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NO.23 カイエさんからの依頼


天気が良い日だった。
目の前に海が広がっている。
青く澄んでいて、初めてそれを見れば息をのむほどだった。

海が好きなカイエは準備体操をしている。
「わー!うーみーだー!」
海を前にしてすごく喜んでいる。
すぐに海に飛び込まない、いぬみみをつけた女性だった。

彼女と一緒に海に来たヒオという、これまたいぬみみをつけた女性は
クイーンオブハートという純白の雷電に耳打ちをしていた。
何か企んでいる風。

そして、芝村英吏がいた。
薄いフレームの眼鏡をかけた金髪で鋭利な目つきの、デブである。
無自覚女泣かせでもあった。
肘を怪我している。
カイエとヒオから目をそらしていた。
「背を向けて体操するな。無防備すぎだぞ」
カイエは黄緑色のビキニを、ヒオは黒のビキニを着ていた。

カイエは一度ん?という表情になった後、なるほどーと言うように続けた。
「君も男子だったんだねw英吏」
「俺が女に見えるか?からかってると、ひどい目にあうぞ。
夏はとにかくそういう犯罪が。どうした、クイーン」

ヒオの頼みを聞いた風のクイーンは、英吏の首筋を優しくかんで歩き出した。
「そう言うことなら気をつけるよw」
英吏は遠ざかりながらうなずいた。

そして。それまで隠れていた斉藤は。
「なっちゃーん、クイーン乗ったことあったけ?」
クイーンに耳打ちしていたヒオにこう言われた。
「乗せてもらおうよー」
英吏を見送ったカイエにもこう言われた。

斉藤が何か言う前にクイーンは戦闘腕伸ばして、斉藤を捕まえた。
このままどうすればいい? という顔でクイーンはヒオを見ている。
尻尾ふりふり。
右に英吏を。左に斉藤を持っている。

(二人を背にのせて、ダッシュで浜辺を疾走~!GO!)
ヒオの命令でクイーンは走った。
二人がわー。とか言ってる。

カイエ 「おおー 早いなあw」
ヒオ「うまく抱きついたりしないかな?」

そしてクイーンは海に突入した。
英吏が痛いとか悶絶している。

あ、あれ助けた方がいいかなとカイエは思った。
ヒオは冷や汗を流しつついつものことだと思った。

「こら、ばか。しみる、しみる!」
「英吏さん。英吏さんっ!」
斉藤が必死に英吏を助けようとしている。
「え。いや」

「クイーンこれが最後のお願い!二人を助けてあげて!」
クイーンは首を傾げてる。
ヒオは背に乗せてねーのジェスチャー。

クイーンは二人を背に乗せてゆっくりきた。
斉藤がびしょぬれで英吏に抱きついている。
英吏。塩水を傷口に塗られて、さらに斉藤から傷口押さえられて悶絶。
気絶した。

クイーンは報酬の高級マグロを2本もらって嬉しそうだ。
しっぽぱたぱた。


そもそもカイエとヒオがこんなことをしたのにはわけがあった。

二人ははじめ、斉藤と医療の勉強に来ていた。
しかしなっこちゃんはいつもよりも(多分)ミスをしていた。
勢いあまって注射器が壁に突き刺さるなどだ。

ヒオはこの原因を恋わずらいだと看破。
そして二人は相談に乗ったのだった。

ちなみに。これのやり取りがかわいすぎて二人は悶絶した。
ぎゅーをするほどに。

そんな中。無自覚女泣かせの英吏がやってきた。
英吏的には最大限の優しさ?と信じてやまない行為で斉藤を泣かせる。
二人は即座になっこちゃんの味方となり(最初からだが)、
英吏との仲を取り持つことにしたのだった。

そして英吏と斉藤を浜辺に連れてきたのだった。


そして現在。

カイエは気絶した英吏を前にして。
「えーっとこういうときは人口呼吸ですか?マウスツーマウス?」
とかツッコミ待ちのような発言をしていた。

あわてて英吏は目が覚めた。
「やめろ」
「ちっ起きたか」
「よう、色男!なんだ起きちゃったのかー、残念だなー」 力いっぱい、ヒオ。
「おはよう英吏くん」 にこりとカイエ。
「ちっとはどういう意味だ」
「いやあなんでもないわよーやーねー」棒読みなカイエ。
「え、なんでもないよ?誰がマウスツーマウスやろうか相談してただけW」
さらりとヒオ。

「あのな。お前達はなんでおれに構う。もう少しいい男を」
英吏は斉藤を見た。まだ抱きついている。
「いや、斉藤。もういいから」

その様子に二人は目的達成に近づいたと言わんばかりに喜んだ。
「からかうな。それに斉藤が好きなのは」

「STOP!」ヒオ、急いで止める。
英吏は黙った。
ヒオはよろしーと言って、カイエはうなずいている。

「たぶん君は勘違いしてるよ?さっきのなっちゃん必死だったの見てないの?その目は節穴?」
ヒオは思っていたことを言った。
英吏はなにか目で言ってる。
ただ、斉藤の顔が蒼白なので、ため息をついた。
「大丈夫だ。斉藤。大丈夫だ」
英吏は斉藤に顔を近づけて落ち着かせようとしている。

「アタシ達は次行こうか?カイエさん」
「そうしよっかw2人ともいつもこれ位素直ならいいのに」
「英吏~、あとはがんばってー!」
英吏はヒオを視線で殺せたらと思った。
クイーンは、うなずいた。

海辺に二人と一匹が残った。


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引き渡し日:2007/8/12




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最終更新:2007年09月25日 20:34