その試みは人々の興味を余り惹かず失敗に終わってしまった。すると、ヴィルア卿婦人── 年上ではあったが、妹の女公爵よりも快活である── が、エルデン・ルートでの犯罪とスキャンダルと...
  • 書物/妖精族 第2巻
    妖精族 第2巻 ウォーヒン・ジャース 著  初歩的な召喚魔法の実技の試験が終わると、偉大な賢者はヴォングルダクとタクシムの2人に「今日はこれまで」と告げた。しかし、午後の授業の間ずっとそわそわしていた2人は、座席から立たずに切り出した。 「試験のあと、あの書記と魔法の羽ペンの物語の続きを話してくださるとおっしゃいました」と、タクシムは言った。 「その書記は非常に孤独な暮らしをしていて、彼が書いた公報をめぐって神殿の秘書といがみ合ったり、あとクリムゾンの疫病のせいで話せないところまでは聞きました。その彼の伝令の少年が、羽ペンに妖精族というデイドラの魂を封じ込めた、その続きからです」とヴォングルダクが、賢者に思い出させようとした。 「私はこれから昼寝でもしようかと思っていたんだが。まあ、その話は魂の本性に関する問題でもあるし、ゆえに召喚魔法にも関係してくるのだ...
  • 書物/タムリエルの秘宝
    タムリエルの秘宝  以下は私が過去数世紀にわたって集めてきた、想像を絶する重要性を持った品々に関する覚え書きである。そのいずれもタムリエルの至る所で繰り返し目撃され、所持され、失われてきた。一部は伝説で、その他はでっち上げかもしれない。しかし、それにも関わらず、多くの人々がこれら誰もが欲しがる品々を追って、または守ろうとして、命を落としてきた。 領主の鎧 この太古のキュイラスは卓越した品質を誇り、時にはモーリアウスの鎧、またはキナレスの贈り物と呼ばれる。この鎧は着用者に、体力吸収(小)と呪文抵抗の特殊能力を与え、使用した際には自分自身を解毒する。キナレスが着用者のことを相応しくないと判断した場合、領主の鎧は取り上げられ、次の選ばれし者のために隠されると伝えられている。 檀の鎧 黒檀の鎧は、歴史以前にダークエルフの女神ボエシアによって作られた胸当てである。黒檀...
  • 書物/イオニスの惨事
    帝都調査委員会による報告書 イオニスの惨事 委員長 ポトライド卿 Ⅰ: 準備  皇帝のアカヴィル遠征計画は270年、タムリエル・アカヴィル間海域の島々における小王国の征服から始まった。282年にエスロニーのブラック港が陥落し、皇帝ユリエル五世は最終目標であるアカヴィル征服の準備を始めた。皇帝はまず、ブラック港の補修と強化を命じた。遠征中の指令基地および補給地として利用するためである。同時に皇帝は、アカヴィルへの最後の海峡を渡るための数多くの巨大な輸送船の建設を命令した。必要となる輸送量に、海軍の船だけでは不充分であったためである。ここからわかる通り、皇帝のアカヴィル遠征計画はエスロニー征服が完全に終わる以前からの周到な準備の上で行われており、決して一部で揶揄されているような思いつきの類ではなかった。  284年にエスロニーの王子バショモンが皇帝の支配下に...
  • シリーズ作品/黒い矢
    黒い矢 第1巻 ゴージック・グィネ 著  ウォダの女公爵の夏の邸宅地に召使いとして雇われた時、私はまだ若かった。それまで貴族の称号を持った人たちと接する機会など、ほとんど無かった。エルデン・ルートには豪商、貿易商、外交官、それに役人たちが大きな事業や娯楽のための派手な邸宅を持っていたが、私の親族は彼らのような社交界の人たちとはまったく無縁だった。  大人になっても手伝う家業はなかった。そんな折にいとこから、遠く離れた地所で召使い募集の噂話を聞いた。そんなに遠くでは志願者も少ないだろうと思い、私はヴァレンウッドのジャングルをひたすら歩いて向かった。歩いて5日がたとうとするころ、同じ方向へ向かう騎馬の一群と出会った。ボズマーの男が3人に同じくボズマーの女が1人、ブレトンの女が2人、ブレトンの女が2人、ダンマーの男が1人。皆そろって冒険者の身なりであった。 「あなたもモ...
  • シリーズ作品/帝都の略歴
    帝都の略歴 第1巻 帝都歴史家 ストロナッハ・コージュ三世 著  初代皇帝タイバー・セプティムによる統治以前、タムリエルは混沌に包まれていた。詩人トラシジスはこの時代を「絶え間ない血と憎悪にまみれた昼と夜」と書いている。各地の王たちはどれも貪欲な暴君で、地上に秩序をもたらそうとするセプティムに武力をもって抵抗した。  しかし、彼らはみな自堕落で統率がとれていなかったため、セプティムの力によって駆逐され、タムリエルに平和がもたらされた。第二紀896年のことであった。次の年に皇帝は新しい時代の始まりを宣言し、第三紀の幕が開けた。  皇帝タイバーは、38年間に渡り最高権力者として君臨した。その統治は正当かつ神聖で、この輝かしい時代では奴隷から支配者まで全ての人間が正義の恩恵を享受できた。皇帝の崩御の際には雨が2週間も降り続き、まるでタムリエルそのものが悲しみの涙を流...
  • 書物/本物のバレンジア 第2巻
    本物のバレンジア 第2巻 著者不明  バレンジアとストローは貧民街に安い部屋を借りて、リフトンで冬を過ごすことにした。バレンジアは盗賊ギルドに入ろうとしていた。好き勝手に盗みを働いていてはいつか面倒なことになるとわかっていたから。ある日、盗賊ギルドの名の知れたメンバーのひとりと酒場で目が合った。若さあふれるカジートで、その名をセリスといった。ギルドに紹介してくれたらあなたと寝てもいいわ、とバレンジアは声をかけた。セリスは彼女を見つめてから笑みを浮かべると、いいとも、と言った。が、まずは儀式をこなすのが先決だとも言った。 「どんな儀式なの?」 「ああ」と、セリスは言った。「前払いでたのむぜ、かわいこちゃん」  (この一節は神殿によって検閲を受けている)  ストローに殺される、たぶんセリスも。いったいどういう気まぐれでこんなことをしてしまったのか。バレ...
  • シリーズ作品/妖精族
    妖精族 第1巻 ウォーヒン・ジャース 著  その偉大な賢者は背が高く、不精な感じの男で、髭をたくわえており、頭ははげていた。彼の所蔵の本も持ち主に似て、どの本も長い間にホコリをかぶり、本棚の奥へと突っ込まれていた。最近の授業で、彼はその中の数冊を用いて、ヴァヌス・ガレリオンがどのようにして魔術師ギルドを設立するに至ったかを学生のタクシムとヴォングルダクに説明していた。2人はサイジック教団でのガレリオンの修行時代について、またそこで行われた魔術の研究と魔術師ギルドのものとはどのように異なるのかなど、たくさんの質問を投げかけた。 「サイジック教団は、今も昔もは非常に組織的な生活様式を持つ機関である」と賢者は説明した。「実際、きわめてエリート主義的である。ガレリオンはその点を批判していた。彼は魔術の研究を自由に解放したかったのだ。まあ、『自由に』とはいかないまでも、少なくとも誰...
  • シリーズ作品/ドゥーマー太古の物語
    ザレクの身代金 ドゥーマー太古の物語 第1部 マロバー・サル 著  ジャレミルは彼女の庭園に立ち、召使いが持ってきた手紙を読んだ。手にしていたバラの束が地に落ちた。一瞬、鳥のさえずりが消え、雲が空を覆った。丁寧に育て、作り上げてきた安息の地が暗闇に包まれた。 「息子は預かった」手紙にはそう書かれていた。「近いうちに身代金の要求をする」  やはりザレクは、アッガンに辿り着けなかったんだわ。道中の強盗、多分オークか憎たらしいダンマーに、上品な乗り物を見られて人質にとられたんだわ―― ジャレミルは柱にもたれ掛かり、息子に怪我がないかを案じた。彼はただの学生で、装備の整った男たちと戦えるような子ではないけど、殴られたりしていないかしら―― 母親の心には、想像するに耐え難いことであった。 「もう身代金を要求する手紙が来たなんて言わないでよね」聞き覚えのある声と見慣...
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