アウンコンサルティング「非常識なSEOの常識」(2009)
分類
目次
第1章 SEOとは
- SEOとは何か、またその必要性
- SEOを実施する前の重要事項
- 6つの対策構成要素
第2章 検索エンジンを知る
第3章 対策キーワードの設計
- 対策キーワードの設計
- キーワードを考えるための3C分析
第4章 クローラビリティ
- クローラビリティとは
- クローラにとって理解不可能なソース
- リダイレクト(URLの転送法)
- URLの状態
- クローラの制御
- キャッシュ容量
第5章 テキストマッチ
- テキストマッチとは
- HTML記述法
- プレーンテキストとALT属性
- <TITLE>タグと<META>タグ
- <H>タグ、<STRONG>タグ
第6章 リンクポピュラリティ
- リンクポピュラリティとは
- サイト内リンク
- サイト外リンク
- スパムリンクについて
第7章 サイトテーマ
第8章 サイトボリューム
- サイトボリュームとは
- サイトの分析
- XMLサイトマップの活用
- XMLサイトマップを使う
第9章 事例で学ぶSEO対策
評価
★★★★☆
ひとこと
「SEOの教科書」のあとに読んだだけによく理解できた。もちろん難しいところもあったけれども、さすがに本業なだけあってロジカルで非常にポイントがよく理解できる良書だとおもう。
メモ
- SEOの6つの構成要素
- クローラビリティ:検索ロボットが理解しやすいサイト構造へ最適化
- テキストマッチ:対象ページにおけるキーワードの挿入状況、SEO上有効なタグの使用状況を検証して最適化
- リンクポピュラリティ:リンク数、質と種類を検証。形式を含めた外部リンクの最適化
- サイトテーマ(内):フォルダ構成、サイト内リンク循環などを検証して最適化
- サイトテーマ(外):外部からのリンクとサイト内コンテンツのマッチング度合いを検証して最適化
- サイトボリューム:認証されているページ数やキーワード保有ページを検証して最適化
- リンクの種類を確認する:
- 「link:URL」でリンク量の確認
- リンク先ページの質を確認するには、Yahoo!でさらに「depth:-1」をつけて検索する。(depth:は、対象URLの階層を返すコマンド。-1でトップページのみ返す)
- キーワード
- <title>タグに対策キーワードが入っているか?
- <META NAME="KEYWORDS" CONTENT="">対策キーワードが挿入されているか
- <META NAME="DESZCRIPTION" CONTENT="">に対策キーワードが挿入されているか
- <H1>タグ、もしくは<H2>タグに対策キーワードが挿入されているか
- 自サイトと競合サイトの「site:ドメイン」検索結果を比較する
- 自サイトと競合サイトの「link:URL」検索結果を比較する
- 対策ページへのリンクに対策キーワードが挿入されているか
- 「http://対象ドメイン/sitemap.xml」でURLの一覧があるか否か確認
- リダイレクト
- 原則的に301でのリダイレクトを用い、メンテナンス等の本当に一時的な対処出ない限り一時的なリダイレクトを使わない。(ただしサーバ管理者とよく話し合うこと)
- JavaScriptによるリダイレクトを行わない
- Google3クリックルール&Yahoo!は第5階層以降のキャッシュ認識が弱い
- クローラの制御
- サイト単位の制御(robots.txt)
- ページ単位の制御(<META>タグ)
- リンク単位の制御(REL属性)
- HTML記述
- プレーンテキスト ★★★★★
- ALT属性 ★★★★☆(でも¥テキストに書き込むことがもっと大事)
- <TITLE>タグ ★★★★★ (対策キーワードを先頭に。35文字程度に)
- <META NAME="KEYWORD"> ★★☆☆☆(Yahoo!に有効。Googleは検索対象のフラグとしては利用されるので設定は必要だが、順位には関係しない。上限10語程度)
- <META NAME="DESCRIPTION"> ★☆☆☆☆(125文字程度。SEO効果は関係なく、ユーザクリック率向上のための施策。ページごとに重複しないこと)
- <h>タグ ★★★★★
- <STRONG><EM>タグ ★★★☆☆
- サイト内リンク
- 横断的ナビゲーション(グローバルナビゲーション):ヘッダーエリア、フッダーエリアに用いることが多い。サイト内の全ページからディレクトリ構造に左右されずにメインとなるページへ遷移できるナビゲーション。
- 垂直的ナビゲーション(ローカルナビゲーション):ブレッドクラム(パンくず)など、関連するディレクトリ下に含まれるコンテンツを下層ページに配置していくナビゲーション
- テキストリンクが基本(Yahoo!はALT属性を評価しない)
- キーワードルール(同一ページでのリンクの重複は、ソース上部のリンクが評価される。キーワードはこちらに)
- HREF100ルール(同一ページ内のHREFは100未満にすること。Googleのガイドライン。以降はクロール対象外となる)
- パン屑の由来:ヘンゼルとグレーテルが迷わないようにパン屑を落としたことに由来
- スパムリンクを受けたら、Yahoo!、Googleそれぞれに通報を。
- Unisys事例
- 各サービスへのダイレクトリンク(リンク記述はすべてテキストリンク、対策キーワードが含まれる内容)
- コニカミノルタ事例
- 形態素解析(検索エンジンが長いキーワードを分解できているか? 検索結果のキャッシュで調べる)
- SEOガイドラインの作成(デザイン・実装・アクセシビリティ・SEO・ユーザビリティ)
- 徹底した形態素解析
参考文献
最終更新:2011年11月06日 19:08