法月綸太郎「犯罪ホロスコープ1六人の女王の問題」

評価

★★★☆

ひとこと

この手の「12星座」に関連付けるという制限の中では気軽に楽しめたと思います。
これをきっかけに「ギリシャ神話」にも興味を持てるかも・・・しれません。
それにしても、ミステリ作家って「ギリシャ神話」好きですよね・・・。


分類

収録作品

  1. [牡羊座]ギリシャ羊の秘密(2007)
  2. [牡牛座]六人の女王の問題(2007)
  3. [双子座]ゼウスの息子たち(2004)
  4. [蟹座]ヒュドラ第十の首(2006)
  5. [獅子座]鏡の中のライオン(2007)
  6. [乙女座]冥府に囚われた娘(2007)



ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品)


ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品)



気になる表現


メモ

  1. 牡羊座(Aries)。ホームレス狩りに遭った被害者。犯人は誰だったのか。巧くミスリードを誘った一作。★★★
  2. 牡牛座。売れっ子ライターが辞世の句(暗号)めいたものを残して転落死。現場には殺人の動機を持つ容疑者が住んでいたのだが・・・。★
  3. 双子座。二組の双子夫婦の片方が亡くなって20年。脅迫に訪れた男が殺された。犯人は誰だったのか。ミスリードを誘っている。なお、双子座を扱ったミステリには、野間美由紀のミステリコミック「パズルゲームはいすくーる(ゼウスの息子たち)」もある。★★
  4. 蟹座。妹の不倫相手と疑われる(容疑者)は3人。一体だれが犯人か?最後のオチは良かったけど、展開としてはややムリがあるなぁ。なお、ヘラクレスを扱ったミステリには、アガサ・クリスティの「ヘラクレスの冒険」もある。★★
  5. 獅子座。女王様と呼ばれた女優が自宅の駐車場で遺体で見つかる。容疑者の若い脚本家にはアリバイがあるのだが・・・。★★
  6. 乙女座。水中毒で入院・昏睡の女子高生から入院1週間後に友人宛にメールが届く。そのメールを受信した男子学生が熱中症で死亡していた。この奇妙な2つの事件の謎は何なのか?★★


参考


主人公

  • 法月綸太郎

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最終更新:2011年11月13日 00:06