アットウィキロゴ
コシヒカリとは、1956年に農林1号と農林22号を交配して誕生した品種。

概要

名称は、かつての北陸地方の呼称である「越国」において、鮮やかに光り輝くことを期待して命名された。

現在、日本の米の作付面積の約3分の1を占めており、名実ともに日本を代表する銘柄米としての地位を確立している。

最大の特徴は、アミロース含有量が適度であることによる強い粘りと、噛むほどに広がる濃厚な甘み。この優れた食味は、日本人の味覚に深く浸透しており、新しい品種が開発される際の基準(対照品種)としても用いられている。また、粒に弾力があり、冷めても硬くなりにくい特性を持つため、おにぎりや弁当といった用途でも非常に高い評価を得ている。

栽培面では、茎が長く伸びやすいため、台風などの強風によって倒伏(稲が倒れること)しやすいという課題がある。また、稲の主要な病害であるいもち病への抵抗力も決して強くないため、生産には高度な肥培管理技術が必要である。

近年では、コシヒカリの食味を維持しつつ、倒伏しにくい短稈(たんかん)種や、高温耐性を備えた派生品種が各地で開発されている。また、新潟県魚沼産のように、特定の産地がブランド化されることで、同じコシヒカリの中でも市場価値に差が生まれる産地間競争も活発に行われている。

タグ:

家庭科
最終更新:2026年07月20日 09:57