【名前】王 磊福(ワン レイフー)
【性別】男
【年齢】19(超力により8歳相当)
【役職】セラピードッグ
【外見】小柄で可愛らしい犬の獣人(いわゆるケモショタ)。立ち耳で、緑色の毛色に白のカウンターシェーディングが入る。
髪は緑から赤のグラデーション、緩くウェーブがかかり毛量が多くわしゃわしゃできる。赤い服をよく着ている。
緑眼に緑の麻呂眉がある。尻尾は緑の毛色でかなり太くて大きく、もふもふして触り心地が良い。
【性格】暗い過去を思わせない、明るく良くはしゃいだり話したりする距離感が近い性格。難しいことを考えるのは苦手で、直情的。
子供らしく好奇心も冒険心も豊富だけど、未知なものに対しては結構ビビったり怖がったりする。
でも看守の一員として働いている自覚はあり、規則はちゃんと守る。
【超力】
『呼汪汪!感覚毛毛的!軟軟的肉球!尾巴摇摇!』
小型犬の獣人となる常時発動能力。
フーワンワンと時々可愛く鳴き、毛皮はもふもふしていて、肉球は柔らかく、尻尾はよくブンブンと振っている。
小型犬のためか、超力の副作用として肉体と精神が人間の8歳相当程度より成長が止まっている。
特殊能力として殴られたり蹴られたりしそうになると、その瞬間だけ部分的に急激に毛が濃密に生え、ダメージを大きく軽減する。
【詳細】
とある田舎の農村に生まれた男の子。「開闢の日」より程無くして生まれる。
生まれた時より犬獣人の姿だったため、まだ超力に対して人々の理解が浅かったこともあり家族からは良くない扱いを受け育てられる。
虐待により殴られたり蹴られたりしたこともあったが、超力が上手く発動することで怪我からは大体逃れることができた。
しかし身体や精神の成長がある時期からほぼ止まってしまったため、将来も期待されなかった。
遂には家族に人身売買市場へ流され売られ、不幸なことに食用扱いとして買われてしまった。
しかし購入した主(ご主人)からは食用になるということを知らされず、美味しいものを与えられたり可愛がられながら育つ。
やがて虐待によって暗かった性格も、明るく人間好きな健全な子供らしい物になっていった。
そういう扱いは、いつか最高の状態で食用にするための前準備だったのかもしれない。
しかし彼にとっては今まで想像もしなかった幸せな日々だった。
そんなある日突然、警察の捜査が入りご主人は逮捕され彼は救出されることになる。
ご主人は過去の殺人(複数回の食人)により、死刑扱いでアビスへと送られた。
救出された彼はもちろん自分を売り飛ばした家には帰れないため、支援施設に行くか里親に迎えられるかなど今後の進路を考えることになる。
しかし、超力の副作用により精神が止まっているから学校に行っても周りに絶対に馴染めないだろうし周りにも迷惑をかけるだろうと心配していた。
そんな中で、ご主人から受けていた愛情は最終的には食用扱いだったとしても家族なんかよりずっと暖かかったと思いだす。
将来を事件処理の人々とも相談した結果、アビスへと付いていきセラピードッグのような扱いで就職することになった。
そうしてかれこれ7年ほど、ご主人以外にも動物好きな受刑者たち、そして看守たちに可愛がられながら精神の癒しとなっている。
周りが慌ただしい時なんかは空気を読んで邪魔しないように、心細いけど自室に入ってたりしてる。
一方で特別な仕事を何か任されると、役に立てると喜んでめちゃくちゃはりきりだす。
犬らしく鼻が利くため警察犬みたいに捜査に協力することもできなくはないが、他の看守の有能な超力があるため基本的には役に立たない。
むしろ触れ合ってる相手の食べてた物が分かったり、何となく嘘ついてるか分かったりとか、コミュニケーションに役に立ってる。
どうしても相性が会わない相手に虐待されそうになっても平気だけど、その日の夜は昔家族に虐待されていた夢を見てうなされてしまう。
最終更新:2025年02月08日 19:13