山崎将志「もし御社の公用語が英語になったら」(2011)
評価
★★★☆
ひとこと
ダンナの蔵書から拝借。
山崎将志「残念な人の英語勉強法」と併読。重なる部分もある。
こちらの方が“英語”を使ったビジネスコミュニケーションについてに重きが置かれている。
分類
目次
1章 もしも社内で英語がデフォルトになったら
- 「英語公用語化」の本当の意味とは
- 社内で英語が公用語化されたとき、何が起こるのか
- 英語力がまちまちな多国籍チームでの悪戦苦闘
- 「英語公用語化」の本当の意味
- ホントのトコロ、英語公用語化は必要?
- グローバル化から逃げきれない世代
- 日本人の給料が上がらない理由
- 僕らの給与明細は、なぜ“成長”しないのか
- 新卒就職のライバルは「父親」?
- 「就職難」と「英語公用語化」の関係
- グローバル市場で欲しがられない日本人
- 迫る「ラストチャンス」
- この10年で特に低下した日本人の国際的な存在感
- 子供をインド人学校に通わせる親たち
- 私たちに残された時間は5年?
2章 英語が公用語化された未来のサバイバルTips(基礎編)
- ベースとなる、英語の使い方・学び方
- Tips1 英語はこのくらい話せればいい
- Tips2 目の前の仕事に使える単語力を安く身に付ける
- Tips3 自信を持って、「チャンポン」で話そう
- Tips4 TOEICは受けるべき?
- Tips5 TOEICで何点取ればいいのか
- Tips6 英語以外の言語を学ぶべきか?
- Tips7 「読み書き中心文化」の思わぬ弊害
- 英語を使った会議の臨み方
- Tips8 世界共通! 短いセンテンスで結論から先に
- Tips9 困ったガイジンには「So What?」
- Tips10 会議にチャットを併用する
- Tips11 議事録は自分で作る
- メール、SNSでのコミュニケーション
- Tips12 メールは人種・言語で分けない
- Tips13 スペル・チェッカーは必ず使う
- Tips14 LinkedInとFacebook活用のススメ
3章 英語が公用語化した未来のサバイバルTips(応用編)
- グローバルに通用する仕事術
- Tips15 フレームワークを活用する
- Tips16 ビジネスによく使われるフレームワーク
- Tips17 プレゼン・ストーリーの作り方
- Tips18 日本人が一番苦手な「ガイジンとの交渉」の基本
- Tips19 結果の平等かプロセスの平等か
- Tips20 低年齢層向けの日本文化を輸出して、グローバル・スタンダードを作る
- Tips21 「デキる国際人」ほど大切にする日本人的な「人間力」
4章 身近にできる英語力・異文化理解力の習得術
- グローバル2.0時代のリーダーに必要な英語力
- 生き残ったら、一歩その先へ進もう
- 海外のニュースやTVドラマをタイムリーに見聞きする
- 子供と一緒に、仕事以外の世界で英語を学ぶ
- 「ヨコメシ」で異文化交流
- 最近のNHKの語学番組は、かなりイケてる
- 輸入品で、英語でのタグやラベルを必ず読もう
- 旅先でドラッグストアに立ち寄ってみる
- 実際に海外に出て、経験を積む
- もっと「アウェイの世界」に出て行って強くなろう
- ハーバード・ビジネス・スクールでの研修体験
- 出張ベースで学位が取れる海外ビジネススクール
- 社会人留学をもっと充実させるべきだ
5章 日本および日本人の強みを活かす、グローバリゼーション2.0
- 日本の強み、そして日本人の強み
- 日本人の特色を活かせる三つの方向性
- そもそも、日本人の強みとは何だろうか?
- 「グローカル」の意味が変わった
- 中国とインドの他に、日本の強みが活かされそうな地域を探す
- 日本の存在感を増すためにできること
- 「ガラパゴス」を活かす サムスンが成功した理由
- 「日本的品質」の普及 柔道のルールはなぜ改正されたか?
- したたかで文化的な調停役をこなす 和を以って貴しとなせ
メモ
- ビジネスによく使われるフレームワーク
- 4P/4C (Customer solution, Cost, Communication, Convenience)
- SWOT
- 5C(Company, Competitor, Customer, Currency, Country) グローバリゼーション
- STEEP (Society, Technology, Economics, Ecology, Politics) 自社の外部環境
- $APPEAL(S, Availability, Package, Performance, Easy of use, Assurance, Life cycle cost) 自社と競合との強み・弱みポイント
- ブローカー:外の世界をよく知っているオープン・ネットワークのハブ型人種。イノベーションが得意
- クロージャー:内部のとりまとめが上手く実行力に長ける人種。画一的文化に立脚したクローズド・ネットワークを好む人物。
参考文献
最終更新:2011年02月20日 15:54