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NO.64 アシタスナオさんからの依頼



 この話は。
 彼らとMPKの間に紡がれる話の序章、その外伝である。
 本来はこのSSを納めるにふさわしいゲームが直前に行われているのだが、特別に許可を得て(同シリーズであるという括りの元)最下部URLログのSSとしてアシタスナオ氏に納めさせていただいた。

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~はるとアシタとロボと~

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アシタスナオ「はる、ロボを書いてくれ」
はる「はぁ?」
アシタスナオ「おれ、ってか俺らVグミでMPKにプレゼントしたいんだ。あいつ、いつか戦艦になりたいって言ってたから、変形できる戦艦のデザイン考えて企画していけばきっと喜んで貰えると思うんだよ」

 アシタスナオ、真面目にこんなことを言う。
 ちなみに はる はこの時点でこいつら(玄霧・GENZ・アシタ)真生のアホだと思った。
 初めて出会うロボットに戦艦をプレゼントする王と王と摂政、である。
 アホ以外の何者でもない。
 国は大丈夫だろうか。

はる「いや...」
アシタスナオ「デザインなんだけど具体的には、IGP×みたいなの。
解らなければマク□スとかアルティ○ット○イボウケンとか」
はる「それは知ってるけど」
アシタスナオ「頼んだ!」
はる「えええええ??」

 今にして思えば理不尽な話だった。

 はる、大いに悩む。

 そもそもにして自分はロボットを描くようなおっさんではない。
 遥とか遥とか吉田とか日がな描いてはうひゃうひゃ喜んでいるおっさんに、
ロボを描けなんて依頼はどだい無茶な話で、
「一週間で新しい外国語を文法から覚えて喋れるようになれ」
と言うに等しいのだった。
 だいたい、

「...ロボットならもっとさぁ。他の適任者がいるやん。無名とかに」

 愚痴りつつ、はるは既に行動をはじめていた。
 具体的には資料集めである。
――もちろん、MPKも含めて。
 ゲーム、絢爛舞踏祭は持っていたが、MPKは攻略したことがなかった。

「どないせえと...ほぼイチからじゃねえか」

 なお愚痴る。この時点で既にPCとしてのロールを放棄している。

 余談だがキノウツンにもネットカフェはある。
 もちろんメイドカフェだが。サービス内容については割愛する。
 いやいや風俗店的な物ではない。健全な店である。

 ともあれ作業だった。
 資料集めなんて大層に言うが、グーグルのイメージ検索である。資料もくそもない。
 アシタに言われた例となるロボット物アニメを次々と検索してはファイリング。
 パーツごとに分解したりしていろいろ研究を始める。

クリック
クリック
クリック

「――めんどい」

 30分で飽きた。ロボットはやっぱり苦手だった。
 そう。苦手なのである。めんどくさいとかそういう理由では決してない。
口に出したことさえない。
 3時間コースで入室したが残りの時間メイドさんと遊んで終了しようかと本気で考える。
 気分直しにアイドレス関係のサイトを巡る。
 はる、暇があれば藩国の情報を巡るのが常だった。
 このへんは今もキノウツンの観光課所属の人間なのだった。
 無名騎士藩国。人形の開発。

「――人形か」

 まさにハイクオリティ。英語で言うと「nice Doll.」
 黒光りの流線型、息を飲む美しさである。

「むぅ――」

 はるにも...まあ...それなりには、こう言うカッコイイのをデザインしてみたい
――という欲はある。
 こんな風に描けたら、きっと世の中楽しいんだろうな。
 誰かの上手な絵を見るたびに毎回はるはそう思う。
 思えば少しでもそんな人に近づきたくて、
楽しさに触れてみたくてたまに技族をやっていたのだった。
 しばらく考える。

「よし、パク――もとい、真似させていただこう」

 と思ったかは定かではない。参考にはしたのは間違いない。
 そう参考であるパクろうとかしたことはない。
 どのみち、素人がプロパクったところで誰も気づかない。
 技術が追いついてないので真似たこと自体が解りづらいのだ。

 とまあ、そんなことを考えているあたり、プライドも何もあった物ではないのだが。

...調子に乗って、いろんなところからパクりまくる。
 中学時代に見ていたアニメな戦艦とかその辺のデザインも参考にしてみた。
 いろいろ混ぜた結果、適度に全てを混ぜ合わせて適度に劣化した感じになる。
 あきらかにへたれてきているのだが、オリジナリティが出てきたということにして納得した。

 できあがりはともかくとして、こうしてデザインは作られていく。









「...なんか、ミニ四駆みたいだな」









作られていくのだった


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 時間延長に次ぐ延長。
 一度受付に戻り深夜パックに変更する。
 ポタージュスープをカップに1.5杯継ぐ。
 席に戻り、デスクにカップを置いて、ソファに座り直して一息ついた。
「どうにもならん...」
 変型機構というのがネックだった。
 だいたいなんで戦艦がロボになる必要が...わからない、宇宙は謎に満ちている。
 それでもはるの作業は続くのだった。

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 そして、いくつもの夜を越えた。

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 政庁。執務室その1。別名摂政ルーム。

アシタスナオ「おおっいいじゃないかっ!! これだよこれ」
はる「左様か」

 喜ぶアシタスナオに、茶を啜ってあいづちをうつ はる。
 何とか納期に間に合ったなと、内心安堵している。
 ひとしきり喜んだあと、アシタはメガネを光らせた。

アシタスナオ「で、大きさと兵装は?」
はる「え、それ俺が考えるの?」

 執務室はやたらめったらロボットのプラモが並んだ部屋である。
 というか、完全なアシタスナオの私室だった。どこぞの社長も顔負けである。
 ふみことかソートとか浅田とかキノウツンとかあと他の藩国のあの人やらあの人やらあまつさえあんな人の写真まで貼ってある。
 同じく摂政の浅田は、これを見て一言「八方美人」と評したことがある。
 さておきMPK(戦艦)の話である。
 仕上げ間近のデザインにそれなりに機嫌を良くしたアシタスナオは、鼻歌混じりにそんなことをいいやがったのだった。

アシタスナオ「そりゃもちろん」
はる「え~と、」

 まさか何も考えてませんとは言いづらい。
 完成品にはそれなりの自信と苦労があったし、MPKにしても描いてる内に愛着が湧いてきたものだが、それはそれだった。

 天井を見あげる。

 人は嘘をつこうとするとき天井を見るという。

 外――つまり自分にはない偽りの記憶を探ろうとするからである。
 逆に真実を言おうとするときは自分の内側――頭の中に実存する記憶を探ろうとするため、うつむいたり目を閉じたりするのだと言う。
 と、そんなことを考えていた。
 つまりあまり真剣に考えてなかったのだった。
 てか、それぐらい最初にテクニカルリードアウトで出しておけよ。と思った。

はる「3000mぐらい」
アシタスナオ「でかっ! それなんて天空の城」
はる「宇宙なんだから、別にそれぐらいでいいと思うが...」
アシタスナオ「そうかもしれんが、アイドレスにはアイドレスなりの基準がだな」
はる「ん~まあ、適当に書くとして」
アシタスナオ「よし、次は必殺技だな!!」
はる「必殺となっ!?」

 騒々しかったのか、この時点でいろんな奴が執務室に入り込んできている。
 にぎやかに負けたのかツン王女までいた。
 必殺技談義(馬鹿会話とも言う)は続く。

アシタスナオ「キックに名前を! スーパー系っぽいのをよろしく」
はる「じゃあ、ミラクルビームバズーカー」
青狸「キックじゃねえよw」
アシタスナオ「すごい名前だなあ、ミラクルって。てか、そもそも腕だぞ青狸」
青狸「腕キックとはこれいかにぃ」
はる「シャイニングソードブレイカーキック」
アシタスナオ「版権wwww」
はる「ファイナルキック蹴り」
アシタスナオ「キック蹴り吹いた...や、まあ。せっかくMPKって名前だから、技名を略したらMPKになるようにするとかどうだろう」
青狸「(M)見て!(P)ピーマン(K)食えるようになったよ!」
はる「(M)メキシカン(P)パラダイス(K)キック」
はる「(M)ミドル(P)ポイント(K)キック(中蹴り」
はる「キックじゃなくてもいいよな。」
アシタスナオ「まあ、むりにキックじゃなくてもいいが」
はる「(M)マイティ(P)パーフェクト(K)空手チョップ」
アシタスナオ「だから足じゃねええええええ」
はる「(M)マキシマム(P)ぴーきー(K)カカト」
アシタスナオ「あ、足にカッターついてるからカッターでいいんじゃね」
はる「カッターはCだ」
キノウツン「(M)もっと(P)プリティに(K)かかと落とし」
アシタスナオ「いや、もっと。(M)マキシマム(P)プラズマ(K)キックとか、そんな感じにして。某バスター風に叫ぶとか」
青狸「「グランパ。アレを使うわ」」
アシタスナオ「「ええ、よくってよ」」
青狸「てか二人乗りなのかw」
アシタスナオ「なにこの笑点空間」
はる「(M)もっと(P)プラズマ(K)かかと落とし」
アシタスナオ「とりあえず、Fなんだから英単語でいこうぜw」
浅田「(M)めっちゃ」
はる「(M)メソ」
アシタスナオ「吹いた」
はる「さあ、選ぶがいい!(両手を広げ)」
青狸「候補多いけどろくなのねえww」
アシタスナオ「とりあえずネット辞書片っ端から当たってるw」
キノウツン「(M)まったり」
浅田「(M)ミルキーは」
アシタスナオ「エロス」
キノウツン「(M)マッチいっ」
アシタスナオ「(M)マシンナリー (P)パラドックス (K)キック。ワープ装置となんかすごい科学で蹴った相手を確立存在を操作しパラドックスで存在できなくする」
アシタスナオ「だめだ、もうこんなのしかうかばない
青狸「どれだけ強いんだMPKw」


そして完成へ~


アシタスナオ「...なあ、コレ通るのか?」
はる「(今更言うのかっ...)大丈夫! 通らなかったら通らなかったでボディだけでも!」
アシタスナオ「だな。 ま、Aマホもアイドレスも数値が全てだしな!」

 もうロボットはやらん、と、はるは息巻くアシタの横で一人心に誓ったのだった。

アシタスナオ「なあ、こんどはバンバンジー」
はる「やらんっ」



作品への一言コメント

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  • ピーマン食えるようになったよ吹いたwww -- 鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 (2007-12-01 12:01:09)
  • このログの自由枠を受けるので、読んだのですが・・・。クオリティ高っ -- 刻生・F・悠也 (2007-12-18 18:11:51)
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御発注主:アシタスナオ@キノウツン藩国様 玄霧@玄霧藩国様
http://cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=89;id=gaibu_ita#190



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最終更新:2007年12月18日 18:11