城主
(大内義隆)・中島大炊助
遺構
曲輪・土塁・石垣・竪堀・枡形虎口・石塁
所在地
総社市黒尾
歴史
概要
鬼ノ城西南に位置する、経山にある山城。山頂部を占有する形式の城跡で、山頂部に主郭中心に逆『く』の字型に曲輪がおいてある。
遺構は、主郭を中心として東に(主郭と中曲輪などの範囲が非常に曖昧になっているが)中曲輪や東曲輪がありその下に一段下がって帯曲輪が存在する。主郭南には土塁と石塁を織り交ぜた塁が存在し、その奥に多少広い二の壇が存在する。その奥はくぼみの部分が枡形とされる虎口であるが虎口と見るのが難しい。その奥に堀切が存在しているが、鉄塔建設のために大部分消滅している。主郭北には北曲輪が存在する、北曲輪には石塁で造られた方形の遺構があるが、これは後世の社の跡と思われる。なお北曲輪西側には石垣が残っている。北曲輪北には大堀切が存在し、堀切北には小曲輪が存在する。この曲輪には、北西面に土塁と石垣が存在する。その北にも一段下がったところに横堀が残っている。
縄張り図
交通
鬼ノ城駐車場から徒歩40分。
遠景(伊予部山城より)
城内写真
(主郭)
(北曲輪の大堀)
(北曲輪石垣)
(南の曲輪より山陽道を望む)
出典
「日本城郭大系 13」 「総社市史」
最終更新:2009年07月10日 18:40