演出関連について書いていきます。
TOPで紹介しているプラグインを使えばもっと簡単かつカッコイイのが作れるんですが、
一々、予告のためにプラグイン買うってのもお金が勿体無いですよね。
今回はプラグインなしの方法を書いていきます。
1.立体系ステップアップ予告の作り方
まずはこちらをご覧ください。
これが本家のステップアップ予告。
次にこちら
上の動画は自分がテストでアップロードしたものです。
この動画の6秒付近から出るステップアップと同じものを作っていきます。
ではまずステップアップの枠を作っていきましょう。
映像の周りを囲ってある銀とか金色の棒のことです。
とりあえずPhotoshopで作る方法を書いていきます。
まず適当なサイズのレイヤーを作成します。
(結構大きめに。正方形で。)
図柄製作のページ見れば分かりますが、まず背景からレイヤーへ変換してください。
次に、枠になるように中のレイヤーを切り取ります。
切り取る前に左右上下のサイズがばらばらにならないようグリッド線を表示します。
[ビュー]→[表示]→[グリッド] にチェック。
そしてサイズに合わせて中を切り取ります。
切り取り方はそこらのサイトで。
切り取ると下の様な状態。
切り取ったら次はレイヤー効果をあたえ枠っぽさをだします。
[レイヤー]→[レイヤー効果]を選択し、
ベベルとエンボス、輪郭、テクスチャ、グラデーションオーバーレイにチェックを入れ
編集すればステップアップのような枠が完成します。
テクスチャ、色などは自分のパチに合わせてください。
完成したらpsdファイルとして保存してください。
枠作りはこれで終わりで次にAEで組み立てて動かしていきます。
まずステップアップようのコンポジションを作成します。
もちろんステップアップ以外もAEで作っている方はそのプロジェクトの中にコンポジションを作成してください。
[コンポジション]→[新規コンポジション]
設定はデフォでかまいません。今回はステップアップ1を作るのでデリューションは6秒に設定します。
コンポジションを作成したら先ほど作った枠を読み込ませます。
読み込ませたらおそらく枠が恐ろしいくらいにでかいので自分の好きなサイズにしてください。
サイズを決めたら次にそのレイヤーを4つにコピーします。(コピーするものをクリックしてCtl+Cでコピー、Ctl+Vで複製)
この4つを組み立てていくわけですが、組み立てるには3Dレイヤーを適用しなければいけません。
上の画像見れば分かりますが、四角のところに4つともチェックを入れてください。
チェックが入れ終わったら組み立てていきます。
まずコンポジションのカメラが正面からだと綺麗に重ね合わせることができないのでカメラの方向を変えつつ綺麗に組み合わせていきます。
カメラの方向の変え方はコンポジ画面の下にあるアクティブカメラというところをクリックすれば変えれます。
アクティブカメラというのが正面になります。あとは言わなくても分かりそうなので説明は省きます。
まずはレフトビューにしましょう。
レフトビューなんていわずとも分かると思いますが左からみた状態です。
レフトビューにしたらまず綺麗に合わせれるようにグリッド線を表示します。
次に線が4つ映ってると思いますがこれが枠の横から見た状態ですね。
つまりこれを組み替えて箱を作ればステップアップの形ができるわけです。
では組み立ててみましょう。
4つの線を各A,B,C,Dと仮定しAは前,Bは後ろ,Cが上,Dが下と設定すれば四角形が完成します。
つまりAを前に置き、Bを後ろに下げ,CDを90度角度を変えて重ねればいいわけです。
ではCとDの角度を変えて横にしましょう。変え方は簡単で方向を90にするだけです。
あとはグリッドにあわせて綺麗に組み立てれば完成。
ではこれを正面から見てみましょう。
おそらく正面からみると横ズレもしてると思うので綺麗にあわせてください。
組み立てが終わるとこんな感じ
ここまで終わったら次は映像or画像を入れ回転させます。
では映像or画像を入れていきましょう。
ここは説明はいらないでしょうか?
枠にあわせて映像or画像を入れサイズや距離を合わせるだけです。当然、枠の下側に配置します。
※画像は3Dレイヤーにしてください。
上の画像はレフトビュー、横から見た状態です。映像の横の状態と青の枠の横の状態の距離をぴったり合わせます。
画像を枠の高さが違った場合はリサイズして合わせてください。
上の画像が画像と枠を合わせた状態を斜めから見た状態です。
ここまで完成したら次に回転と拡大を行っていきます。
まずレイヤーから[新規]→[ヌルオブジェクト]でヌルを1つ作成してください。
ヌルは作成したらステップアップの中心に配置させてください。
配置を変えたら枠や映像画像の親をすべてヌル1に指定します。
指定が終わったら箱すべてを小さくします。
ヌルのスケールを10にしてみましょう。すると先ほど組み立てたものがすべて小さくなると思います。
消えた状態から出現させるなら0にしましょう。
小さくしたら徐々に大きくし約2秒後に100になるように設定します。
次にX軸の回転をスケールが10の時に0、100の時に1回転するように設定します。
ここまでの設定かが完了し再生すれば
『小さい箱が回転しながら徐々に拡大し2秒後にAの画像を表示する』
という演出が完成します。
あとはAからBへと回転させながら画像or映像を上手く切り替えていきます。
切り替えからすべてが完了したらエフェクト、変動に組み込めば完成です。
2.ガラス割演出
今日はガラスを割る演出を紹介していきます。
ガラス関連の演出は旧CR北斗など色々な機種に使われています。
画面を割って違う背景にさせたり、図柄を割って違う図柄に変化させたりと、知っていれば多種多様です。
※有料プラグインは使用しません。
作る前にいくつか準備することがあります。
- ガラスにヒビが入っている画像を用意
- ガラスが割れる音声の用意
今からテストとして青空を夜空にするエフェクトを作ってみます。
まず、画像配布サイト等から持ってきたヒビ入り画像を読み込ませます。
次に背景が邪魔なのでレベルやトーンカーブ、彩度等といじりながら調整。
若干残るところもありますが、こんな感じ
次に、前者の画像、青空の方の画像と合成させます。
合成は加算と比較(明)で
レイヤー(L)→描画モード→加算、比較(明)
imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
そしてヒビの入る時間設定を行います。
aozora.jpgが空の画像で0123.jpgがヒビの画像です。
0123.jpgの方の時間を変えてヒビの入るタイミングを計ります。
下の画像の場合6秒後にヒビが入る設定。
この6秒ジャストに振動を与えるとさらにリアルになります。
wiggle、モーションブラー等。(ここの説明は省)
合成が完了したら夜空の画像を入れます。
画像を入れたら次に割る作業に入ります。
割るエフェクトは「シャター」というエフェクトを使用します。
シャターを入れる前に0123.jpgをコピーします。
これはヒビだけの役の画像と、砕ける役の画像の2つに分けるためです。
この様な感じに並べます。
下の0123.jpgの方が砕ける画像になります。
次に下の0123.jpgの方(砕ける側)にシャターを適用します。
適用したらまず、シェイプのパターンがレンガになっているのでガラスに変更します。
変更したら表示をレンダリングに変更。
ここまで変更したら割れる演出が一応完了します。
そして、割れると同時に夜空の画像も一緒に入れると仮版の完成。
後は、自分で自分用に変更するだけなので、好きなように値をいじって変更してください。
すべての調整が完了したら、最後にヒビ入りと割れる部分に音声をいれれば完了です。
3.ステップアップ横回転の作り方。
メールで上手く作れないとのメールがありましたので、書いていきます。
長方形だと上手くいかないとのことなので、その辺りだけ簡単にかきます。
まずは、上で説明した同じステップアップを作ってください。
一応ステップアップというのは、縦にしか回転しないので、見えない横は何もなく、中が見えるようになっています。
↓下の画像みたいな感じ↓
つまりここに、同じサイズの枠を用意して回転する方の上から上手く張ればいいだけの話です。
別の角度から見せるとこんな感じ。
あえて差が分かるようにラインを入れてみました。
上から見ると全くサイズがあっていませんが、正面から見る場合は、ズレが全く見えないのでわざわざ調整する必要はありません。
長方形を張るので当然、中心点がずれるのでそこは左or右への回転中に微調整をいれれば大丈夫です。
,
最終更新:2009年07月04日 17:45