【名前】サミュエル・ガブラス
【性別】男
【年齢】55
【罪状】監禁罪、労働法違反、強制労働、人身売買、贈賄罪、臓器移植法違反、寿命搾取
【刑期】無期懲役
【服役】2年
【外見】ひげを蓄えた恰幅のいい男。声が低く、威圧的なしゃべり方をする。
【性格】
倫理感が薄く効率主義。
ただし、娯楽産業の従事者らしく、奮起や逆転のストーリーを好むため、他人には主義を押し付けない。
結果至上主義で、自分に逆らっても結果を出せる人間には寛容。

【超力】
『劣化クローン』
耐用年月がオリジナルから差し引き、物体を増殖させられる異能。ひとつの対象に使えるのは6時間に一回が限度。
人間を増殖させると、自我が希薄な人間が出来上がり、代償として寿命がオリジナルから差し引かれてしまう。
オリジナルの寿命は必ずどのクローンよりも長くなければならないという制約があるため、
寿命マイナス一分のクローンを作って一分後にオリジナルを大往生させるなどといった芸当はできない。

【詳細】
映画・娯楽産業を手掛ける大手企業トゥルージョイフルプロダクションズの会長。
リアルよりもリアルらしくをモットーに支出を惜しまず、たった一回の撮影のために大がかりな舞台をセットすることは序の口。
本物のビルを使って建造物の破壊シーンを取り、エキストラにいたっては本当に死亡していた。
エキストラが超力で作ったクローン人間であることは彼の口から公開されており、グレー扱いだったが、彼の超力はオリジナルの人間に反動が還元されることが判明。
彼の会社の地下深くには裏社会から購入した多数のエキストラ役という名の奴隷が監禁されており、瀕死となった役者は臓器ドナーとしてリサイクルされていた。
このサイクルから逃げ出した一人のエキストラによって彼の悪事は告発され、映画のような大捕り物と裁判劇が始まってしまう。
結果として、告発者やその支援団体に敗北し、TJP社は解体。
リアルよりもリアルらしくを追求した彼は、最後は自分自身が国中を巻き込んだ勧善懲悪物語の悪役として倒されることになったが、
アビスへ連行される彼の表情はどこか満足げなものだったという。

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最終更新:2025年02月02日 11:30