【名前】星 淫菩(ほし いんぼ)
【性別】男性
【年齢】54
【罪状】未成年者略取誘拐、詐偽略取、成り代わり
【刑期】無期懲役
【服役】1週間
【外見】だるだるにたるんだ禿げた男。ニタニタした笑みを浮かべる唇の隙間から覗く歯は黄色く、前歯が一本欠けている。
【性格】
天真爛漫で好奇心旺盛。楽天的だが甘えるわけではなく、正しいと思っTaこtoは……
―――上記は自称です――――――上記は自称です――――――上記は自称です――――――上記は自称です―――
自分が不幸なのはまわりのせい。
親ガチャと国ガチャがアタリならもっとまともな生活を送れたのにと愚痴りながら金を握ってギャンブル場に向かっていたどうしようもない男。
超力を得る前は、成功者を見ては嫉妬し、SNSで炎上させるのが唯一の生きがいだったが、
超力を得た後は他人の人生をつまみ食いして比較してはこいつは努力が足りないなと論評している。
【超力】
『SSR人生選べるガチャ』
ガチャとあるが実態は人生乗っ取り。
一日一回、数人の候補が現れる。その候補者と身体接触することで肉体を入れ替え、記憶すら得る。
【詳細】
~とある警備主任の回想~
日本の大手財閥、水瀬財閥のご令嬢がこのたび18歳の誕生日を迎え、めでたく成人と相成りました。
変装を見抜く超力を持った私は、バースデイパーティの警護に抜擢されましたが、
ご学友に到底ふさわしくない中年の浮浪者が混ざっているのはどういうことでしょうか?
使用人からも彼女のご学友からも知己のように扱われるその浮浪者はあろうことか、パーティの主役であるご令嬢の席に座り、こう述べたのです。
「うふふ、みなさま、ながらくお待たせいたしました。わたくしのティーパーティへようこそいらっしゃいましたわ♡」
「無礼者! わたくしを誰だと思っているの!? お父様に言いつけて、二度とこの国で太陽の下を歩けないようにしてあげるわ!」
などとわめく中年の浮浪者を警察に引き渡して、私はその日の仕事を終えたのでした。
最終更新:2025年02月08日 19:14