僕はラーメンが来るまでの間、自殺について考えた。
目の前にある棚は長い間そこに佇んでいたらしく、埃の山を背負い、中に大量の本を抱えていた。本の背表紙はかすれ、何の本か分からないものがほとんどだった。一冊を抜き取り、慎重に開く。埃がふわりと舞い、鼻腔をくすぐった。それは私に実家の倉庫を思い出させ、妙に落ち着くのを感じた。本の中身もひどい有様で、文字列が断片的にあるだけだ。文字列の多くは連続した数字、もしくはアルファベットで、そこから本来の内容を想像することは不可能に思えた。
幸せは麻薬だ。それも中毒性がとびきり高い。全人類が幸せ中毒者と言ってもいい。人は多くの不幸を忘れるために一つの幸せを求める。ただ、同じ幸せでは徐々に効果が薄れる。幸せには変化が必要だ。
そして僕は変化を失っていた。
世界を認識する『私』と世界から認識される『私』は一致しない。
『私』が認識できない『私』
『私』って、誰？
僕は天国の夢をみた、墓のある天国の夢を。だけどそこに死者は眠っていない。
そんな夢から覚ましてくれる母さんは最近、何かが変だ。
- 管理者の方、私のページを削除していただきたいです
非公開設定している作品まで載せられると流石に不快です -- (だいふく) 2017-10-19 03:43:23
- >だいふくさん
しるかw -- (管埋人) 2017-10-27 11:29:44
- イレーナちゃんTwitterに自撮り上げてる典型マンさんやんww -- (名無しさん) 2017-10-31 19:32:37
- 編集履歴見ればわかるけど↑↑は管理人じゃねえな
それはともかく全ページのコメントがこになってるんだけど設定ミスてないか？ -- (緊急ガイジ速報) 2017-11-05 14:19:56
- ワイも載せてええで -- (匿名) 2017-12-07 01:31:53
- す -- (名無しさん) 2020-07-03 18:58:36
- ワインの小説やん -- (名無しさん) 2021-08-13 09:23:39
- おーん ワイの小説やんけ -- (名無しさん) 2022-10-20 17:38:06
最終更新：2017年10月14日 20:46
