玉垣(瑞垣)とは

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玉垣(瑞垣)

玉垣(たまがき)は、神社や神域の周りにめぐらされた垣のこと。また、神霊が宿ると考えられた山や森や木などの周りにめぐらされた垣のことも玉垣という。瑞垣(みずがき)とも呼ばれる。


概要

玉垣でも様々な形態のものがある。柴垣(しばがき)と呼ばれる樹木をめぐらせたものが最も古くある形態と言われている。他には板垣(いたがき)と呼ばれる厚板を並べるもの、黒木玉垣と呼ばれる木を並べるもの、透垣(すいがき)と呼ばれる広く間を空けたものもある。最近はコンクリートによる玉垣もある。寄進者の名前が刻まれることが多いのも、玉垣の特徴である。

様々な玉垣

柴垣と呼ばれ、最も古くからあると言われる。

厚板を並べる板垣。

黒木玉垣。

透垣。


歴史

神道が確立され、神社の中つまり永遠に変わらない神域(「常世(とこよ)」と言う)と、我々人間が生きていると考えている世界(「現世(げんせ)」)とが明確に区別されるようになり、そのために神社や神域を囲ったのが起源とされる。
幾重にも亘って囲うこともあり、特に伊勢神宮においては四重に亘って玉垣が施され、それぞれに名前がある。内側から順に瑞垣、内玉垣(うちたまがき)、外玉垣(そとたまがき)、板垣と呼ばれる。
最終更新:2016年09月16日 17:12