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ら行 - (2014/05/28 (水) 22:48:10) の編集履歴(バックアップ)


Odyssea専門用語集

五十音順



ら行


罪と罰(ラスト・ラスト)

ネルヴァ=イスカリオテが能力、「非可換測度空間の証明 (ダス・フェアローレン・ヴェルツ)」発動時に、
晶剣「裏切りの騎士公(ランスロット)」と運命剣「磔刑聖女(ジャンヌ・ダルク)」を能力と同化させ、形状を変化させた武装の事である。
この機能はネルヴァが独自に考えたものであり、オンドルーンが作ったものではない。
そのため、オンドルーン自身は「美しくない。アレは私の作品ではない」と公言している。
フォルムは黒一色に染め上げた、手甲と脚甲。ブースターユニットと無数の魔術式増幅発生装置を編み込んだ、「強化魔導式機動装甲」である。
通常の場合、ネルヴァは膨大な魔力に複数の式を与え、魔法として使役する。
これには繊細なコントロールが必要になるが、「罪と罰(ラスト・ラスト)」はネルヴァの膨大な魔力、
及び、血統限界を最大限に生かすように自動で管理人格が微調整を行う。その為、ネルヴァは全ての思考、及び肉体を格闘戦に特化させられる。
また、罪と罰の最大の特長は、「魔術式を零距離で打ちこめる」事である。
ネルヴァは過去にイーリアスの頭領、エリカと戦闘を行った際に、非可換測度空間の証明を回避された経験が有り、
それ以来能力の研究をした所、非可換測度空間の証明は世界に干渉するために、座標指定を行わなければいけない事がわかった。
通常は、発動すれば必ず命中するのだが、防御や回避に特化したイーリアス幹部クラスになると、「効かない」のではなく「当たらない」のである。
そのため、ネルヴァは能力や魔術式を属性を帯びた魔力に変え、
それを無数の「加速」や「強化」の刻印で一撃の威力を千倍迄に高め、「直接」相手に撃ち込む形にしたのである。
非常に強力なこの武装ではあるが、欠点もある。
まず第一に、燃費が悪い。魔術式や能力を直接撃ち込むので、晶剣と運命剣で戦闘するときより本人のスタミナの消費が激しく、強引に魔術を使うため、
魔力が枯渇しやすいので、能力及びこの武装の制限時間が30分になったのである。
また、防御魔法や回復魔術式は武装に搭載された管理人格「Lilie(リリエ)」任せなので、防御、回復が大幅にダウンする、諸刃の剣となっている。
余談だが、ネルヴァはさらに対『エリカ』用確定兵器に「第八狩人(アハト・イェーガー)」なる兵器を、オンドルーンに受注しているらしい。(因みに通販)
この兵器の詳細や彼の血族の存在。彼に関する情報にまだまだ謎は尽きない。

リアリスト“カガ”

骸架教開祖の末裔であり、社会構築観念論の完成者にして構築学の最高到達点に君臨する人物である。
世界の動きを社会構築による絶対動作の自己実現の過程と捉えた。主著は『一秒間の社会構築』、『法の構築学』。
信者からは「リアリスト」の名で親しまれている。また、カガの所有する領地は表世界の約5分の4に相当し、
ロスチャイルドの財産権は全てカガが持っていると噂されているが、真相は闇の中。

絶海馘首(リヴァイアサン)

表世界に存在する、強大無比の最極点、非、超無謬性を徹底的に追及した究極戦闘兵器。
その名は、無辺の大海を一振りで区劃る終極の斬刑が昇り龍に見えたことから由来する。
が、その正体はOdyssea第五歌、暗殺部隊隊長「まほちゃん」である。
絶海馘首とはまほちゃんの旧称で、嘗て周囲からはその名で通っていた。
事実、その当時から、人間でありながらその噂に反しない最強の「力」を持っていたようである。
Odysseaに入隊以降、水中戦の鏖殺は実現しなかったが、今でも水中は地に着いている状態よりも数段速い。

リタロウの盾

リタロウの盾とは、同じく倫理現象学などで見られる観念としてのリタロウがその思念を以て具現化したもの。
例えば、度し難い強概念に出会っちまった時、それは既に過去の己を参照している。故に矢は止まっている。
盾は因果律において単一方向のベクトルに向いておらず、スラック変数を加えることでシンプレックスに繰り返す。※このアルゴリズムは、実用上は高速。
これはある一定面ではバンデューと類似し、曰くルーチンワーク的慣習行動として今日まで考えられている。

ロバート・ファラデー

詳細は「助手」を参照

ロボロウ

オンドルーンが創み出した対人用制圧兵器。大総帥を真似ようとしたらしいが容貌(かたち)は掠ってすらいない。
申し訳程度のリタロウ要素に核(コア)にはクロムウェルの術式を簡略化したものが採用されている。
全長2m45cm。浮遊している部分を含めても3メートルと兵器にしては随分控えめである。しかし、性能は折り紙つきで
彼(?)ら数百機で「銃剣の夜」と同一状況のシュミレーションを行った結果、リタロウら「第28任務中隊」の制圧記録時間よりも、
2.75秒疾いという驚異の結果を弾き出した。その後実戦で投入され幾度の戦果を上げ、ver.1.34まで実装された。
しかし、コア制御に必要な情報処理機構の生産と維持点検費用、
簡略化したとはいえクロムウェル使用の反動で寿命がとても短いことが相まってコストが莫大なものとなっており、
ローデシア内戦(今はジンバブエ)以降、生産中止になってしまった。「予算が嵩むなら核にクロムウェルを使わなければいいのでは?」という
助手のツッコミもあったが、オンドルーン曰く「それではリタロウの模倣には程遠い」とのことで、敢え無く却下された。
そもそも何故このような吹き抜けた発想がオンドルーン氏に芽生えたかというと、リタロウとの会議通信の際、電波の乱れによる音声混濁を
末端が「まるで…電子絡繰(おもちゃ)のようだ」と譬えたのが元凶。
それを聞いたオンドルーン曰く「玩具ってさぁ創造(つく)るものだよねー、だったらリタロウも模倣(つく)れるよねー!!!」
と、そんな何時もどうりな感じで開発に着手したらしい。
当時、大総帥を模倣とは余りに『無礼(なめ)げ』と多くの反対派閥が出現し、オンドルーン側と議論に議論を重ねた結果
遂にOdyssea最高大審院で審議されることになったが、開院時にリタロウが一言『実に』と発した為、特別予算が組まれることとなった。
性能も思考回路も稼働限界時間も、ロボロウの全てを識っているはずなのにオンドルーンはこれを至近距離から敵に投げつけて使用する。
当然着弾地点は大爆発を起こし半径20㎞圏内は焼け野原になるが、4時間寝てしまえば致命傷でも回復可能な亜人なので何ら問題ないはず。

ロリドルーン

とあるSNSから都市伝説として突如として現れた神出鬼没の無差別駆逐型殺戮傀儡(ホロコーシスト)。
容姿はピンク頭にツインテールでフリルのやたらと付いた怖気が走る衣装を着用する萌え萌え魔女っ娘ロリそのものであるが、
武器はオンドルーンのものと酷似しており、それが名前の由来にもなっている。しかし、正体を知る者は誰も居なかった。
何故か?―――――人間が、況や人間(ざっそう)が神を『知る』だろうか?否。ならば、ご紹介に預かろうか。
その実態こそ、あのトモスケ=キタザワですら成し得なかった完成形態、モナドギアそのものである。
彼女の体こそがモナドギアであり、因果律の根本原理、『運命』を司る神。
彼女にプログラムされた言語はただ一つ、『壊』すこと。

「ただ、『壊』す」

ロリドルーンの現れた都市は焦土と化し、緑は枯木に、人々は失意と絶念を漂わす肉魂(あくま)となって君臨す。
暗黒大陸は嘆き、悶え、生命を掻き毟り、銷魂。挙句、邪欲、更なる私怨悵恨の残留思念は具現。
ヘイトクライム、其処に自由意志はあるか否か、破壊(ロリドルーン)が、絶望(ロリドルーン)が、自己の行為の究極的で根源的な原因である。
人間の究極、即ち人間(ざっそう)の究極は破壊と虚無に身を委ね、その體で、その躰総意で、死の味を愉しむ勅命(コト)。

「嗚呼、三千世界(おい)しい―――――」

彼は言った。彼の言葉は人間を表している。
儚い、なんて儚いのだろう!!

引用『権利聖典ロリドルーン138幕51行目』より
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