透伊「んじゃ、次は俺かー」
結「おい、また神話生物ネタは勘弁してくれよ?」
透伊「分かってますよー。じゃ、話しますね」
日和「」ガクガクブルブル
紅「ひ、日和ちゃん大丈夫?」
透伊「んー、じゃあ俺の実体験を一つ。やっぱり怪談話の定番って言ったら人形ものだよなー。俺の研究所にも人形があった訳ね。
んで、俺が夜遅くまで研究室に篭ってると、不意に扉が開いた。研究所には俺しかいないし、メイドちゃんは既に休止モードにしてた」
紅(き、休止モード……?)
透伊「じゃあ誰が扉を開けたのか……簡単な話さ。人形が独りでに動いて、俺の背後に立っていた」
紅「えっ……!?」
透伊「まあその人形ってのが、俺が未完成のままほったらかしてたロボットだったんだけどなー」
紅「な、なーんだ。じゃあロボットが動いただけだったんだねー」
日和「お、脅かさないでください……」
アリス「じゃあ、次は結さんだよー」
透伊(……実はそのロボット、AIも何も積んでない外見だけの本当にただの『人形』だった、ってオチだったんだけど……ま、いっか!)
作者:邪魔イカ