【書きかけ】鈴木康之「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」(2008)
評価
★★★★
ひとこと
予備知識なくタイトル買いしましたが、とてもよかった!
名作コピーを集めたものは世の中にもあるだろうが、
なぜ良いのか、がきちんと解説されている。
そして第六部ではコピー塾での実際のお題をもとに
ブラッシュアップの過程を追体験できました。
手元に置いておきたい一冊。
続編に
「文章がうまくなるコピーライターの読書術」がある。
分類
目次
はじめに 文章への入り口:文章は書くものではない 読んでもらうものである
- 施しを集めた詩人の一言
- よくぞ広告コピーにご関心を
- うまい文章はだれにでも掛ける
- 実用文を書きなさい
- 広告コピーは書かされるもの
- コピーは現代の高感度文章なのだとか
- 文章は手品ではない いや手品である
- 読んでもらいたいという衝動
- 「探せ さらば 見つからん」
第一部 話の中身:読む人のために、自分のために ソントクで書く
- 人は「安い」と「違う」に弱い
- 「食べ放題」以上の訴え方 富士家/占部邦枝
- 安いことのワケの書き方 北海道国際空港/佐々木宏
- ほかとの差別化の書き方 GABA/児玉令子
- 効果の違いの話し方 資生堂/島聡
- 後悔しないようにとの迫り方 東京海上日動サミュエル/岩崎俊一
- ときにはコロシのテクニック 竹屋/福江浩毅
- 礼儀正しいオドシ方 金鳳堂/朝倉勇+阿久沢忠仁
- 安心感や信頼感の伝え方 帝国ホテル/川辺京
- まとめ
第二部 表現の方法:気持ちで書けばちゃんと伝わる
- 電話でお辞儀する人を見習え
- トーン・アンド・マナー サントリー/魚住勉
- 顔には顔つき、文には文体 伊勢丹/土屋耕一
- 物には質感、文にも質感 国際羊毛事務局/西村佳也
- 味わいの醸し出し方 月桂冠/仲畑貴志
- 親しみの表わし方 石油連盟/澁江俊一
- 人生のつらさの表現 生命保険協会/赤井恒和
- 平成メール文体 NTTレゾナント/高松聡+細川直哉+魚返洋平
- まとめ
第三部 話の見つけ方:書き上手になろうと思うな 聞き上手になれ
- いい話を「お取り次ぐ」だけ
- ある創業者伝のお取り次ぎ アシックス/松木圭三
- 広告コピーは土産話である 協和発酵/鈴木康之
- 重層する思いの伝え方 日本医師会/前田知己
- 読む人の気持ちを測れ トリンプ・インターナショナル・ジャパン/角田誠
- まとめ
第四部 発想の方法:人と同じことを思い 人と違うことを考えよ
- 考える、想像する、気づく旅
- 独自性のある考え方 日本ペットフード/児島令子
- 視点の発見 日本たばこ産業/岡本欣也
- 思い当たること 日本郵政公社/門田陽
- 一日一言的文章作法 楽天トラベル/玉山貴康
- みんなの気持ちからの発想 養命酒製造/岩田純平
- 別視点からの発想 日本郵政グループ/岩崎俊一+岡本欣也
- まとめ
第五部 基本は説明力:モノ、コト、ココロ 万事、説明の世の中
- 広告コピーは説明文である
- 易しい言葉で詳しく説明 曙/細野一美
- 一文一義 樫山/糸井重里
- ストレートではない話の説明 協和発酵工業/阿部祐樹
- 平たい言葉で正直に GABA/磯島拓矢+橋口幸生
- 数字や図の説得力 積水ハウス/一倉宏
- 堂々正攻法 高橋酒造/吉崎和郎+松尾卓哉+古賀英夫
- 疑問に答える説明 日本公文教育研究会/太田恵美+佐藤澄子
- 最高級を説明する高等技術 伊勢丹/角田誠
- まとめ
第六部 勉強の方法:いい文章は幕の内弁当のようである
- 文章には適量がある
- 広告学校のドリル鈴木教室
- Y式・幕の内弁当の作り方
- 話の中身を集める
- 話の中身を整理する 文章を成立す
- 言葉が適切か 表現が魅力的か
- 生徒の勉強例
- 書くことは書きなおすことである
- ペーパーに文章の顔を描くように
- まとめ
メモ
参考文献
本書が引用されている文献
最終更新:2011年05月01日 20:28