連城三紀彦「戻り川心中」(1983)
評価
★★★☆
ひとこと
連城三紀彦の代表作(短編集)。
昭和初期の日本、花葬シリーズとよばれる美しくもの悲しい作品集。
ただ主人公となる犯人達がことごとく“現実感”というか共感できる部分がなく、
その分だけ、人の常識の裏をかいた大胆なミステリとも言えるのかもしれない。
分類
- 藤の香
- 桔梗の宿
- 桐の棺
- 白蓮の寺
- 戻り川心中
ネタバラシ作品(この本より先に読め!作品)
ネタバラサレ作品(この本より先に読むな!作品)
メモ
- ある色街でおこった連続殺人事件。★★★
- とある遊郭横でおこった殺人事件、とそれに続く殺人事件。★★
- あるヤクザの兄貴と弟分の話。★★★
- 幼い頃の母の記憶の話。★★★★。
- 太宰治をモデルにした話。心中未遂の真相に迫る。日本推理作家協会賞受賞作品。★★★
参考
最終更新:2012年11月22日 01:08