ここで公開するオリカは他の人が使用したりするのも考えて、
効果や攻撃力などを普通のカードより少し強いか同じくらいで作るのが目安です。

つまり、実際に印刷してみて、「オリジナルの遊戯王カードとも戦える」ぐらいの物を作るの基本です。

というわけで・・・
  • オリカと言えど一般的な数値が能力の基本値
    → 攻守ともに4000以上は異常値、お勧めできない
  • 簡単に発動可能で、強力な効果というのも控える。
    → 強力なカードは多少は必ずデメリットを付ける
  • 汎用性のあるものを作る。
    → 専用カードだけではなく、単体でもオリジナルと混ぜて使えるものも作る。

これを念頭に作っていただきたいと思います。


1 画像・素材を用意する。

まずはこれらがないと話になりません。
画像は自分で描くなりし自由に調達しましょう。

素材はこういったサイトが存在するので、拝借しましょう。


2 画像を加工する。

見栄えを良くしたいなら、画像をあらかじめ.png形式にしておくとよいでしょう。

+ 画像の形式の変え方。

※ここではwindowsに大概入っているソフトである「Microsoft Office Picture Manager」を使います。

まずは、変換したい画像を右クリックし→「プログラムから開く」→「Microsoft Office Picture Manager」で起動できます。

左ダブルクリックで一発で起動したい場合、右クリック→「プロパティ」→「全般」→「変更」を左クリック→「Microsoft Office Picture Manager」→「OK」で設定可能です。



こんな感じで、画像が出るかと思います。

では、「ファイル」→「エクスポート」を押します。


するとこうなるます。

あとは、以下の画像の丸の部分を「PNG形式」に変更し、「OK」を押せば、変換された画像が作成されます。



+ カードのイラストとする画像の加工。
では早速、中に入れる画像を加工します。

リサイズして、無理やり合わせても良いのですが、どうしても無理やりな画像になりがちです。

そこで、ここでもMicrosoft Office Picture Managerの機能の中から「トリミング」(余分な部分を切り落とす機能)を使います。

トリミングは、Microsoft Office Picture Managerの「画像」→「トリミング」で起動できます。

中に入れる画像のサイズはフレームに応じて様々あるのですが、大体215×215で在ることが多いです。

今回は説明を分かりやすくするため、215×220の画像を作ります。

今回は1024×768(対比が4:3)の一般的な画像を加工したいと思います。

トリミングを押すと以下の画像の様になります。


青丸は囲んだ部分ではカットしたい数値を入力することでトリミング。
赤丸はバーをドラッグすることで、カットしたい部分を決める。

どちらを使っても加工できますが、今回は赤丸の部分を使用します。

最初は上下と斜め左右のバーは触らず、左右のバーのみを触ります。

※「OK」の上の数字の「新しいサイズ」と書かれた数字が「左<右」の場合は次の工程で上の部分をカットし、「左>右」の場合は次の工程で更に左右をカットすることになります。


今回は、565×768で「左<右」なので、次のトリミングで上下をカットします。


ユーザー設定のサイズで、サイズを変更します。

元のサイズが「左<右」なら右のボックスに縦の数値(今回は215)、「右>左」なら左のボックスに横の数値を入れましょう。

新しいサイズと表示されたものを確認し、順番通りに「ユーザー設定のサイズ」のボックスの中に入力後、「OK」を押してサイズを変えます。

再びトリミングのモードに変えて、元のサイズの左右どちらかが、既に目標のサイズになっていると思います。

元のサイズの右の数値がまだ、目標値ではない方は左右をトリミング。
元のサイズの左の数値がまだ、目標値ではない方は上下をトリミング。

トリミングで、目標のサイズまでカットすればOK。

必要な部分までカットされてしまう方は、元のサイズの左右の数値を最初のトリミングで、1:1に近づけるほど、トリミングする量が減ります。



+ カードのフレームとイラストの合成。
次に、こちらもwindowsの中には大概入っているソフトの「ペイント」を使用します。

まずは、フレームをペイントに読み込ませます。

ペイントを起動し「ファイル」→「開く」でも良いし、「開きたいファイルを右クリック」→「プログラムから開く」→「ペイント」でもどちらでもOKです。

初心者の方はイラストを入れる部分に、あらかじめ、フレームとイラストとは全く違う色を、イラストを入れる部分に流し込んでおくと、フレームとイラストのズレがよくわかると思います。


※今回は色の流し込みはしておりません。

次に別に起動させたペイントで、中に入れるイラストを読み込ませます。


中に入れる方のイラストのペイントで、「編集」→「すべて選択」を押す。

すると、イラストの回りに、破線が出るかと思います。

その状態から更に、「編集」→「コピー」をクリック。

そして、フレームの方のペイントで、「編集」→「貼り付け」を押す。


このようになれば成功です。

あとは、イラストを移動させて、フレームに上手にいれましょう。


これを、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択し、ファイル名は予定としているカード名にしておくとよいでしょう。

あとは、イラストを貼ったのと同じように、属性と星を付ければ画像の加工は終了です。



3 カード名、種族、効果の入力。

ここからがミスを連発しやすいです。バックアップとこまめな保存が重要です。

保存は必ず、「名前を付けて保存」をし工程(名前入力、種族、効果、能力)ごとに保存しましょう。

簡単な入力から行った方が、ミスした時に楽なので。
「攻撃力・守備力」→「種族」→「名前」→「名前のふりがな」→「説明文・効果」で入力するのがオススメです。

ここでは、有能なフリーソフトである「PictBear」を使って入力を行います。

まずは画像をペイントなどと同様に読み込ませます。

文字の入力は、左のツールバーの「A」で表示された、「文字列ツール」で行います。

遊戯王カードの文字の自体は「DF隷書体」と呼ばれる、普通は入っていないフォントを使用するほか、これは有料(約3800円)なので、本気で作りたい人はどうぞ。


管理人はwindowsに最初から入っていた「HG-正楷書体-PRO」というのを使用しております。

+ 攻撃力・守備力の入力。
まずは右のパレットから色を選択します。

攻撃力と守備力の文字色は「黒」です。

文字入力を開始したい部分をクリックし、入力パネルを表示します。

ここでのフォントは上記のフォントでは無く
Book Antiquaというものを使用します。


文字のサイズは「7~8」です。

パネルに数値を入力したら、納得のいく場所に設置できるまで、「設置」→「元に戻す」→「設置」...を繰り返し、納得のいくまで繰り返します。


こんな感じに入力できればOKです。


+ 種族の入力。
まずは右のパレットから色を選択します。

種族の文字色は「黒」です

サイズは「7」です。

最初に【】を入力し、その中に【戦士族・効果/デュアル】と言ったように入力しましょう。

あとは「設置」→「元に戻す」→「設置」...を繰り返し納得のいくまで、繰り返します。


こんな感じに入力できればOKです。


+ 名前の入力。
名前は、カードの出来栄えを左右する重要な部分なので、慎重に行いましょう。

まずは右のパレットから色を選択します。

名前の文字色は「白」です。但し、黄色に変えたりしてホイルカードっぽくしてもOKです。

サイズは「15」です。

名前の入力では「、」は使わず、半角スペースを使用すると良いです。

ふりがなを後で振ることを考えて、上に少し余裕を持たせておきましょう。

あとは「設置」→「元に戻す」→「設置」...を繰り返し納得のいくまで、繰り返します。


こんな感じに入力できればOKです。


+ 名前のふりがなの入力。
まずは右のパレットから色を選択します。

名前のふりがなの文字色は「白」です

サイズは「7」です。

熟語は漢字一文字ごとに振った方、手間はかかりますが、見栄えが良くなります。

あとは「設置」→「元に戻す」→「設置」...を繰り返し納得のいくまで、繰り返します。


こんな感じに入力できればOKです。


+ 説明分・効果の入力。
まずは右のパレットから色を選択します。

説明分・効果の文字色は「黒」です

サイズは「6~8」です。効果の文字数に応じた行数で、サイズを変えるといいでしょう。

効果はあらかじめ、メモ帳か何かにメモし、コピー&ペーストすると良いでしょう。

あとは「設置」→「元に戻す」→「設置」...を繰り返し納得のいくまで、繰り返します。


こんな感じに入力できればOKです。


上記の入力が完成したら、オリカの完成です。

あとは印刷してみたり、友人に自慢したり、コチラに投稿したりお好きにどうぞ。

但しオークションなどで販売したりすると、訴えられる可能性が高いです。
注意しましょう。

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最終更新:2010年05月15日 16:52