ガーデンオブキャバリアーズスタジアム
ガーデンオブキャバリアーズスタジアム(
Garden Of Cavaliers Stadium)は、京都府にある野球場である。
プロ野球・セントラル・リーグの
京都キャバリアーズが本拠地球場(専用球場)として使用している。
公式略称は「キャバスタ」。
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
総工費 : 180億円(周辺開発を含む)
建築業者: 銭高組、高松建設、金剛組
所有者 : 京都球団
収容人数: 29,000人
内野 |
天然芝 |
外野 |
天然芝 |
両翼 |
98m |
中堅 |
122m |
左右中間 |
118m |
フェンス |
2.8m |
ホームベース後方バックストップ周辺に一部人工芝を使用。
概要
西京極球場に代わる京都球団専用球場として設計された。
所有者は京都球団である。条例上の名称は「京都横大路運動公園野球場」
ボールパーク構想をもとに作られ、新古典派球場の思想を強く受けている。
建設計画
京都球団は参入決定後、新球場建設プロジェクトチームを発足。西京極球場の改修を含めた調査を実施し、横大路運動公園に建設を決定。
既存の西京極球場は完成までの「つなぎ」として使用する事となる。体育館など一部を残し、公園全体を球場周辺施設として開発する計画を提示した。
初代オーナーは「近くに京阪電車の駅もあるし、市街地からも比較的近い横大路が妥当であると判断した」とコメントしている。
起工式には、オーナー、社長、監督、当時の京阪電鉄社長も加わった。
2005年5月に京都球団新球場計画が披露され、土地の確保とイメージ図が公開。周辺施設を含め、2008年春の供用開始が決定した。
2005年6月に起工式が行われ、建設開始。工事は順調に進み、2007年8月末日に新球場の完成、翌年に周辺施設のオープンが確定。
2008年度から正式にフランチャイズ球場として登録され、現在に至る。
完成までの主催ゲームには西京極球場の他に神戸総合運動公園野球場なども使用されていた。
施設データ
ホームから両翼ポールにかけては98mと標準的ではあるものの、そこからファールラインに対し小さな角度で外野フェンスが広がるため実質的な両翼距離は105mとなっている。さらに左右中間118m、中堅122mと全体的に外野が広く、ホームランの出にくい球場となっている。一方フェンスは2.8mと高いわけではなく、エンタイトルツーベースヒットが出やすい球場とされている。また両翼の深さからスリーベースヒットも多い。
設計思想として「野球を観やすい内野席を多く確保する」という考えが根底にあり、このような二階建ての内野スタンドの構造になっている。また、内野はすべての席に背もたれを完備するなど全体的な質の底上げを重視している。席の間隔も広く取られており、面積に対する座席数は減少しているが、これは「いくら席を確保しても埋まらなければ意味がなく、既存球団に比べ集客力の低い京都球団においては席数を減らし球場のサービスを向上させ稼働率を向上させる」という考えに基づいたものである。
米国的なスタジアム構造と日本の和のデザインの融合が球場設計段階から組み込まれている。
スタジアムの外観は城の城壁をイメージした物となっており、コンコースには装飾として障子窓が採用されている箇所がある。
現在、畳に座って観戦できる「座敷席」の設置計画が進行中である。
運営面
当球場は前親会社の持ち物だったため、球団買収時に球場と周辺施設をセットで買い取られている。
年表
2005年 - 5月、建築計画公開
2005年 - 6月、建築開始
2007年 - 8月、球場竣工
2008年 - 1月、周辺施設開店
2008年 - 3月、公式戦供用開始
2015年 - 9月、親会社交代発表
2015年 - 11月、球団名変更に伴い名称を現在のものへ変更
最終更新:2019年09月05日 15:14