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S43@るしにゃん王国さんからのご依頼品


S43は悩んでいた。
草原を歩きながらネコリスー、ネコリスーと唸る。
S43にはネコリスが必要なのだ。
それもただのネコリスではない。メガデウス・ネコリスである。
だからこそ、S43は悩んでいた。
このネコリス、ただのネコリスではない。
まず、メガデウスの名の通り、でかい。
文献によれば体長は3m、体重は200kgを超えるという。
それでいてネコリスである。にゃんにゃんちゅーと鳴くし世界移動もお手の物。
なんという素晴らしい生き物であろうか。
存在していたならば、会いたい生き物ランキングに入ってくること間違いなしだ。
そう、存在していたなら、である。既に絶滅しているのだ。

再度言うが、だからこそS43は悩んでいた。
ネコリスが食む草の草原を歩きながら、考える。
メガデウスっていうくらいだから、でかいんだろうなぁ。
それをネコリス地獄といえるほどに必要なのだから、200匹くらいか。
あれ?自分の魔法でも無理じゃね?
っていうか、それ以前に絶滅してるじゃないか。生存してるの?
うあーと唸りながら草原をぶらりぶらりと歩く青にして正義。
正義ってなんだろうと一瞬考えたが、今はネコリスのほうが大事なので止めた。
はぁ、と大きく息を吐き。天を仰ぐ。

「ああ、どこかに落ちてないかなぁ」

そもそもそんなにでかいネコリスが必要になったのには理由がある。
いや、でかいネコリスが必要なのではないが。まぁネコリス地獄を作りたいのだ。
国の仲間であるテルが誕生日だからそのお祝いとしてネコリス地獄に突き落とすのが目的である。
使うは正義の技、置換魔法!
しかし、あくまで『置換』である。元がどこに居るか分かった上で、対価がなければ使えない。
対価は後でもどうにかできる。皆でわいわい考えるのもいいだろう
しかし、元がない。
ネコリスなら見つけるのは骨だろうが、居るのは分かっている。
今回は絶滅したと言われる種だ。なくしたものを探すのとはわけが違う。
よって、冒頭に戻る。
さて、どうしたものか。S43は考えていた。


―――一方その頃。
世界のどこか。もしくは世界でないどこか。
あるシステムが産声を上げた。
ひっそりと、しかし全世界に聞こえるように。
全部の世界に自分を届かせるように。
呼び声に応えたのは、一つの世界。
『それ』はその世界へと、応えたものの所へ飛んだ
そこは草原だった。


S43は空を見上げた。
何があったわけではない。なんとなく見上げたのだ。
しかし、この難問に挑戦する確かな決意ができた。
そんな気がした。

「……I challenge to problem」

口から出た言葉は思っていたよりも滑らかで、そしてなぜかしっくりと来た。
今の自分にはこれほどふさわしい言葉はないと、そう思えた。

『The world is answered』

世界が応えた。
S43はそう感じた。感じたのだから、それが全てである。
そして、こちらからすべき問いかけも理解できた。
使うのは『=』等価であるという記号。
必要なのは因果。原因と結果。
目指すところ、命題は

「生きているメガデウス・ネコリスをテルさんと対面させる」

『OK。それでは世界の明日を決めよう』




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引渡し日:2007/

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最終更新:2007年11月22日 00:46