区分定義について




【世界区分因果序列】



▽【マテリアル】

創造者はマテリアルの最高権力者=そのマテリアルそのもの。
定義:世界全体の創造・維持の原理を担う最上階層区分。
全てのパノラマの共通項として存在する。
パノラマに対して一方的に干渉可能。
マテリアル同士は干渉し合う。
箱庭には干渉できない。

▽【パノラマ】

個別の世界/宇宙を指す区分。
定義:各マテリアルを骨格に創造される運命を含有する独立世界。
パノラマはそれぞれ干渉不可(例:一番目の宇宙と二番目の宇宙は互いに認知できない)。
マテリアルからは干渉を受けるが、自らマテリアルへ干渉はできない。
パノラマにはあらかじめある程度定められた世界の流れ(=運命)が存在する。

▽【箱庭】

因果接続を排除し、閉鎖的に設計された世界区分。
定義:一名の管理者が定められ、維持される閉鎖的世界。
パノラマとは異なり運命の存在しない世界
マテリアルからの干渉を受けない。
原則として他の箱庭マテリアルパノラマとも干渉しない。

== 干渉関係早見表 ==

作用元 \ 作用先 マテリアル パノラマ 箱庭 ----------
マテリアル ◯ 相互干渉可 ◯ 干渉可 × 干渉不可 ----------
パノラマ × 干渉不可 × 干渉不可 × 干渉不可 ----------
箱庭 × 干渉不可 × 干渉不可 △ 原則不可(閉鎖) ----------
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== 補足 ==

運命とは:各パノラマに定められた因果的・構造的制約のこと。
箱庭は、パノラママテリアルと異なる起点・因果則に基づいているため、時間・構造・展開において自律的である。

マテリアルパノラマ:干渉可能

理由:マテリアルは全てのパノラマに共通して存在する超越区分に位置するため、個別の世界(=パノラマ)の成立条件そのものを規定している。
パノラママテリアルの出力や起点によって成立しているため、構造的に一方的干渉が可能。

パノラママテリアル:干渉不可能

理由:パノラママテリアルの下位区分に位置し、世界生成における因果律・構造規模・作用範囲において非対称構造となっている。
→ 自己の枠組み(世界内法則)を超えて上位区分の存在にアクセスすることが論理的にも構造的にも不可能。

パノラマパノラマ:相互干渉不可

理由:各パノラマは完全に独立した宇宙モデルであり、互いに認知も干渉もできないよう設定されている(=観測不可能性の原則)。
→ 干渉が可能になるとパノラマの独立宇宙性が崩壊し、個々の運命構造も干渉により瓦解する危険があるため。

マテリアル → 箱庭:干渉不可

理由:箱庭は構造上因果律からの逸脱領域とされており、マテリアルによる影響・接触の媒体(運命や構造共通性)が存在しない。
マテリアルは「全パノラマの共通基盤」だが、箱庭はその作用系外にある特異点として設計されている。

箱庭 → いずれの区分:原則すべて干渉不可

理由:箱庭は閉鎖空間であり、他区分との通信・作用の経路を一切持たない。観測・記録・反映などのあらゆる次元干渉が断絶されている。
→ 世界線や歴史があっても世界外との相互影響が発生しないように設計されている。


== 世界区分と作用原理 ==

干渉方向 干渉可否 主因
マテリアル → パノラマ 上位区分による構造規定
パノラマ → マテリアル × 下位区分の非可逆性
パノラマ ↔ パノラマ × 独立宇宙による不可視性
マテリアル → 箱庭 × 接続不可能な構造特異点
箱庭 → 他全て × 閉鎖空間・非連結性
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最終更新:2025年09月19日 11:42