【名前】ラバルダ・ドゥーハン
【性別】女
【年齢】44
【罪状】麻薬製造、密売、殺人
【刑期】無期懲役
【服役】1年
【外見】栗色の豊かな髪にはパーマがかかっている。三白眼でワイルドさを感じさせる女性。逮捕されても薄ら笑いを浮かべ、堂々としている。
現役時代は血のような赤色の中折れ帽子を好んでいた。
【性格】反骨精神が強く、女を舐めているような男を嫌い見下す。いざとなれば自身が銃を持ち戦い、カリスマ性も持っている。
移民や難民や売春婦と言った弱い立場の女性を利用するのが上手い一方で、余程のことがない限り見捨てることもない優しさを併せ持つ。
【超力】
『ラバス・フィシカス』
身体から棘の生えたキイチゴのツルを伸ばす能力。ツル自体はそれほど強靭ではなく、頑張れば千切れる程度だがこの能力の真価はそこではない。
他者に絡みつくと、刺さった棘から栄養として超力を発動するための体力を奪い取る。
やがて花が咲き、鮮やかな血の色をしたキイチゴが実っていく。
キイチゴを食すると、暫くの間超力をブーストする効果が得られる。

麻薬の使用者から体力を徴収し、麻薬を製造する超力の持ち主にキイチゴを与えていた。
裏切り者の処罰等にもこの能力を用いていた。
力を吸い取り尽くすと対象は死亡する。
自身の体力を消耗してキイチゴを実らせることも、一応可能。信頼する仲間を強化してピンチを切り抜けたこともある。

【詳細】
オーストラリアの裏社会において成り上がった麻薬女王「サイシン・マザー」。
元々ドラッグ使用率の高さが問題となっていたオーストラリアでは、「開闢の日」移行ではドラッグに関係した超力に目覚める者も多かった。
超力によって生み出される麻薬は効能も非常にバラバラだが、総称として「サイシン」と呼ばれた。

彼女はその可能性にいち早く気づき、不良仲間たちを集めて組織化しドラッグの販売ルートを構築した。
運び屋や売人として使える能力者も集め、オーストラリアはドラッグの輸入大国から製造に関しても大国へと変貌していく。
今までドラッグを科学合成するなら工場を摘発すればいいし、農場で原料を作るならそれを摘発すればよかった。
設備は大規模だし逃げていくこともない。
しかし自由に動く人間たちを高度に組織化されると、摘発は困難になるばかりであった。

しかし組織が大きくなると警察も本腰を入れて潜入捜査などを開始、また従来の中南米から輸入される麻薬を扱う組織との抗争も余儀なくされる。
当人もそのようなことが続くと疑心暗鬼となり、恋人をも信頼できず殺害を繰り返す。
信頼を試すかの如く、部下を使い潰すかのように厳しく扱い続け組織は弱体化していった。
血の繋がった子供だけを信用していたが、徐々に逮捕や死亡となり追い詰められていき最終的には当人も逮捕されアビスへ投獄された。

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最終更新:2025年02月04日 21:43