図柄制作について書いていきます。
オリジナルパチンコ制作において図柄制作は一番簡単だと思います。
有料ソフトウェアを使わずに簡単に制作出きるので力を入れて作りましょう。
パチンコはまず見た目からってことで図柄を安易に作ってしまっては
演出をいくらカッコよく仕上げても全体が死んでしまいます。
さて、まずは図柄の構想をするわけですが、ぶっちゃけ自分で考えるのはめんどいので本物のパチンコ台の図柄をパクる。
パクるって言い方は悪いですが、真似するってことですね。
これで良いと思います。
あと、パチンコやってる方は知ってるかと思いますが、図柄数字には大体のキャラクターの振り分けがあります。
まず、●●のオリパチを作りたいと思った時、キャラクターの振り分けは以下の通り。
数字のメインは当然「7」なので主人公またはメインになる人物、物が7になります。
次に1,3,5,9の所謂、確変数字は仲間や味方、身近な人物、物が確変数字になります。確変だと嬉しいですからね。やっぱ好印象の物が良いのでしょう。
最後に2,4,6,8の単発数字は敵や身近だけど印象が薄いキャラなどなど。
例:
1→味方
2→敵
3→味方
4→敵
5→味方
6→敵
7→主人公
8→敵
9→味方
まぁ振り分けなんて自分次第なんで自分が思った通りでいいのかも。
では、図柄の土台を作っていくわけですが
色々作り方があるわけです。
良いフリーウェアを見つけてまったり作るのもいいとは思いますが
今回説明する作り方は
1ヶ月以内に作ります。
というか作らなければならないってのが正解ですかね。
その理由が、Photoshopで作るから。です。
Photoshopはadobe製品のソフトウェアで有料のソフトウェアです。
有料なら買えばいいじゃないって思う人もいると思いますが、
一般人には高価すぎて手が出しにくいソフトウェアなのです。
なので、
体験版(1ヶ月間無料)を使いさっさと作ります。
1.Photoshopのダウンロード、インストール
インストール方法とかは書くほどでもないのでスルーで。
製作前にhelp読んだり、Photoshopの初心者サイト一目通しておくと作りやすいかも。
2.土台制作
では作り始めるわけですが、
図柄はフォントだけで作らず、立体感を持たせましょう。
パチンコの図柄には正方形や長方形色々機種によって異なりますが、今回はCR新世紀エヴァンゲリオン~使徒、再び~の図柄をイメージして作ってみようと思います。
正方形の通常時図柄ですね。
どんなのかはググってください。
ではまず、土台のレイヤーを作成。
Photoshopを起動したらメニューからファイル(F)→新規を選びます。
次にサイズを選ぶわけですが、図柄作成後もAdobe製品(afterEffects,adobeflash等)で作る場合は後々AE内で合ってるサイズに変更すればいいので適当、自分の作りやすいサイズでいいです。
逆にAdobe製品で作らず今後フリーウェアで作りjpgとして抽出し使う場合はあらかじめサイズを決めておいたがいいかもしれません。使用ソフトに合わせてください。
他の設定はいじらなくていいと思いますが、カンバスカラーは白にしておいてください。
今回はPhotoshop初期設定の180×180(最初だけ)で作成します。
作成したらまず、レイヤーが背景になっているのでレイヤーに変えます。
右側のレイヤーの一覧の中に背景というのがあるので
これを右クリック背景からレイヤーへをクリックしOKを押します。
これで背景からレイヤーへと変わるので編集が行えるようになります。
次に土台の色を決めましょう。色は機種によって異なるのですが
大体は、確変図柄は赤系、単発図柄は青系だと思います。
今回は7の図柄を作るので赤っぽいのを選びます。
まず先ほど背景からレイヤーにした物を右クリック→レイヤーの効果 を選びます。
次にスタイル一覧にグラデーションオーバーレイというのがあると思うので
それにチェックをつけます。
チェックを入れると色が変わるのですが好みの色じゃない場合グラデーションの中からパターンと色を選びます。
確変図柄ってことで赤~橙にしてみます。
次にエヴァの図柄に似せるため周りを切り取ります。
エヴァの図柄は下の左右が斜めに切り取られ、右上も切り取られてるので
同じように切り取ってみます。
今回は例の製作の為下は切り取りません。
切り取り方は適当な紹介サイトで。
切り取ったらこんな感じ
次に立体感を持たせる為、周りの枠を立体化させます。
立体化させる方法は
レイヤーを右クリック→レイヤーの効果から
スタイルでベベルとエンボス、輪郭にチェックを入れます。
後は自分が気に入るまで色々変更してみてください。
立体感持たせるとこんな感じ↓
次にこれだけだと寂しいのでバックにマークを入れます。
エヴァの使徒再びの場合、よく見るとキャラクターの後ろにネルフマークとか猫とかスイカとか・・・薄く入っていると思います。あれと同じです。
まず元の画像を用意して周りを綺麗に切り抜きます。
切り抜き方はサイトとかニコニコにも講座上がってるので見てください。
準備ができたらその切り抜いた画像をレイヤーへ取り込みます。
その画像開いて土台のレイヤーの上へドラックでok。
レイヤーの上に入れたら次にマークと土台を一体化させる為、色を変更します。
これは上記で説明した様にグラデーションをいじるだけです。
ちゃんと切り抜いた画像のグラデーションをいじってください。
見えるように一体化させるには土台のグラデーションの逆にすれば大丈夫です。
今回の土台は赤~橙なので、マークは橙~赤のようにグラデーションを入れます。
こんな感じ↓
※あまりに見づらいならスタイルから光彩(内側)にチェックいれていじるといいかも
まだ足りない感じもしますが、例の製作ってことで土台製作はここまで。
他の場所ももっといじればカッコよくなりますが時間がないので。。。
時間があるなら適当にいじってみてください。
次は図柄数字の製作に入ります。
2.数字製作
では、数字製作に入ります。
数字製作は簡単と言えば簡単でしょう。
フォントに適当な色付けをすれば完成します。
しかし、ここではPhotoshop,After Effects,3D INVIGORATORを使用し
演出後も3Dとして使える数字、立体的な数字、カッコイイ数字を目指して作っていきます。
こちらは製品版で説明しますが、もし時間がある方は両方体験版があるので(トップページに記載)暇があれば一緒にやってみましょう。
まず、After Effectsを起動します。
そしてコンポジション→新規コンポジションでコンポを作成します。
設定はデフォでokです。
次に、レイヤーを選択し新規→テキスト選択します。
作成したらコンポに空白のテキストレイヤーというのが作成されると思うのでこの
テキストレイヤーに3D INVIGORATORを適用させます。
3D INVIGORATORはエフェクト&プリセットの中のZaxwerksの中にあります。
これを空白のテキストレイヤーの上にドラッグします。
すると下のような画面がでると思います。
ここではCreate 3D Textを選択してください。
すると3D Textの製作画面が表示されます。
今回は7だけを作るので製作画面に7と入力してください。
あと左上のフォントの一覧から好きなフォントの種類を選択してください。
決まったらOKを押します。
OKを押すとコンポに立体の数字さ作成され左側に操作画面が表示されます。
上記の画像に書いておきましたが
黒く囲った所が角度や距離、高さなどを操作します。
自分の好きなサイズ、角度にしてください。
サイズや角度が決まったら次に色付けをしていきます。
色付けなどの操作は赤で囲った所の赤い○みたいなボタンを押します。
すると下記の様な画面が現れます。
色付けの前に数字のスタイルを選択します。
今回は上4左2のスタイルを適用してみます。適用方法は好きなスタイルを左の数字の上にドラッグするだけです。ドラッグしたらこんな感じ↓
スタイルが適用できたら次に色を選択します。
色はObject styleタブの横、Materialsが色付けです。
色づけはスタイルによって異なり、色の違う部分に各所色付けを行えます。
今回のスタイルは金色と灰色の部分があるのでそこの2種類を色付けします。
Materialの中から好きな染色スタイルを選び、選んだらcolorで好きな色を選択します。今回は7で土台が赤~橙ってことでそれに合わせた色にします。
色づけはスタイルと色選んだら染色したい部分にドラックするだけです。
色づけ後↓
jpgなんで少し汚いですが、実物はもっと綺麗です。
他にも幅の設定や枠の設定で色々変えれますがその辺はご自分で。
とりあえず、これで完成になります。
After Effectsで今後作られるのならこれは演出後の立体数字としても使用できます。
まぁ今回は抜き出しだけってことで、これを作成が完了したらPhotoshopレイヤーとして抜き出し、保存します。
保存方法はメニューからコンポジション→フレームを保存→Photoshopレイヤー
で保存します。
保存が完了したら数字製作は終了です。
※バックアップのためaepファイルとしても保存しておきましょう。
図柄に合わなかった場合などすぐに対応できます。
オリパチ製作者様へ。
今回の製作説明はAE,3D IN(略を使わなければならない為お金が掛かります。
数字製作は数十分程度でできるので、私でよければ、製作支援を行います。
3D状態では渡せませんがpsd,jpgファイルとして送ってやることが可能です。
希望の方はご連絡下さい。↓
htm_deshi@hotmail.com
3.パーツ製作、結合
パーツ製作なんですが、正直何のオリパチ作るかで全然違うと思うので、今回は自分がtestで作った図柄を参考にしてください。
と、思いましたが既に結合してしまっていて説明できませんでした。。。。
時間がなくて
図柄製作時間3分!
という時間で作ってしまい、かなりバランスも悪く、思いつきで作ったので適当ですが、下みたいな感じ
レイヤーは8つで構成しています。図柄数字が3D(略からpsdで抜き出したものです。
ここまで完成すればあとは図柄のキャラクターを綺麗に切り抜き図柄に貼り付けます。
これで7が完成したので、後はこれを1,3,5,9の分を複製し図柄数字とNameだけを変更すれば確変図柄は完成です。
単発数字は名前と数字を入れ替え、「A」のバックレイヤーと土台レイヤーのグラデーションの色(単図柄だから青~水色とか)を変更して複製すれば全図柄の完成になります。
単用にグラデーション変えるとこんな感じ↓
※図柄アニメーション(リーチの時キャラが動くやつ)を入れる予定がある場合キャラクター入れる前の段階の図柄、結合前の図柄をバックアップとしてとっておきましょう。
↑今後もphotoshopが使える人。
Photoshopの体験版を使ってる人はここまでを一ヶ月以内で完成させ、jpgなりbmpなりで保存すれば今後フリーソフトでのオリパチ製作が可能になります。
当然図アニを作る人はキャラなし版もjpg,bmpなどで保存。
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最終更新:2009年02月28日 12:18