塩野七生「サロメの乳母の話」(1983)
評価
★★★☆
ひとこと
歴史上の事実は一つ。ただし事実に対する解釈は千差万別。
定説となった見方にあえて一石を投じて見た一冊で、「本当のところはこうだったのかもしれない?
」という気付きを与えてくれます。
もちろん塩野氏は丹念に事実を集めているので、全くの「空想話」でなく、限りなく「ありえる話」に仕立て上げるところが絶妙です。
分類
収録作品
- 貞女の言い分
- サロメの乳母の話
- ダンテの妻の嘆き
- 聖フランチェスコの母
- ユダの母親
- カリグラ帝の馬
- 大王の奴隷の話
- 師から見たブルータス
- キリストの弟
- ネロ皇帝の双子の兄
- 饗宴・地獄篇 第一夜
- 饗宴・地獄篇 第二夜
- オデュッセウス、ぺネロぺ(オデュッセウスの妻)
- サロメ、ヘロデ王、洗礼者ヨハネ
- ダンテ、ビーチェ・ポルティナーリ
- 聖フランチェスコ
- ユダ、イエス
- カリグラ帝、ゲルマニクス(カリグラ帝の父)
- アレクサンドロス大王、フィリッポス(アレクサンダーの父)、ダリウス
- ブルータス、カエサル、ポルキア(ブルータスの妻)、カシウス
- イエス、マリア
- ネロ、小アグリッピーナ(ネロの母)、オクターヴィア、アクテ、ポッペア・サビーナ
- クレオパトラ、ヘレナ(スパルタ王妃)、クサンチッペ、マリー・アントワネット、テオドラ皇后、江青、持統天皇、北条政子、日野富子、淀君
メモ
参考
最終更新:2011年09月07日 22:55