Fantapedia~幻想大事典内検索 / 「浦島太郎」で検索した結果

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  • 浦島太郎
    日本 浦島太郎(うらしまたろう)  言わずと知れた昔話の主人公。『日本書紀』巻第十四は、雄略天皇の二十二年の事として、次の様に記す。  秋七月に、丹波国の余社郡の筒川の人瑞江浦嶋子、舟に乗りて釣す。遂に大亀を得たり。便に女に化為る。是に、浦嶋子、感りて婦にす。相遂ひて海に入る。  蓬莱山に到りて、仙衆に歴り覩る。語は、別巻にあり。  ここでいう「別巻」とは、おそらく鎌倉時代末期の『釈日本紀?』巻十二の引く、『丹後国風土記』逸文の事であろう。  ここでは釣上げた五色の亀が神女となり、夫婦の誓いを交わすと共に蓬莱山に到り、昴などの星の化身といった神仙たちと過ごして三年を経て帰ったが、故郷では三百年の月日が流れており、玉匣を開いてしまった為に蓬莱山にも帰る事が出来ず、風を通して乙姫と歌を交わして終ってたとしている。  『万葉集』には、箱を開いた途端に老いて死んでしまっ...
  • 玉手箱
    乙姫 玉手箱(たまてばこ) 乙姫が浦島太郎に別れ際に渡した箱。 この中には浦島太郎の年が入っており、自分を知る者の居ない世界に絶望した浦島太郎が蓋を開けたところ 中から白い煙が噴出し、それを浴びた浦島太郎は一瞬のうちに老人となってしまった。
  • 乙姫
    ...められていたところを浦島太郎に助けられ、後日竜宮城へ案内したという話や、亀に案内されてきた浦島太郎をもてなすだけなどさまざまなバリエーションがある。 浦島太郎が竜宮城を去る際、彼の年齢を閉じ込めた玉手箱を渡した。 参考文献  牧野哲大『日本の名作二十八篇の物語り』67, 74, 80頁  桜澤麻衣/三浦佑之『本当は怖い世界の童話』182頁
  • 高橋連虫麻呂
    ...歌集』収録の伝説歌 浦島太郎(水江浦島子) 勝鹿の真間娘子? 葦屋の菟原処女? 上総の珠名娘子?
  • 竜宮
    日本 竜宮とは、他の世界である。 『浦島太郎』譚他では、タイやヒラメの舞い踊り、他楽しいとか面白いとかで、用法用量を守れば大変すばらしいものとなる玉手箱とかがある大変すばらしいものである。  高橋昌明『酒呑童子の誕生』によれば、そこは水界で、大江山の門をくぐったところも竜宮であるほか、「山中に」竜宮城への入り口があるとかの話が散見される(*1)という。  大体、時間の流れが通常空間と異なっている。  龍宮は水界なので、龍王がふんぞり返っている。
  • 日本
    ...どうじ) 井上円了 浦島太郎 役小角(えんのおづの) 鬼 陰陽師(おんみょうじ) 果心居士(かしんこじ) 河童 賀茂忠行?(かものただゆき) 狐 清姫(きよひめ) 空海(くうかい) 紅葉(くれは) 高坂甚内(こうさかじんない) 後鬼?(ごき) 古事記(こじき) 牛頭?(ごず) 最澄(さいちょう) 三十六禽? 式神 七福神 十二神将 酒呑童子(しゅてんどうじ) 聖徳太子(しょうとくたいし) 前鬼?(ぜんき) 土蜘蛛 天狗 童子切安綱(どうじきりやすつな) 土左衛門(どざえもん) 鳥山石燕?(とりやませきえん) 蜻蛉切 鍋島化け猫騒動 ニッカリ青江 日本書紀(にほんしょき) 日本の竜 祢々切丸(ねねきりまる) 人魂(ひとだま) 風神 藤原千方(ふじわらのちかた) 村正 馬頭?(めず) 八百比丘尼(やおびくに) 雷切 雷神? 霊仙三蔵
  • 万葉集
    ...もされる伝説歌には、浦島太郎について歌った「水江の浦島子」がある。 主な伝説歌 大和三山の歌? 勝鹿の真間娘子? 葦屋の菟原処女? 上総の珠名娘子? 松浦の佐用姫? 万葉集の歌物語 歌が詠われ伝承されてきた背景に物語が存在していたものがある。 例えば、謀殺されたと言われる大津皇子?についての諸歌は、大津皇子の鎮魂のための物語を語るために大津皇子自身やの周辺人物に仮託されて詠まれたとの説もある。 万葉歌人 大津皇子? 柿本人麻呂 高橋連虫麻呂 額田大王? 主な参考文献 『万葉集ハンドブック』 多田一臣編 三省堂 万葉集
  • しっぺい太郎
    さ行の妖怪 しっぺい太郎(Shippeitarō) 早太郎とも。 静岡県磐田市に伝わる霊犬。 参考文献  青柳健二『全国の犬像をめぐる 忠犬物語45話』100, 110頁
  • 沖縄県
    地域別索引 日本 沖縄県(Okinawa) 日本の最南端に位置する都道府県。 アカマター アカリヤザガマ アカングヮーイユ アカングヮーマジムン アタビチャー アフィラーマジムン アマミキヨ アミユーリー イニンビー イラブー ウタキ ウニ ウヮーグヮーマジムン カタパグピンザ ガーナームイ 聞得大君 キジムナー キミテズリ キンマモン シーサー 舜天 ダンガサマジムン チニブマジムン チャンコガネ ツカヒナユーチ ニライカナイ ハブ パーントゥ ピーシャーヤナムン ブナガヤー フーマジムン ヘンシャ マー マジムン マユンガナシ ユーリー ラッキーオバケ 参考文献  勉誠出版『アジア遊学No.28 ドラゴン・ナーガ・龍』  勉誠出版『アジア遊学No.59 鬼とデ-モン』  中田千畝『浦島と羽衣』  内間直仁/野原三義『沖縄語辞典 那覇方言を中心に』  むぎ社編...
  • バックベアード
    北米 世界の創作妖怪 バックベアード(Backbeard) アメリカの妖怪。 黒い太陽の体に巨大な一つ目という姿を持つ。 その目に見られると、眩暈がしてビルから落ちるという。一種の光化学スモッグであるとも言われる。 成立 これは水木しげるの創作妖怪である。 西洋に広く伝わっている妖精バグ・ベアから類想して作られたともいわれている。 しかし、写真家、内藤正敏が1989年発行の雑誌『日本学』巻頭の「表紙のことば」の中で以下のように述べている。 水木しげるが、私の「キメラ」を盗作して、妖怪「マチコミ」を書き、「ゲゲゲの鬼太郎」にも登場させ、お菓子のキャラクター・イラストにも使用したため、水木の盗作の方が世に横行することになった。 「キメラ」は作品名を「新宿幻景・キメラ」と呼ぶコラージュ作品で、新宿副都心が建設される以前の淀浄水場の破壊現場を背景に目玉...
  • 猿神
     さ行の妖怪 日本 妖怪  猿神は、零落した神としての妖怪である。  基本はおさるなのだが、カルノパピオらしく人を食うので、人身御供とかを要求する。  なんか、そこらへんで、「ソレがいたところで、「シッペイ太郎(か「灰坊」と関連しそうな早太郎)に知らせるな」と言って去ったのを聴いた人がソレを頼りに捜すと、その英雄はウルフドッグの方で、とりあえずそのわんこへお願いしてみるとなんとかお仕事をしてはくれるが」という話が伝わっている。 参考文献  村上健司『日本妖怪大事典』
  • スクォンク
    北米 モンスター スクォンク(Squonk) アメリカで語られた怪物。 参考文献  ウィリアム・トーマス・コックス『Fearsome Creatures of the Lumberwoods with a Few Desert and Mountain Beasts』  トニー・アラン/上原ゆうこ『ヴィジュアル版 世界幻想動物百科』188頁  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』171頁  ホルヘ・ルイス・ボルヘス/柳瀬尚紀『幻獣辞典』139頁  朝里樹『世界現代怪異事典』80, 134頁  野宮麻未『世界の本当に怖い妖怪・モンスター 上巻』6頁  水木しげる『世界の妖怪大図鑑』155頁  山口敏太郎『大迫力!世界のモンスター・幻獣大百科』158頁  水木しげる『水木しげるの続・世界妖怪事典』172頁
  • レーシー
    ロシア ポーランド レーシー(Leshy, Леший) レーシィとも。 ロシアやスラヴ地方、ポーランドなどに伝わる森の精霊。 レーシーと同一視される存在でレソヴィークというものもある。 参考文献  トニー・アラン/上原ゆうこ『ヴィジュアル版 世界幻想動物百科』98頁  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』88頁  健部伸明/怪兵隊『幻想世界の住人たちII』24頁  秦寛博『樹木の伝説』243, 338頁  朝里樹『世界現代怪異事典』172, 259, 260頁  野宮麻未『世界の本当に怖い妖怪・モンスター 下巻』54頁  キャロル・ローズ/松村一男『世界の妖精・妖怪事典』450頁  山口敏太郎『大迫力!世界のモンスター・幻獣大百科』110頁  佐野洋子『ロシヤの神話 自然に息づく精霊たち』31頁
  • ペナンガラン
    マレーシア ペナンガラン(Penanggalan) プナンガランとも。 マレーシアに伝わる女性の化け物。 参考文献  アブドゥッラー/中原道子『アブドゥッラー物語』110頁  森野たくみ『ヴァンパイア 吸血鬼伝説の系譜』166頁  荒俣宏『お化けの愛し方 なぜ人は怪談が好きなのか』248頁  学研教育出版『学研ミステリー百科5 世界の妖怪大百科』180頁  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』132, 154頁  朝里樹/えいとえふ『世界怪異伝説事典』53頁  サラ・バートレット『世界の伝説と不思議の図鑑』79頁  ながたみかこ/なかさこかずひこ!『世界のモンスター&怪人・怪事件事典』144頁  水木しげる『世界の妖怪大図鑑』212, 274頁  山口敏太郎『大迫力!世界のモンスター・幻獣大百科』184頁  ロバート・カラン/粟生こずえ...
  • ヴイーヴル
    フランス ドラゴン ヴイーヴル(Vouivre) フランスに伝わる龍。 参考文献  山口敏太郎『大迫力!世界のモンスター・幻獣大百科』26頁
  • デレスケボーコン
    た行の妖怪 デレスケボーコン(Deresukebōkon) 西多摩で語られる恐ろしい妖怪。 参考文献  山口敏太郎『江戸武蔵野妖怪図鑑』44頁
  • 万歳楽
    ま行の妖怪 万歳楽(Manzairaku) 万歳楽と書いてマンザイラクと読む。 江戸の海で見つかった怪魚。 参考文献  山口敏太郎『江戸武蔵野妖怪図鑑』58頁  朝里樹/氷厘亭氷泉『日本怪異妖怪事典 関東』276頁
  • ポレヴィーク
    ロシア ポレヴィーク(Polevik, Полевик) ロシアに伝わる精霊。 参考文献  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』79頁  健部伸明/怪兵隊『幻想世界の住人たちII』24頁
  • ナミタロウ
    な行の妖怪 UMA ナミタロウ(Namitarō) 浪太郎。 新潟県の高浪の池で目撃された未確認生物。 参考文献  人文社編集部『日本の謎と不思議大全 東日本編』98頁  ASIOS『UMA事件クロニクル』236頁
  • オゴメ
    あ行の妖怪 伊豆諸島 オゴメ(Ogome) 伊豆諸島の三宅島に伝わる妖怪。 参考文献  山口敏太郎『江戸武蔵野妖怪図鑑』91頁  水木しげる『決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』147頁  千葉幹夫『全国妖怪事典』73頁  朝里樹/氷厘亭氷泉『日本怪異妖怪事典 関東』318頁  朝里樹『山の怪異大事典』84頁
  • ゾン
    ベトナム ゾン(Rồng) ベトナムにおける龍。 参考文献  勉誠出版『アジア遊学No.28 ドラゴン・ナーガ・龍』  勉誠出版『アジア遊学No.71特集アジアの怪』9頁  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』142頁  水木しげる『世界の妖怪大図鑑』233頁  水木しげる『水木しげるの世界妖怪事典』184頁  池上正治『龍と人の文化史百科』
  • タルギャルクィシン
    韓国 都市伝説 学校の怪談 タルギャルクィシン(Dalgyal Gwisin 달걀귀신) 韓国の学校のトイレに現れる怪物。 手足を生やした卵のような姿をしており逆立ちの姿勢でトントントンと頭を床に打ち付けながら歩く。 参考文献  山口敏太郎『大迫力!世界のモンスター・幻獣大百科』141頁  朝里樹『大迫力!戦慄の都市伝説大百科』142頁
  • マメイチボッコ
    ま行の妖怪 マメイチボッコ(Mameichibokko) まめいちぼっこ。 東京都八王子市の古い屋敷に現れる小人。 名前は豆のように小さい子供という意味である。 家からこの小人がいなくなると、その家は運に見放されて没落するといわれる。 参考文献  山口敏太郎『江戸武蔵野妖怪図鑑』19頁
  • カボ・マンダラット
    メラネシア カボ・マンダラット(Kabo Mandalat) ニューカレドニアに伝わる巨大なヤドカリの姿をした女神。 参考文献  テリーザ・ベイン『Encyclopedia of Demons in World Religions and Cultures』184頁  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』201頁  水木しげる『世界の妖怪大図鑑』340頁  水木しげる『東西妖怪図絵』104頁
  • タキタロウ
    た行の妖怪 UMA タキタロウ(Takitarō) 瀧太郎。 山形県の大鳥池で目撃された未確認生物。 参考文献  並木伸一郎『決定版 未確認動物UMA生態図鑑』228頁  朝里樹/えいとえふ『日本怪異伝説事典』64頁  朝里樹/寺西政洋/佐々木剛一/佐藤卓/戦狐『日本怪異妖怪事典 東北』319頁  人文社編集部『日本の謎と不思議大全 東日本編』40頁  ASIOS『UMA事件クロニクル』225頁
  • ミミ
    オーストラリア ミミ(Mimi) オーストラリアに伝わる精霊。 参考文献  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』207頁  松山利夫『精霊たちのメッセージ 現代アボリジニの神話世界』41頁  小沢俊夫『世界の民話 36 オーストラリア』38, 293頁  水木しげる『世界妖怪大全 世界はゲゲゲ』74頁  荒俣宏『水木しげる 日本の妖怪・世界の妖怪』75頁  スカイ・アレクサンダー/白須清美『妖精の教科書 神話と伝説と物語』200頁
  • ヴォジャノーイ
    ロシア ヴォジャノーイ(Vodyanoy, Водяной) ロシアに伝わる水の精霊。 参考文献  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』17頁  健部伸明/怪兵隊『幻想世界の住人たちII』26頁  一柳廣孝『知っておきたい世界の幽霊・妖怪・都市伝説』200頁  朝里樹『世界現代怪異事典』156頁  山田仁史/永山ゆかり/藤原潤子『水・雪・氷のフォークロア 北の人々の伝承世界』279, 281, 297頁  佐野洋子『ロシヤの神話 自然に息づく精霊たち』121頁
  • タンダハウ
    インドネシア タンダハウ(Tandahau) インドネシアのボルネオ島北部のドゥスン族に伝わる怪鳥。 この怪鳥は遺体を捕まえては海に投げ込んで魚の餌食にしてしまう。 この怪鳥や他の悪霊などに遺体を攫われないように人々は様々な儀式を行う。 参考文献  I・H・N・エヴァンズ『Studies in Religion, Folk-Lore, and Custom in British North Borneo and the Malay Peninsula』14頁  水木しげる『鬼太郎の天国と地獄』100頁
  • バンシー
    イギリス 妖精 バンシー(Banshee) アイルランドやスコットランドに伝わる妖精。 参考文献  井村君江『イギリス・妖精めぐり はじめての出会い』159頁  健部伸明/怪兵隊『幻想世界の住人たち』27頁  エドゥアール・ブラゼー/松平俊久『西洋異形大全』41頁  朝里樹『世界現代怪異事典』225頁  朝里樹『世界の都市伝説大事典』209頁  朝里樹『大迫力!世界の都市伝説大百科』128頁  山口敏太郎『大迫力!世界のモンスター・幻獣大百科』118頁  キャサリン・ブリッグズ/平野敬一/井村君江/三宅忠明/吉田新一『妖精事典』268頁
  • イムラーク
    中東 巨人 イムラーク(Imlaq) アラビア語で巨人のこと。 シンドバッドは第三の航海の時にとある孤島でイムラークを見た。 そのイムラークは濃い茶色の体毛、爛々と輝く両眼、猪のような牙、獅子のような鋭い爪、椰子の大木のような巨体を有しており、歩けば大地が揺れ動いた。 そして人間を手で捕まえては引き裂いて食べてしまう恐ろしい存在であった。 参考文献  西尾哲夫『ガラン版 千一夜物語(2)』23頁  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』127頁  新紀元社編集部『幻想ネーミング辞典』173頁  西尾哲夫『図説 アラビアンナイト』77頁  水木しげる『世界の妖怪大図鑑』
  • おりんさん
    幽霊 おりんさん(Orin-san) 東京都青梅市のおりん淵と呼ばれる淵の付近に現れる女性の幽霊。 ある時、おりんという娘が大きな不幸に見舞われ、苦しみ、悲しみ、世を儚み、ついには多摩川に身を投げてしまった。それ以来、おりんが身投げした場所の淵では深夜になると多摩川の流れる音に混じって「しくしく、しくしく」とすすり泣く声が聞こえるようになったため、おりん淵と呼ばれるようになった。やがて、夜には誰もおりん淵に近寄らなくなり、地元の人々はおりんさんの霊が泣いていると同情したという。 参考文献  山口敏太郎『江戸武蔵野妖怪図鑑』41頁
  • オカムラッコ
    あ行の妖怪 オカムラッコ(Okamurakko) おかむらっこ。 大正時代、青梅市にある多摩川沿いの船小屋付近に出るといわれていた女性の化け物。 「千ヶ瀬の渡し」と呼ばれる渡し船の渡し場があったが、そこは別名「恋瀬の渡し」と呼ばれていた。ある老人の話によると、彼が少年だった頃「恋瀬の渡し」の数百メートル上流に船小屋があったが、そこには遊びに行ってはいけないと親から厳しく言われた。そこには時々オカムラッコという女性の化け物が出て人間に襲いかかるからだという。オカムラッコは水死した女性の霊であるとする説もある。 参考文献  山口敏太郎『江戸武蔵野妖怪図鑑』44頁
  • 狒々
    は行の妖怪日本 妖怪  狒々とは、一応日本の妖怪である。  いわゆるバブーン系のおさるの和名に使われる程度には、全力でおさるを主張している。  岩見重太郎さんがやっつけたので有名。  柳田國男は、『言海』の「猿に似たでかい生き物で、性格は獰猛で、人を見ると笑うがその際に唇が目まで被う 別名にヤマワラハ ヤマワロ」をひき、その伝承は中国からきていると言っている。  南方熊楠は、柳田国男宛書簡で、玃(やまこ)との関連を指摘し、蟻食べ動物として唇が異常にでかい、あとベアクローがすごいナマケグマに関しての、伝聞が狒々へ影響を与えたんではなかろうかと言っている。 参考文献 柳田國男『妖怪談義』 南方熊楠『南方熊楠全集 第8巻』22~25頁
  • さ行の妖怪
    妖怪 さ行の妖怪サガィマタ 逆柱?(さかばしら) 栄螺鬼?(さざえおに) 座敷童子(ざしきわらし) サダ さとり? ザラザラザッタラ 猿神(さるがみ) 三頭竜(さんとうりゅう) 三眼八面(さんめやづら) 七人御先(しちにんみさき) 七歩蛇(しちふじゃ) しっぺい太郎(しっぺいたろう) 蛇骨婆?(じゃこつばば) 蛇帯?(じゃたい) 三味長老?(しゃみちょうろう) 朱の盆?(しゅのぼん) 樹木子(じゅぼっこ) 女陰の幽霊(じょいんのゆうれい) しょうけら? 小便飲み(しょうべんのみ) 絡新婦(じょろうぐも) 白容裔(しろうねり) 神虵魚(じんじゃうお) 神社姫(じんじゃひめ) 人面樹(じんめんじゅ、にんめんじゅ) 水虎(すいこ) スカ屁(すかべ) 雀魚(すずみを) 裾を食う杭(すそをくうくい) すねこすり 銭細工猪(ぜにざいくいのしし) 銭だるま(ぜにだるま) 千山鯉(せんざんり) 袖ひ...
  • フルオトシ
    は行の妖怪 フルオトシ(Furuotoshi) 佐賀県鹿島市古枝地区の妖怪。 フルオトシは樹上に潜んでいる大きなお化けだという。 人間が薄暗い山道の樹下を通りかかると、樹上からフルオトシが落ちてきてパクッと食べられてしまう。 2018年5月3日、塗り佶@Plaster_wall氏が田舎の老人から聞いたものとしてTwitter上に書き込んだものであり、紙の書籍では2023年9月30日に発売された『日本怪異妖怪事典 九州・沖縄』に載せられている。 フルオトシという名称とその性質は『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する釣瓶落としに類似しているため、もしかしたら釣瓶落としの名を間違えて覚えていただけであった可能性もあるという。 参考文献  朝里樹/闇の中のジェイ『日本怪異妖怪事典 九州・沖縄』56頁
  • 瓜子姫
    あ行の妖怪 都市伝説 瓜子姫(Urikohime) 昔話に登場する瓜から生まれた女性、あるいはその昔話が元となった都市伝説。 参考文献  森口多里『黄金の馬』21頁  国民書院『純日本童話集 第1集』58頁  加藤美侖『小学校へ入る迄の子供に聞かせる話』111頁  小笠原謙吉『紫波郡昔話集』1頁  篠田知和基『世界植物神話』140頁  絹華/伊東ぢゅん子『超スペシャル版マジでビビる!!こわい話』54頁  朝里樹『日本現代怪異事典』60頁  楠山正雄『日本童話宝玉集 下巻』393頁  柳田国男『日本の昔話と伝説 民間伝承の民俗学』36頁  稲田浩二/稲田和子『日本昔話ハンドブック』60, 63, 70, 83, 84, 197頁  稲田浩二/稲田和子『日本昔話百選』49頁  桜澤麻衣/三浦佑之『本当は怖い世界の童話』106頁  柳田国男『桃太郎の誕生...
  • 稲生物怪録
     日本 妖怪 妖怪の書籍 『稲生物怪録』とは、広島県三次市に伝わる妖怪の本である。  魔の国の王になるべく「100人の勇気ある少年」をビビらす勝負を神野悪五郎という魔物としていた山本五郎左衛門(さんもとごろうざえもん)という魔物の人が、稲生平太郎という藝州の兄ちゃんを86人目に選び、一応諸書では「かなりオリジナルの妖怪」と言われるが、『耳嚢』によれば、「屋敷をうんこだらけにした」とあったり、原典では「戦慄!自分で転がる桶‼!」とかあったりするぞ、をこれでもかえいもってけ泥棒出血大サービスってなくらいに送りまくり、何とかせんとし、最後は稲生さんが苦手な蚯蚓!!まで出すが、結局彼がびっくりしなかったので、退散したとかいう話が展開している。  その山ン本さんが「神野悪五郎が来た時にはこれを使えば助太刀するぞ」と言って稲生さんへ与えた木槌が残っていた。 参考文献  村上...
  • うっかり八兵衛
    義賊 うっかり八兵衛 TBSの人気時代劇『水戸黄門』に第2部(1970年9月-1971年5月)からコメディリリーフを置くことを目的に登場した人物で、初登場以来、第28部(2000年3月6日-11月20)まで、俳優・高橋元太郎のはまり役として親しまれた。 正確には、物語の主人公・水戸黄門こと徳川光圀の隠居・西山荘に住み込みで働く使用人であり、義賊ではない。しかし、同作品登場の風車の弥七を「親分」と慕い、盗人としての技術もあるという設定がある。町民の出であるため苗字はないが、口癖が「こりゃうっかりだ」であるため、「うっかり八兵衛」と呼ばれる。ちなみに、風車の弥七のモデルとなったとされる盗賊は「松之草村小八兵衛」というが、これが「八兵衛」の由来ではないか。 こりゃ参った♪ (噂では八兵衛が漫遊の記念に記した全国津津浦浦の旨い食べ物を記した八兵衛帳なるものがあると...
  • セドナ
    北米 シベリア セドナ(Sedna) 北米のイヌイットやシベリアのアジアエスキモーに伝わる女神。 参考文献  朱鷺田祐介『海の神話』219頁  日本民話の会『ガイドブック世界の民話』204, 252頁  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』174頁  斎藤君子『シベリア民話への旅』79, 120, 123頁  朝里樹/えいとえふ『世界怪異伝説事典』108頁  篠田知和基『世界魚類神話』56, 137頁  平藤喜久子『世界の神様 解剖図鑑』109頁  沖田瑞穂『世界の神話』211頁  自由国民社『世界の神話伝説・総解説 増補新版』172頁  フィリップ・ウィルキンソン/井辻朱美/大山晶『世界の神話伝説図鑑』290頁  沖田瑞穂『世界の神話 躍動する女神たち』177頁  ながたみかこ/なかさこかずひこ!『世界のモンスター&怪人・怪事件事典』...
  • クンティラナック
    インドネシア マレーシア 幽霊 クンティラナック(Kuntilanak) インドネシアやマレーシアに伝わる女性の幽霊。 クンティラナックとはインドネシア語での呼び名であり、マレーシアではポンティアナックと呼ぶ。 参考文献  テリーザ・ベイン『Encyclopedia of Demons in World Religions and Cultures』258頁  テリーザ・ベイン『Encyclopedia of Vampire Mythology』117頁  アブドゥッラー/中原道子『アブドゥッラー物語』109, 129頁  トニー・アラン/上原ゆうこ『ヴィジュアル版 世界幻想動物百科』161頁  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』156頁  大林太良『神話の系譜 日本神話の源流を探る』  朝里樹/えいとえふ『世界怪異伝説事典』17頁  サラ...
  • ザントマン
    ドイツ ザントマン(Sandmann) ドイツに伝わる睡魔。 ザントマンという名前は砂男を意味する。ザント(sand)が砂でマン(mann)が男性という意味である。 砂男は魔法の砂が詰まった袋を持った老人で、魔法の砂を目の中に入れられた者は眠らずにはいられなくなり、起きようとしても瞼の上に座って無理やり目を閉じさせる。なので砂男の姿を見た者はいない。 ドイツの作家E・T・A・ホフマンの小説『砂男』では主人公のナタナエルが幼い頃に「砂男は邪悪な存在で夜になっても眠ろうとしない子の元へやってくる。目に一握りの砂を投げ込むと目玉が血まみれになって飛び出し、目玉は砂男が月まで持って帰り自分の子に食べさせる。砂男の子供たちはフクロウのように曲がったクチバシで目玉をつっついて食べる」と言い聞かされている。 参考文献  健部伸明/怪兵隊『幻想世界の住人たちII』  新紀元社『幻...
  • 幽霊
    オカルト 幽霊(ghost,apparition) 人が死してなる存在。基本的に肉体は無く、魂だけである。 多くの不可思議な現象が、霊の仕業によって引き起こされているといわれている。 ウィジャ盤 テーブルターニング プランセット ポルターガイスト ラップ音 また、霊にもいくつか種類がある。 地縛霊 守護霊? 主な幽霊 アオルウルオムウ アグネス アグネス・サンプソン アダ 頭を割られた女房 アニー アミユーリー アメリア アメリア・マリー アン・ブーリン 縊鬼(イークェイ) イザベラ 和泉式部 ウブ エリザベス1世 エリザベス・ナイト オーシャン・ボーン・メアリー 小野小町 オリヴィア おりんさん オレレティムグモ オロンテス カマキリ男 キーシェールテト キャサリン・オブ・アラゴン キャサリン・ハワード キャサリン・フェラーズ ギャリーベガー クイント...
  • 口裂け女
    都市伝説 口裂け女(Kuchisake-Onna) 都市伝説。 参考文献  佐藤俊之/山北篤『悪魔事典』116頁  江戸怪奇事件探求会『江戸時代怪奇事件ファイル』19頁  山口敏太郎『江戸武蔵野妖怪図鑑』48, 137頁  学研教育出版『学研ミステリー百科5 世界の妖怪大百科』114頁  並木伸一郎『学研ミステリー百科プラス2 こわ〜いウワサ話と都市伝説』46頁  常光徹/楢喜八『学校の怪談 ベストセレクション』195頁  京極夏彦/多田克己/村上健司『完全復刻 妖怪馬鹿』267頁  日本民話の会/学校の怪談編集委員会/前嶋昭人『軽装版 学校の怪談大事典』86, 104, 166, 202, 204頁  水木しげる『決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』268頁  石井正己『現代に生きる妖怪たち』24頁  ライブ『365日で知る 現代オタクの教養』...
  • ゴジラ
    モンスターの書籍 ゴジラ(Godzilla) 東宝映画「ゴジラ」シリーズに登場する怪獣。 恐竜の生き残りが核実験の放射能の影響で怪獣と化し、人類に襲い掛かる というのが基本的な設定だが、作品群が世界観を共有しない事が多いため、マイナーチェンジも行われる。 二本足で直立し、黒くゴツゴツとした皮膚を持つ。手足の指の数は四本である。 放射能を「食べ」、背ビレの発光を伴う青白い「放射能火炎」を吐く。 子供であるミニラ・ベビーゴジラがいるが、雌雄は判然としない。 その名はゴリラとクジラの合成語から付けられたとも言われる。 平成以降の作品ではゴジラの体細胞自体が特殊なものであるとされ、 ゴジラの細胞、通称G細胞から様々な亜種が産まれる。 作品により戦争のメタファー、子供達の正義のヒーロー、巨大災害、懐古趣味の対象と様々な役割を果たす。 キングコングとも戦い...
  • 花子さん
    幽霊 学校の怪談 花子さん(Hanako-san) 学校などに現れる少女の霊。 トイレの花子さんと呼ばれるが、トイレ以外の場所に現れる話もある。 参考文献  山口敏太郎『江戸武蔵野妖怪図鑑』136頁  学研教育出版『学研ミステリー百科5 世界の妖怪大百科』186頁  並木伸一郎『学研ミステリー百科プラス2 こわ〜いウワサ話と都市伝説』38頁  常光徹/楢喜八『学校の怪談 ベストセレクション』196頁  日本民話の会/学校の怪談編集委員会/前嶋昭人『軽装版 学校の怪談大事典』37, 76, 97, 100, 150, 172, 175, 204頁  水木しげる『決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』587頁  伊藤龍平/謝佳静『現代台湾鬼譚 海を渡った「学校の怪談」』77, 140頁  ライブ『365日で知る 現代オタクの教養』289頁  一柳廣孝『知...
  • ルサールカ
    ロシア ルサールカ(Rusalka, Русалка) ロシアに伝わる水の妖女。 参考文献  トニー・アラン/上原ゆうこ『ヴィジュアル版 世界幻想動物百科』237頁  望獲つきよ『カラー版 徹底図解 幻獣事典 神話・伝説を彩ってきた、個性豊かなモンスターたち』146頁  水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪ファイル 世界編』80頁  小谷真理『ゲーム・マンガ・小説がもっともっと楽しくなる!! ファンタジー世界用語事典』246頁  健部伸明/怪兵隊『幻想世界の住人たちII』26頁  新紀元社『幻想用語辞典』288頁  朝里樹/えいとえふ『世界怪異伝説事典』293頁  バーバラ・コックス/スコット・フォーブス/ナカイサヤカ『世界恐怖図鑑3幽霊・悪霊・ゾンビ』32頁  朝里樹『世界現代怪異事典』258頁  朝里樹『世界の都市伝説大事典』276頁  野宮麻未『世界...
  • 小豆洗い
    あ行の妖怪 小豆洗い 別名:小豆とぎ あずきはかり 小豆婆など多数 全国各地に伝えられている妖怪。 小川のほとりや井戸など水のあるところでショギショギと小豆をとぐ音が聞こえるのは小豆洗いのせいだという。 狸や狐の仕業であるともいう。 類似の妖怪 八王子には「あずきはかり」という、天井裏でパラパラと小豆をまく音をさせるという妖怪が伝わっている。 また、老婆の姿をした「あずきそぎばばあ」なる妖怪が山梨県北巨摩郡に伝わっている。 これは石垣の上のアマンドウの大木に住んでいるという妖怪で、毎夜樹上でザアザアという音をさせ、通行人が来ると「あずきおあんなすって」と言って呼び止める。もし、その時にうろたえると、大笊で掬い上げられるという。 大分県速見郡には藁槌のような形で、一面に毛が生えたものが、人が通ると転がって来る、「小豆洗い」と呼ばれるには一風かわっ...
  • トッケビ
    韓国 トッケビ(Dokkaebi) 韓国に伝わる怪物。 参考文献  志村有弘『アジアの怪奇譚』23頁  勉誠出版『アジア遊学No.71特集アジアの怪』9頁  李錦玉『おばけのトケビはわすれんぼう』18, 107頁  松谷みよ子/瀬川拓男『おばけのトッカビ』120, 128, 133頁  日本民話の会『ガイドブック世界の民話』177, 178, 179, 180, 181, 265, 266頁  伊藤亜人/川上新二『韓国文化シンボル事典』109, 118, 167, 224, 226, 315, 507, 627, 718, 742, 773頁  崔仁鶴『韓国のむかし話 おどりをおどるトラほか』90, 94, 96, 101, 171頁  徐正五/仲村修/朴民宜『韓国昔ばなし〈上〉』109, 178, 212, 219, 261, 264, 267, 268頁...
  • マミー
    中東 マミー(Mummy) ミイラのこと。 コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』によれば、19世紀の近東の水夫たちはミイラが嵐を招くと信じていたため、ミイラの積み込みは水夫に内緒で行うしかなかったらしい。こんな話がある。ラドジヴィル家の君主が、エジプトでミイラを男性と女性のペアで2体購入した。彼はミイラを箱積めして、ひそかに船に積み込ませヨーロッパに持ち帰ろうとしていた。トルコ人は、キリスト教徒がミイラを魔術に使うと考えていたため、ミイラの持ち出しを容易に許可しなかった。なので、箱の中身は彼と2人の召使い以外は誰も知らなかった。ところが、ミイラを積んだ船が海に出ると激しい嵐に何度も見舞われ、難破するのも時間の問題であった。そこで、同行していたポーランド人の司祭が祈りを唱えてラドジヴィルと従者たちが答唱を返した。すると司祭は苦しげな様子で、黒くて醜い2人の幽霊が自分を苦しめ脅かし...
  • モコイ
    幽霊 オーストラリア モコイ(Mokoy) オーストラリア北部のムルンギン人に伝わる悪霊。 人間に似ているが頭部が大きく、舌が無いため言葉は話せない。人間の影の塊の生まれ変わりであり、影の塊は生者が臨終となる時に「カイ、カイ、カイ」と咳き込むような声をあげながら遺体から出てくるものだという。 死、病気、怪我などはモコイがもたらすものである。人間の女性と交わることもあるが生まれた子供を食べてしまったりもする。邪悪なシャーマンは黒魔術でモコイを使役して人を襲うといい、人々に助けを求められた善きシャーマンは親しい霊を呼び出してモコイと戦うという。 モコイは梟とともにジャングルに棲んでおり夜になると活動を始めるとされる。モコイの母親が赤ん坊を地面に置いて植物を採っていたら人間に赤ん坊を連れ去られてしまったため、慌てて赤ん坊を奪い返したが人間の反撃で槍を投げられ、それに対してモ...
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