イド
蜘蛛の魔女 その性質は傀儡
万人に知られることと同時に万人を知ることを求めた彼女は、自身を作りし人の真理すらも知ることとなる。人の思いは千差万別であること、その悪意を。その絶望が、彼女の呪いとなった。
その魔女はただ糸を垂らす。垂らした先には何もないように見える。だが、それは人の深層心理を操り、緩やかな滅びへと導く。小さな呪いを、たくさんの人に植え付けていく。
結界の大きさは小さく、テレビの砂嵐のような使い魔が散見されるが、それも強くは無い。糸を紡ぎ、切らさないための役割しか持たない。
この魔女を倒したくばただ戦えばいい。その極彩色の体に一撃を加えれば容易であろう。だが忘れてはならない。その絶望へ続く蜘蛛の糸は、彼女亡き後も、第二の彼女を生み出そうと、あの手この手を使って安価スレに伸びているのだから…
最終更新:2013年01月05日 22:58