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八守時緒@鍋の国様からのご依頼品


はじめに

 今回のお話はまず普通にお読みください。(携帯参加者さんの場合、本来の形でお見せできないかもしれません。ご了承ください)


くーにゃんと創一郎の森林浴?



あたいはねこである。なんでもにんげんがいうには、あめしょうというしゅるいらしい 。

でもそんなのはあんまりきにしない 

きょうはあたいのどうきょにんのかたわれとおでかけなのだ。 



「にゃー」 (きょうはきもちいいにゃ、そういちろうもなかなか、きがむくのにゃねぇ)


 猫を胸に抱いた男があるいていた。男はのんびりと森の中を歩いている。もちろん、男というのはくーにゃんの言うそういちろうである。

まぁ、それはそれとして
 森は激しく生い茂っており、道も方向も気にせずにゆくあてもなく歩けば道に迷うのはとても簡単なように思える。


「……しかし、空気はいいかもな……」

(あ、もうひとりのどうきょにんのときおのことかんがえてるにゃね。)


くーにゃんがそんな事を考えてる事もつゆしらず、そういちろうはもう一人の事に想いを馳せていた。
(……そう、当日、もし天気が良ければ散歩に出るのもいいかもしれない。


「にゃうー」(そういちろうは、ときおのことをかんがえてるときがいちばうんうれしそうなのにゃねぇ


 猫の頭を軽く撫でると男は微笑んだ。


「にゃー」(ずぼしをつかれてるからごまかしてるのにゃね)


 心地よい風が吹いている。男と猫はしばし、その風に身体を委ねた。

「くーにゃん、当日はお前もくるか?」

(……そういちろうはおんなごころがわかってないのにゃねぇ)

「……いや、一人で会った方がいいかもな」

(お、ちゃんとわかってるようなのにゃね。かんしんかんしん)


 男はそう言うと、ふと懐から手紙を取り出した。くーにゃんは慌ててその手紙から目をそらした。

「にゃー」(あたいはこじんあてのてがみを、のぞきみするようなしゅみはないにゃ)


 しばし、その手紙をじっと見続ける創一朗。

「手紙を何度も読む習慣はなかったが……実際に自分宛にこういったモノが送られると、何度も読みたくなるもんだな……」


「にゃうー」(こ、こいぶみ!? こいぶみなのかにゃ? で、でもあたいはひとのてがみをのぞきみするようなねこじゃないにゃ……そう、そんなねこじゃないにゃのよ?)

「ん、どうした? くーにゃん」

 創一朗はそう言うと猫の頭を軽く撫でた。

「おまえも時緒の手紙が気になるのか?」

「にゃうー」(き、きになるけど、それはそういちろうあてにゃ、きになるけど、きにしちゃいけないのにゃ)

 くーにゃんのクリクリした眼を見て創一朗は微笑んだ。どことなくうずうずしているように見えたのだ。

「そうか、気になるか。なに、あいつが寂……」

 創一朗は唐突に口を止めると「あー」と言うと、少し空を見た。

「そうだな。どうも俺もそのような気分らしい……」

「にゃうー」(まったく、しかたないどうきょにんなのにゃねぇ。さいきんは、いつもときおのことかんがえてるんじゃないかにゃぁ)

 創一朗は道端にあったベンチに座るとくーにゃんを膝にのせた。

「どうも、俺もあいつと同じらしいな……あいつが俺に任せてくるだろうと当日の下見に出かけた……というのもまぁ、寂……んだろう」

 そう言うと、創一朗は手紙を見つめた。


「にゃー」(まぁ、じんせいそういうこともあるにゃ。あえないときのおもいのぶん、あったときはいとおしいものにゃよ? あたいもいつもごはんのじかんをこいそがれてるにゃ) 


 創一朗が今日、くーにゃんとお出かけしている理由はこの手紙にあった。時緒から送られてきたこの手紙には「会いたい、話したい、以下略」的な想いが込められており、その手紙を読んだ創一朗はその日、つまり今日一日をデートの下見に使う事にしたのである。


「さて、くーにゃん。そろそろ食事でもすませるか?」

「にゃーう♪」(まってましたにゃ♪ あー、きょうのごはんはなんなのかにゃぁ、あたい、あさからそれだけをいきがいにまちこがれてたにゃ)

 創一朗はそう言うと手に持ってきていたカバンから包みを取り出した。

「にゃー」(はやくおくれにゃー)


「おっと、そっちはお前のじゃないぞ? ほら」

 創一朗はそう言うと別の袋を取り出した。その中にはタッパが入っており、くーにゃんのお昼ごはんが入っていた。

「にゃーう♪」(ごーせいだにゃー。ていばんの「ときおにぼし」もあるし、あたい、まんぞくだにゃ)

「おいおい、そんなにがっつかなくても誰も取らないぞ? ゆっくり食べろよ」

 創一朗はそう言うと自分の分の包みを開けた、中身はおにぎりと卵焼きである。ちなみにくーにゃんの言っている「ときおにぼし」とは初めてそのブランドのにぼしを買ったのが時緒だったことからそう呼ばれてるだけであり、実際の商品名はまた別にある。

「にゃーう」(そういちろうのは「ときおおにぎり」と「ときおたまごやき」なのにゃね)

「ご機嫌だな……いや、俺も同じか……」

 飼い主と飼い猫が似るのかどうかはともかく、創一朗もくーにゃんもごきげんな顔で食事にかぶりついた。

「にゃー」(そういちろうはもう、ときおのしりにしかれてるのにゃねぇ)

「ん、なんだ? やらんぞ。このおにぎりには確かにお前の好きそうなおかかが入ってはいるが……」

「にゃー!」(だれもそんなことはいってないにゃー! たとえおいしそうでも、ときおのきもちのこもったおにぎりはあんたのものにゃ おかかはきになるけど、それはそれ、これはこれだにゃ!)

「む、すまん。怒らせたようだな」

「んにゃう」(わかればよろしいのにゃ)


「む、しまったな。飲み物を用意してなかったな……」

「にゃうにゃうー」(そういちろう、あそこにじゅーすやがあるにゃよ)


 創一朗の言葉に反応したくーにゃんの目線の先には屋台があった。ジュースと大きくのれんが掲げられている。

「ああ……くーにゃん。お前も気が利くヤツだな」

「にゃんにゃー」(そんなこともないにゃよ)

「よし、飲み物を買ってくる。ちょっと待ってろよ」

「にゃーお」

 創一朗はそう言うと屋台の方へと向かった。


(おみやげきたいしてるにゃー)

くーにゃんはそう言うと、お食事に戻った。今日はお出かけだからか、さすがにお刺身といった腐りやすいものは入ってないが普段よりも豪華なのである。

(いろいろとめにゅーのある、おしょくじはさいこうだにゃー♪)


「へい、らっしゃい」

 親父の威勢の良い声を聞きつつもメニューをチョイス。

「オヤジ、ミックスとミルクを頼む」

「はいよ!」

 親父はそう言うと手際よく、よりどりみどりな果物をミキサーにぶち込み、豪快に回した。ミキサーを回している間に木の実で作ったコップを用意。とくとくと注ぎ込む。

 お金を手渡し、くーにゃんの元へと帰りつつもジュースを一口味見した創一朗はその濃厚な味に驚いた。というか、さすが新鮮な果物とも言える。

「うまいな。親父、来週の火曜日もここで屋台をやっているのか?」

「お、気に行ったかい? 来週ならほれ、そっちにある商店街で店開けてるよ。普段は商店街の中で店やってるからね」

「そうか。今日はなんでここでやってるんだ?」

「今日はこの道の先の公民館で芸能人かなにかのイベントがあるらしくてね。なので出張屋台ってわけだ」

「……そうか、当日のイベントとかも確認する必要があるな。往来の中はまぁ、色々不都合あるし……森の中もコースに入れて考えるか……」

「何の話だい?」

「いや、何でもない。また来るよ」

「はいよ、毎度!」


くーにゃんのお食事タイムが続く中、足跡が聞こえてきた。しかし、くーにゃんほどの猫になれば足跡でだいたい誰かわかるのである。その為、きにせず食べ続けた。


「くーにゃん。留守番御苦労さま。ほら、ごほうびだ」

 創一朗はそう言うとくーにゃんにミルクを差し出した。親父に木の皿をも用意してもらっていた。

「にゃーおん♪」(きがきくにゃねぇ。うちのどうきょにんはみんな、きがきくねう)


 くーにゃんの顔を見つつも、創一朗の心(気持ち)は再会の日へと飛んでいた。





あとがき





 実は


ぺきぺきと折れるかどうかはわかりませんが……ご依頼ありがとうございました
-。今回、
じつは、ちょっとした企みを含んだ上で作業
をさせて頂きました。
どうなるかなぁー
ランランとキャ
ッキャと
グルグル
しつつ作ってみたとか、そういうわけでもないですが、色々工夫し
てみましたので


 とかなんとか、書いて見ようかとも思ったのですが難しいのでやめました。(意味がわからない場合は前の文の一番頭の文字を縦読みしてください)

 一応、マウスをドラッグしてページ内を動かす事により二重読みできるようにしてみました……けど、今考えると読みにくいだけかなぁ(ドラッグして読むのが読みにくい場合はコピペしてテキストにでも)


 ご依頼ありがとうございました。  



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引渡し日:2009/06/20


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最終更新:2009年06月20日 20:18