【中国志ラス考察】
【勢力図】
【領土】
浜田・郡山・三次・高松以東が銀河南無
益田・鞆・三原・高山以西が舟久
松山が朝霧
著者:銀河側からの視点
ラス3戦の銀河vs歌舞伎は尾高-富田間で行われ、途中から舟久から銀河は条約破棄、歌舞伎・舟久に共闘される形となった。一度舟久から歌舞伎へ割譲による物資譲渡が行われたが、銀河は物資で押し切り歌舞伎を撃破。内政する期間が短く復興のままならぬままラス戦へと突入するのであった。つまり富田以西は完全に復興しきれていない。
銀河の兵站・貯蔵庫は若桜・上月・姫路であった。三原・松山が敵領土のため兵役以外の物資輸送は尾高方面から迂回しなくてはならず、復興も完全でないためどのように構えるかを悩ませた。結局、開戦当初の兵配置指令が出たのは当日の数時間前であった。
指揮官の出した結論は「開戦初手は守備に徹する」であった。守備は松山を中心としてONによって数枚郡山・三次に配置、郡山はON守備だが抜かれた場合は堀にして対処とのことであった。
ラス2条約が組まれての開戦ならお互い十分に内政を整え、多くの場合中央勝負となるのだが、今回は銀河中央部の内政値が低いままラスに突入したので銀山vs郡山とはならなかった。物資では圧倒的に銀河優位であったため、内政値がMAXであるなら郡山・三次・高松のバランス配置で構え、山吹が第二兵站になっていたと思われる。郡山は現地徴兵ができず、補給路も長いためONでかなり守備を配置しなければ開戦当初の一斉は防ぐことはできない。高松の守備を郡山に持っていけば対処できるかもしれないが、万が一高松を抜かれるとそのすぐ後ろは兵站地となっているため銀河は安全策をとった。
ただしこれが最良の策であったかどうかは判断し兼ねる部分もあった。開戦初手であるが守備をするならこちらも拠点高松から三原に一斉をかけないと銀山の攻撃はとまらないであろうし、郡山を捨てるなら銀河は三原を引き換えにしたいところであった。
オフコマンドで先行入力するタイプの指揮官であるため、一斉指示は先送りにし開戦初手は徹底守備となったと思われる。
開戦初手は予想通り銀山から郡山へ一斉がきた。銀河は数ターンで撤退、郡山は堀化。中央での総力戦ではなく、SFO史上でもかつてない程の大規模なカウンター合戦となったのであった。
銀河の郡山・三次守備の問題は現地徴兵が出来ず、再徴兵に2・3ターンかかるというものであった。現地徴兵可能な舟久とは回転力の差がでたのであろう、郡山だけでなく三次までも銀河は陥落。じりじりと押されるのであった。
三原一斉であるが予定通りオフ込みの一斉が二段で行われた。一段目に城壁値をかなり削り残り200弱までいったと思われる。三原を奪取できれば郡山・三次陥落に対してイーブンである。
しかし事はうまく運ばなかった。舟久水軍によるON対処によって第二段の一斉でも三原は陥落しなかったのである。
一斉攻撃は二段で組まれることが多く、その理由は、一段目で相手OFF守備を剥がし二段目で本一斉とするからである。一段目で壁をかなり削ることができたなら二段目は陥落することができるように思われるのであるが、これは総力戦の場合である。
この場合、舟久は銀山に兵が集中していたため、銀河の一段目一斉がかなり効いたのだが、第二段目では本体からのON対処があったので陥落に至らなかったのだと思われる。つまり相手拠点以外の場所への一斉は、一段目の方が効く場合がある。
水軍は弱点がなく最も強力な兵科であるが、欠点は水軍都市のみしか使えないことである。舟久の水軍守備は即ち、奪取した陸上都市である郡山・三次の放棄にもつながる可能性が出てくる。ここで水軍に多く変更されたのであろう、益田から浜田へと強襲がくる。
そしてもうひとつは陸上都市の高松も狙われにくくなるので、この頃は赤穴・浜田へと守備を配置することができた。そして内政努力により山吹が水軍徴兵地として作られていった。
このようになると十分ON対応で守備は可能となるし、本領土である高松以東も安泰であるため、物資で勝る銀河のペースとなっていった。高松vs三原では陸兵vs水軍なので分が悪いが、敵領土となった郡山・三次へは陸vs陸、水軍による浜田vs益田これもイーブンの消耗戦である。物資では圧倒的優位に立つ銀河としては消耗戦は望むところであった。後は物資が乏しくなっていった舟久をじわじわと押していき銀河南無家は中国統一を果たすのであった。
銀河の勝因としては東方の地に強敵がおらず、物資を貯蓄でき、その物資によって歌舞伎→舟久を確固撃破できたことにある。
それともしかしたら一番重要なのは中盤の銀河vs紅牡丹戦だったのかもしれない。銀河と紅牡丹は武統官の数はほぼ同数のため、かなりの苦戦が予想されたのだが、兵種相性がはまって第二段一斉が上手く決まった。これは指揮官の好判断であり、ここで梃子摺っていたなら舟久の最後の介入がもう少し早まったであろうと予想される。また、内政不完全のまま歌舞伎へ破棄、オフ込み一斉によって間断なく歌舞伎を攻めたこと、これも勝因の一つであろう。
結果論的に見ると紅牡丹戦に歌舞伎が介入してきた場合、銀河は終わっていたであろう。しかし当時物資・領土では銀河、人数では歌舞伎となっていたため銀河滅亡後は歌舞伎も危険な立場になるかも知れないため、歌舞伎・舟久vs銀河の構図を選択したのかもしれない。
こうしてみると銀河も一歩間違えば滅亡の危機にあり、もし銀河撃破であったら人数の歌舞伎、物資の舟久とどの国も統一の要素はあったように見える。
君主:ギム・ギンガナム・・・国内統括、外交
軍師:紗々・・・外交補佐
副軍師:林則徐・・・軍事指揮
副軍師:ねこ大根・・・外交補佐・軍事指揮補佐
※著者:一般武将
- 某所から許可を得て、転載。ちょい実験気味ですがご容赦! -- 名無しさん (2008-05-06 20:54:17)
最終更新:2008年05月06日 20:54