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奥羽りんく@悪童同盟様からのご依頼品



危機一髪!?

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引越しの途中に立ち寄ったFEG
是空藩王が二人のために開いてくれた夜の舞踏会
藩国民の皆からの祝福の言葉などからやっと抜け出して
ふと気がつけば同じバルコニーで顔を合わせ
示し合わせた訳でもなく、お互いがこうやって会えたことに嬉しく思う
こんな小さな幸せがいっぱい続くといいのにと…

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バルコニーでばったり出会ったキミと彼は並んで夜の砂漠の景色を見ていた。隣にいる彼の姿はタキシードでいつもの髭がなくなっていた。キミが思わずその顔に触れると彼がどうした?と言う風にキミを見つめ、キミは少し照れて
「かっこいいですね。タキシード、とってもよく似合ってます、恭兵さん」
「お前のドレスほどじゃない」「……似合ってる。着てよかった」
赤を基調とした可愛らしいというより大人の雰囲気のドレスの裾を少し上げて
「えへへ。恭兵さんに見てもらおうと思って、ちょっと頑張っちゃいました。褒めてもらえて、すごくうれしいです」
と笑顔で答え、その場で軽やかに一回転して見せた。背中の部分が大きく開いているのを見て少し驚いたが彼は愛おしそうにその姿を眺めていた。

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遠くで舞踏会の音楽が流れてきていた。
彼はキミの顔と当たり周辺を交互に見て、落ち着きがなかった。キミが不思議そうに彼の顔を覗き込み
「恭兵さん? どうしたんですか? 何か、心配事でも…?」
「いや、ここでキスしたり抱きしめたりすると目立つかなと思っていた」
キミは彼の言葉に顔を赤くして
「……えーと…誰も、見てないと思いますよ?」
と彼に半歩と近づいた。

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えー、どうしよう!?今更でていけないと思っている女性が一人バルコニーの花壇の隅に隠れていた。名前は時野あやのという。彼女は今回の主賓にお祝いの言葉を掛けに行ってバルコニーにまで追いかけのはいいが二人の雰囲気に飲まれて声を掛けるタイミングを完全に失っていた。しかも、ここで声を掛けると覗きの疑いまで掛けられてしまうかもしれないと思って見つからないように隠れていた。
主賓の一人である奥羽恭兵がおもむろにポケットからヘビ花火を取り出して人が隠れていそうな場所に投げ込んでいる。そして、自分が居る所に花火が投げ込まれた。

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彼女はもうダメだと思った瞬間に一瞬の煌きと共に火のついたヘビ花火の導火線部分が切り落とされた。その、煌いた方を見てみると時野健司が手招きしていた。熱い抱擁を交わしている主賓達は彼女の事に気がついていなかった。慌ててその場からこそこそと抜け出した。そんな彼女に
「何やってんだ?覗きか」
「ち、違うもん!」「りんくさんに声かけようとして…。」
最後は俯いて小さな声になっていくのがわかった。そんな彼女の頭を撫でて
「わかった。次から気をつけるんだぞ!」
と言って立ち去ろうとするとその手を掴んで
「助けてくれて、ありがとう!」
「ああ、いいって気にするなって」
答えた。ふと周りを見渡すと藩国民から視線が集まっている事に気がついた。二人とも顔を赤くしてそのままその場を走り去っていった。遠くでわーんという泣き声が聞こえたが舞踏会の演奏でかき消されてしまった。

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そんな事になっていると露知らず、バルコニーの二人は幾度となく長いキスを交わしていました。

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最終更新:2007年12月10日 13:14