エピソードオブフェンリル1

フェンリル「てめえ……何者だ?」

フェンリル(鏡)「"俺"は"お前"だよ、オリジナル」

魔獣「グルルルルルル……」

フェンリルは、自分と全く同じ姿をした人物と遭遇していた。その後ろでは、巨大な魔獣が見下ろしている。

結「あ……ああああああああ!!!!」

魔獣を見た結は、悲鳴をあげながら怯えるように逃げ出した。
しかし、ヌシと透伊は臆することなくフェンリルを追ってくる。

ヌシ「…………」

透伊「アーッハッハッハ!!!」

フェンリル「くっそ…!お前らいい加減正気に戻りやがれ!!」

フェンリル(鏡)「ッチ……うるせえ蠅供だ。やれ、『神殺しの魔獣』」

その言葉に応えるように魔獣が低く唸り、そしてゆっくりと前足を持ち上げた。

フェンリル「!!!」

透伊「ヒッヒヒヒヒヒヒヒ!!」

フェンリル「お前ら!!早くそこから離れろ!!」

 

作者:パラソル

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最終更新:2014年05月21日 22:34