あの日、季節は夏から秋へと移り変わろうとしていた。とはいっても、まだうだるような暑さは残っているし、ゴリラげう雨ゲリラ豪雨のせいで湿度も高く籠るような熱気に苛まれている。
そんな、セミの鳴き声とクーラーの振動音が響く部室で、私は見てしまったのだ。

花め太「ああごめん、気が付かなかった」
花め太「舞ちゃんの使い心地、よかったよ」

濡れた彼女を見て、私は茫然と立ち尽くすことしかできなかった。

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最終更新:2020年09月03日 17:58